ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

アサヒナカワトンボ 2021<4月>

2021-04-25 | カワトンボ科

<4.23>

正午を合図に

ヤマサナエの羽化を撮影した鎌倉の小川では、早くもアサヒナカワトンボの生殖活動が盛りになっていました。
例年なら20日過ぎにちらほら姿を見る程度です。正午を合図にするように♀が飛来して、次々に交尾、産卵。

♂ 飛翔 縄張り行動


連結態 移精


交尾態


交尾後




♀ 産卵





2021.4.23 神奈川県

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アサヒナカワトンボ 2020<5月>

2020-05-23 | カワトンボ科

<5.14>

副産物

ダビドサナエ待ちの2日間に撮影したアサヒナカワトンボの生殖行動です。初日の連結態の目撃は1対でした。
橙色翅型♂が♀を捕え数十秒間の交尾後、♀は殆ど移動せず産卵。2時間以上に亘る産卵の間、♂が警護します。
単独で飛来する時と異なって♀はすっかり落着き、珍しく警護が続いたのは♀が少ない証左でしょう。
滅多にない長時間の観察は、ダビドサナエの産卵待機の副産物でした。

交尾態


警護の♂ 他の♂が接近すると追払って戻ってくる


産卵の♀と警護する♂ 


♀ 産卵










♀ 静止 別個体

2020.5.14 神奈川県


<5.15>

橙色翅型と無色翅型♂の生殖行動

2日目、同じ小川にダビドサナエの産卵狙いで行き、この日もアサヒナカワトンボの生殖行動を観察しました。
♂は午前中から流れに出て♀を待ちますが、♀が飛来するのは大概午後になってからです。
橙色翅型♂、無色翅型♂双方の生殖行動が見られて、面白いシーンも目撃しました。

橙色翅型♂の交尾態


交尾を解いた瞬間 産卵は見失う


無色翅型♂を殆ど見ないなか交尾態を目撃。約1分間の交尾後、♀は産卵の気配なく逃げるように姿を消します。

無色翅型♂の連結態


交尾態


無色翅型♂が産卵中の♀を捕え交尾。交尾後、♀は何事もなかったように産卵続行、♂は警護せず飛び去ります。

無色翅型の♂の交尾態


♀ 産卵






産卵を続ける♀に、今度は橙色翅型♂が突進して直ちに交尾。約1分間の交尾後、♀は淡々と産卵再開しました。
無色翅型が橙色翅型♂の縄張りに来る♀を横取りしたり、産卵する♀を探して交尾することが知られています。
今回は逆パターンでした。ただし、無色翅型♂より先にこの♂が交尾していて再交尾に及んだ可能性があります。
交尾後の行動の違いは、♂が産卵警護したことです。観察例が少ないので、たまたまかもしれません。

交尾態


産卵の♀と警護する♂


♀ 産卵

2020.5.15 神奈川県

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アサヒナカワトンボ 2019<5月>

2019-05-25 | カワトンボ科

<5.23>

交尾即産卵

二ホンカワトンボとアサヒナカワトンボが共存する当地域の♂の翅色の特性から、アサヒナとして記録しました。
渓流では橙色翅型♂、無色翅型♂が見られ、前者は二ホンで少数、後者はアサヒナで個体数が圧倒的です。

交尾態が早瀬の岩に着地して交尾を解くと、♀はその場で瞬時に産卵を始めました。初めて見るパターンです。

交尾態


交尾を解いた瞬間 ♀は産卵開始






♀ 産卵 別個体


移精


交尾態

2019.5.23 岐阜県

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アサヒナカワトンボ 2018<4月>

2018-04-10 | カワトンボ科

<4.8>

早い羽化

昨年ダビドサナエの産卵を見た鎌倉の水路に行き、羽化を探しましたが、少々早いのか見つけられませんでした。
代わりにアサヒナカワトンボを撮影。当地で成虫を見るのは例年20日過ぎで、こちらは早い時期の羽化か。

♂ 羽化




約30分後


1時間半後

2018.4.8 神奈川県

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ハグロトンボ  2016<10月>

2016-10-12 | カワトンボ科

<10.6>

交尾から産卵

夕方、通りがかりに小川を覗くとハグロトンボが水面で交尾中。他の♂は離れて縄張り争いして邪魔が入りません。
遠目でしばらく見ていると、交尾を解いて産卵を始めました。数分間足を止めて一連の行動を撮影。

交尾態


交尾を解いた瞬間


♀ 産卵




警護の♂はいつまでも腹部を反らせていた



2016.10.6  栃木県

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