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ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2017<10月>

2017-10-13 | ミルンヤンマ

<10.9>

出が悪い

気温が上がる予報、3回目の西多摩のミルンヤンマ行きました。地域の最高気温は27℃、林内は22℃で推移。
前々回、前回と♂の出が悪い要因は低気温と考えていましたが、この日も左程変わらず、今季は少ないようです。

前回は4日前。気温は18℃前後で、15時には16℃を下回りましたが、前々回よりは♂の活性がありました。
産卵の目撃は3回あり、1♀は目の前で♂に捕まり交尾態に。ピントが合わず、悔しい思いをさせられています。
撮れた産卵はこれのみで、♂が接近し、シャッターを切った途端に逃げました。♂の飛翔は全くヒットせず。

♀ 産卵

2017.10.5 東京都

この日は♀を見ないまま時間が経過して14時過ぎに漸く産卵に飛来した♀を目撃。しかし、一旦見失います。
近辺を探していると、細流の手前に潜り込む姿が見え、慎重に接近して暗闇のなかで産卵する♀を発見しました。
すでに落着いており、極近くから撮影。約25分間の産卵でした。

♀ 産卵




飛立ち数10㎝移動










♂は数が少なく13時頃まで殆ど姿なし。飛来の頻度が低く、今回も探雌飛翔が思うように撮れませんでした。
残念ながら今季はこれで諦めるしかないようです。

♂ 飛翔







2017.10.9 東京都

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ミルンヤンマ 2017<9月②>

2017-09-30 | ミルンヤンマ

<9.30>

皮肉にも

昨日でミルンヤンマの産卵撮影は一区切り。いつもの谷では滅多に見ない探雌行動の撮影に西多摩に行きました。
しかし、気温が20℃に届かず、♂の活動が低調で期待外れ。皮肉なことに、♂が少ないので産卵は活発でした。
細流を巡回する♂から姿を隠し、広範囲で産卵するので見つけるのは容易でありませんが、数回目撃しました。

14時頃、最初の♀が飛来。想定外の開けた明るい場所です。周辺を移動し2分程産卵して上流に飛び行方不明。
これまでの谷とは産卵環境が大きく異なり、気分を一新しての撮影でした。

♀ 産卵






14時20分頃、上流に次の♀が現われました。先程とは別個体のようです。草に覆われた奥の朽木で産卵。
飛来を見ていないと分からない水面から1m程の目立たない場所。この日の最長、約15分間の産卵でした。









15時近くの産卵です。姿を隠せない場所では相当敏感で10秒程で移動しました。





産卵場所を探す♀の様子。草のなかの朽木がターゲットのようです。

♀ 飛翔






一瞬の着地、この様な場所で産卵しようとするので厄介です。上とは別個体です。

♀ 飛翔


♀ 静止 産卵休止


♂ 静止 捕食




探雌して流れを飛ぶ♂は、2、3頭しか見ませんでした。目論見が外れました。

♂ 飛翔



2017.9.30 東京都

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ミルンヤンマ 2017<9月①>

2017-09-29 | ミルンヤンマ

<9.29>

意地でも

8月下旬、ミルンヤンマの産卵撮影に行く谷で2♀を撮影して、今年も順調と記しましたが、その後はさっぱり。
9月は週2回のペースで観察に行きましたが、♀の出現率は極めて低調で、そもそも個体数が少ないようです。
例年のポイントには現われず、コシボソヤンマの産卵終了の中旬以降、シャッターを切れない日が続いています。
行く日が悪いのか状況を見極めたい一方、意地でも産卵を撮影したい気分。当地は最後のつもりで行きました。

まずは、上旬の産卵から。これまで9月に撮影したのはこの♀のみ。全く落着かず数秒間で姿を消しました。

♀ 産卵

2017.9.5 神奈川県

さて、前日は大雨でしたが、当所では流れが急になることはありません。谷の気温は低く20℃前後で推移。
10時頃、いつもより下流で探雌行動が見られ、場所を変えて待機。11時20分頃、久々に♀が現われました。
2分程周辺をうろうろして倒木の陰に入り込みます。先日、見失った辺りで着地を見ないと分からない所です。

♀ 産卵


接近すると1分程で産卵を止め、すぐ上の葉の裏で休止しました。かなり老熟した個体です。

♀ 静止 産卵休止


降り立つ直前、腹部を曲げて産卵を試すような動き


産卵意欲が旺盛のようで、2分もしないうちに降りてきて産卵を再開しました。

♀ 産卵










約19分経過、接近し過ぎてしまい再び産卵を中断しましたが、飛び去ることはありませんでした。

♀ 静止 産卵休止




今度も短い休止、約4分半で降りてきました。余程気に入ったのか、同じ倒木の同じ断面で産卵再開です。

♀ 産卵










倒木の下に潜り込むと、姿を確認するのが困難な状態です。死角になり、探雌の♂も見つけることができません。
反対側に出てくるところを待っての撮影です。産卵時間は、短時間の産卵休止を含めて約55分間でした。
諦めずに行って最後に落着いた♀が現われ、ゆっくり撮影することができました。



♀ 静止 産卵休止

2017.9.29 神奈川県

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ミルンヤンマ 2017<8月>

2017-08-25 | ミルンヤンマ

<8.22>

今季も順調

3日前は姿を見なかったミルンヤンマ。まだ早いとは思いつつ同じ谷に行きました。最高気温は前回同様32℃。
行って正解。2回目で産卵が撮影できました。しかも2♀が飛来、今季も順調に生息しているようです。
ただ、数年ぶりに大量発生のスズメバチには閉口させられます。コシボソヤンマの♀は通過したのみでした。

11時過ぎ、シダに潜り込む♀を発見。出てきたところで探雌のコシボソヤンマに驚いて姿を消し逸機しました。
産卵途中なので再び来るはず。約30分間待つと降りてきて上流に向かい珍しく日が当たる朽木に着地しました。

♀ 産卵


3分程辺りを飛び回ってから、大きな朽木に着地。この時期にしては落着いて約20分間産卵しました。







落着いたのは撮り難い所で、そこから動きません。撮影時間は十分でも最後まで望む位置には来ませんでした。



朽木の側面への産卵を真上から撮影




撮影中に次の♀が産卵に入りました。同じ朽木に着地しようとしましたが、先の♀に威嚇されて姿を消します。
先の♀が産卵を終えてから約30分後、おそらく逃げた♀が再び現われました。若くて綺麗な個体です。
例の朽木には近寄ろうとはせず、産卵場所が分かっていないのか、流れの中の石に何度も止まりました。
約40分間、飛来しては消える繰返し。敏感で数秒で移動します。その分、多様なパターンが撮影できました。

♀ 飛翔 産卵移動


♀ 産卵










♀ 静止 奥まった低木に休止


帰り道、未成熟♀が飛び出して梢に止まりました。まだまだこれからです。

♀ 未成熟 静止

2017.8.22 神奈川県

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ミルンヤンマ  2016<10月②>

2016-10-09 | ミルンヤンマ

<10.4>

再度出直し

一日おきに雨が降り、10月にも拘らず晴れれば真夏日。この日は都心で32℃を記録する異常気象でした。
2日前に出が悪かった西多摩のミルンヤンマ、この時期、この気温下での活動の様子を見ておきたいところです。

気温は前回よりやや高い程度でしたが、♂が倍以上の頻度で現われ、珍しく短いホバリングも見られました。
♀が活発であったことが影響したのでしょう。正午近く、摂食して飛び回って休止した♂からスタートです。

♂ 静止




13時頃になって漸く♂が流れを飛び始めました。探雌行動の様子です。

♂ 飛翔












上流、下流双方から現われて、流れに沿って岸の陰と山側の斜面を交互に探雌していきます。斜面を探す♂です。





この日も産卵に遭遇しました。13時40分頃から約7分間産卵して休止。

♀ 産卵





♀ 静止 産卵休止


30秒程で飛立ち、新たな産卵場所を探して辺りを飛回ります。



結局、元の場所に戻って橋の下に潜り込みました。ここではすっかり落着き、約10分間産卵。

♀ 産卵






次の♀は15時半頃に現われましたが、全く落着きがなく、すぐに見失いました。これにて終了です。

♀ 産卵

2016.10.4  東京都

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