goo blog サービス終了のお知らせ 

ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

サラサヤンマ 2023<5月②>

2023-05-27 | サラサヤンマ

<5.25>

水浸し

サラサヤンマの生殖活動が活発になる頃ですが、2日前の豪雨によって湿地は想定した以上に酷い水浸しでした。
♂が極端に少なくどうなることかと心配しましたが、♀は順調に現われて水のない場所で産卵基質を探します。
しかし、3♀が少ない♂に極めて効率よく次々に捕捉されました。2♀は産卵前でした。交尾態は行方不明です。

1♂のみになってから、縄張りから離れた朽木に着地した♀が悠々と産卵。晴れたり曇ったりで現地は23℃。

13時頃の産卵 4番目に飛来した♀ 途中2回飛んでも同じ朽木に戻って約18分間留まった












12時45分頃の産卵 3番手で飛来した♀ 前の2♀が捕捉された後で漸く約3分間産卵 


枯葉が邪魔して飛立ったところ♂に捕捉された


日が射すとホバリングを始める♂






短いホバリングで度々静止



2023.5.25 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラサヤンマ 2023<5月①>

2023-05-07 | サラサヤンマ

<5.3>

発見遅れて

恒例のサラサヤンマの羽化撮影。どうせならピークの日に合わせて行きたいものですが、そううまくはいきません。
結果は、少し出遅れたようで1♂、2♀の羽化。他には前日の居残り1♀、羽化不全2♀。羽化殻は2桁の確認。
分散して羽化している気配で前日の方がよかったのかも。朝方に冷え込み最低4℃、最高気温26℃。

最初の発見は到着20分後、年毎に変わるポイントが絞れず遅れました。目が慣れない一巡目では見落しています。
というわけで、今回も殻から抜けた個体ばかり。一発で見つけられないのが情けない。

♀ 羽化 9時10分頃




9時30分頃 翅の伸長


9時40分頃


10時頃


11時30分頃 腹部の伸長


11時頃


12時40分頃 開翅




ほぼ同時に羽化した♀ 9時20分頃






9時50分頃 翅の伸長


10時45分頃 腹部の伸長


12時30分頃


12時40分頃 開翅


♂ 羽化 見逃していて10時頃の発見




10時30分頃


12時15分頃 開翅の約30分前 12時40分から45分にかけて3頭とも開翅


居残りの♀ 正午過ぎに飛ぶ

2023.5.3 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラサヤンマ 2022<6月>

2022-06-08 | サラサヤンマ

<6.2>

水引かず

前回から4日後、3回目のサラサヤンマです。♀の目撃が少ないまま6月、落着いた産卵が撮影できていません。
湿地から水が引かず、産卵ポイントは悪条件。要所に♂が待機していて今回も苦戦は免れない状況でした。

13時10分頃、1♀が産卵を始めましたが、草のなかで撮影不能。10秒程で外に出て数ヵ所を移動しました。
追いましたが、飛来から約6分後、落着く前に♂に捕捉されました。今季の産卵は相性が悪い。気温は27℃。

♀ 産卵 草間から出て2回目の着地 8秒で移動




3ヵ所目で少し落いて約30秒間の産卵  着地するのは周辺がやや乾いた所ばかり


ここは産卵せず一瞬で移動


草のなかに入り込む ここでも落着かず8秒で移動






産卵場所が気に入らなかったか、ここでUターン。50m程飛んで最初の着地点を通過して先に進みます。
♂を巧みに避けて移動していると思っていましたが、縄張りエリアに突入。予測するまでもなく連結されました。
連結態は珍しく一旦草に止まり、♂はタイミングを見計らって飛び、旋回中に移精し交尾態で上空に消えました。

連結態 約1分15秒間の静止 

2022.6.2 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラサヤンマ 2022<5月③>

2022-05-30 | サラサヤンマ

<5.29>

再び交尾態

4日後のサラサヤンマ、再び交尾態が撮れる所に止まりました。シーズンに2回、別の日に撮影したのは初めて。
地上約4mで前回より高いものの光線状態は良好でした。風通しがよい林内で30℃、地域の最高気温は33℃。
この日は丹念に探雌する♂が見られた一方、全般的には♂の数は少なく不活性。さすがに暑すぎたのでしょう。

交尾態 撮れる所に止まる 交尾時間は約18分間






交尾解除直前 ♀が動き始める


交尾解除後の♀ 35秒間暴れ回って連結を解く




連結態 解除直前


連結解除後の♂の様子 30秒で飛ぶ






15時まで待機しましたが、♂が少なくても産卵は見られず。他には飛来して産卵前に♂から逃れた1♀を目撃。

産卵後と推察される♀ 綺麗な個体



2022.5.29 埼玉県 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

サラサヤンマ 2022<5月②>

2022-05-28 | サラサヤンマ

<5.25>

気温上昇

サラサヤンマの羽化撮影から約3週間が経過、同所で生殖行動が活性化する頃。気温が上昇する予報に期待です。
交尾態3対を目撃し、着地を見届けた1対を久々に撮影。こういう日は産卵が撮れません。最高気温28℃。

13時45分頃、ホバリングを止めて地面すれすれの葉裏に隠れていた♂が、産卵に飛来した♀を捕捉しました。
♀の通り道で待ち伏せての連結。あまり旋回を重ねずに交尾態になって高さ3m半程の木の葉に止まりました。
何とか撮れる位置でしたが、交尾後も♀が暴れてどんどん角度が悪くなる始末。約13分間の短い交尾でした。

交尾態




交尾を解いた♀は非常に激しく動いて、45秒後に連結を振りほどいて飛びました。

交尾を解いた連結態




連結を解いた後の♂ 30秒程で飛ぶ 


産卵の目撃は1♀のみ。♂が接近して20秒で逃げました。上の例を含め3♀が産卵前に捕捉されています。

♀ 産卵 14時20分頃




♂ 縄張り行動






♂ ホバリング




蜘蛛の糸を付けたまま飛ぶ♂

2022.5.25 埼玉県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする