ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ネアカヨシヤンマ 2017<7月②>

2017-07-25 | ネアカヨシヤンマ

<7.20>

落着いた産卵個体

前回から4日後、再びネアカヨシヤンマの産卵撮影です。晴れたり曇ったりで風があり、最高気温は32℃。
11時過ぎに最初の産卵を見てから、曇りがちの3時間程は殆ど活動がなく、探雌の♂も滅多に現われません。
半ば断念した14時20分頃、2♀続けて飛来しました。気温が影響するのか、何時来るのか全く読めません。

2頭目の♀が産卵意欲旺盛で、約40分間に亘り狭い湿地に何度も姿を見せました。

♀ 産卵 約20秒間産卵




この場所ですっかり落着き、約2分半の産卵。少々の接近では逃げません。漸くゆっくり撮影できました。









1分15秒間の産卵休止


産卵再開


産卵再開後、約15分間湿地内を転々として完全に休止


最初に来た♀です。




2017.7.20 埼玉県

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オオシオカラトンボ 2017<7月>

2017-07-24 | トンボ科

<7.19>

おびただしい数

アオヤンマの池から移動してマルタンヤンマの産卵撮影に向かいましたが、この日は飛来せずに終わりました。
狭い池におびただしい数のオオシオカラトンボが飛び回っていました。シオカラトンボもいますが、少数派です。
♀が池に来ると即刻交尾が成立。♀が拒否するケースはまずなく、どのトンボよりも捕捉率が高いようです。
♂が多いので連結して交尾態なると1分程飛び回って静止はしません。交尾を解いた♂は必ず産卵警護します。

交尾態 飛翔


産卵する♀と警護の♂ 




♀ 産卵




交尾して産卵警護する♂が、次に飛び込んできた♀を捕えて交尾態になりました。

先に交尾して産卵する♀の近くを飛ぶ交尾態


2♀と交尾した♂が産卵警護



2017.7.19 神奈川県

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アオヤンマ 2017<7月②>

2017-07-23 | アオヤンマ

<7.19>

梅雨明け 

7月に入ってから、局地的な雷雨は別として都内では殆ど雨が降らない日が続き、漸く梅雨明け宣言されました。
暑い日の連続ですが、少し気温が下がるようなのでアオヤンマの様子を見に行きました。最高気温31℃。
終盤が迫るなか探雌行動が活況で交尾態の目撃は3対。いずれも樹木に飛び、しっくり撮れませんでした。

最初の交尾態です。到着早々、葦原から飛び出して近くの枝に止まりましたが、風に揺られ一瞬で飛びます。

交尾態


移動後の交尾態を発見するも、再度飛ばれました。大概、樹木では落着きますが、かなり敏感でした。



2対目。近くに止まっていた交尾態に気付かず樹上に飛ばしました。交尾が終りかけていたようで5分程で解除。



連結態 交尾後


3対目。林内を飛んでいた交尾態が面白い場所に止まりましたが、すぐに移動して行方不明でした。




2017.7.19 東京都

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ネアカヨシヤンマ 2017<7月①>

2017-07-22 | ネアカヨシヤンマ

<7.16>

湿地は蒸し風呂

今季は夏のヤンマの活動が早い様子です。出遅れないよう、早めにネアカヨシヤンマの産卵撮影に行きました。
結果は当り日で、初日にして成果あり。ただし、風のない湿地内は蒸し風呂で息苦しい状態。最高気温35℃。
3時間程の間に、多分同じ♀の再来を含めて数回の産卵を目撃しました。時期が早のかいずれも落着きません。

11時半頃、最初の♀が飛来。若い♀がストロボ光に反応したか、1回のシャッターで飛んで姿を消しました。

♀ 産卵


1時間20分後、2回目の産卵。やはり落着かず5秒程で飛びましたが、目の前に来たので撮影できました。





短い産卵の後、湿地内を約1分間飛び回って20分以上休止。産卵を再開したものの、すぐに飛び去りました。

♀ 静止




♀ 産卵 別個体


この日最長の約1分間の産卵




2♂が探雌に飛来して、たまに出会うと争っていました。なかなか止まりませんでしたが、一瞬の休止です。

♂ 静止



2017.7.16 埼玉県

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ヒメサナエ 2017<7月>

2017-07-20 | サナエトンボ科ヒメサナエ属・オジロサナエ属

<7.15>

積年の課題

積年の課題であるヒメサナエの産卵撮影。丁度よい時期に行って、初めて撮影できました。最高気温34℃。
13時過ぎ、数十m間に♂が10頭以上待機し間違いなく♀が来るはず。とは言えあまりの密度で不安でした。
案ずることはなく、♀は目立たない所に降りてきて素早く産卵しました。♂は気付かないことが多いようです。
約3時間で数回の産卵を目撃しました。♂が捕捉して交尾に至ったのは2例です。

最初の産卵は14時過ぎ。ホバリングしながら卵塊を造り、時折打水します。約30秒間の産卵でした。

♀ 産卵


卵塊が出来たところ


別個体です。極狭い範囲内で約25秒のホバリング。







上の拡大 背景と同色で見づらい卵塊


♂が多いので静止での卵塊形成はないと想定しましたが、そうでもないようです。

静止時は見逃したものの飛立った♀


打水


♂ 静止 縄張り行動










♂同士、時に激しく争いますが、こんな光景も


縄張り争いで水没した♂

2017.7.15 東京都

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