ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ヤブヤンマ 2018<7月④>

2018-07-24 | ヤブヤンマ

<7.17>

猛暑日の交尾と産卵

前回から1週間後、暗い池のヤブヤンマを見に行きました。正午前に着くと、ぶら下り状態の♂が見られました。
暑さで不活性を危惧しましたが、正午過ぎに産卵が始まり13時頃から探雌行動が活発化。最高気温35℃。

14時20分頃、林から交尾態が飛び出し、開けた空間を旋回後、高い梢に止まった着地点を見届けました。
斜面を登って撮影可能な位置を探しますが、角度は限られます。終了前に帰りましたが、交尾は1時間20分超。

交尾態






到着時から1時間以上ぶら下がり状態の♂




別個体 林内を執拗に探雌して休止


最初の産卵です。飛来時はかなり神経質でしたが、落着いて約45分間産卵しました。

♀ 産卵








♀ 飛翔 産卵移動


♀ 静止 産卵後休止




2番目の♀は複眼が完全にブルーの個体です。最初の♀が産卵を終えてから約20分後に飛来しました。
産卵中に交尾態が飛んできたので終了まで見届けていませんが、1時間以上産卵を続けていました。

♀ 産卵






15時10分頃から30分頃までに続いて3♀が産卵。3番から5番目のうち4番目の♀です。

♀ 飛翔 産卵に飛来


♀ 産卵




♀ 飛翔 産卵移動


♀ 産卵 5番目の個体


3番目の♀は、老熟のためなのかよく分かりませんが、複眼が黒化していました。ここまで黒いと不気味です。
動きが鈍く衰弱している様子でした。それでも産卵します。

♀ 産卵


♀ 静止




前回、珍しく未成熟♀に度々遭遇した旨を記しましたが、不思議なことに今季3頭目を目撃しました。
これまでのなかで一番成熟度が低く、複眼がまだ灰色の♀です。

♀ 未成熟 羽化後間もない個体



2018.7.17 東京都


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