ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ムカシヤンマ  2016<5月>

2016-05-28 | ムカシヤンマ科

<5.24>

運次第

岐阜のムカシヤンマ の産卵撮影です。東海地方は連日の真夏日ですが、谷に降りると涼しく、暑さを感じません。 
待機する♂が少なく、昨年の半分程度しか見ません。しかも、敏感な個体ばかり。♀が少ない予感がします。
広範囲で産卵するので、どこで待つかが勝負の分かれ道。昨年のポイントに賭けることにして、拠点にしました。

しばらく待機して11時頃、気になった周辺を見に行くと、崖上方で♀が動いた気配。数分後、姿を見せました。
♂の近くをすり抜け、近くの崖で産卵。落着いて産卵したのはこの♀のみで、偶然見回った場所での遭遇でした。
産卵撮影は運次第、出直しも覚悟していましたが、1回で撮れて安堵しました。

崖の中程で待機する♂


最初の着地点は明暗があって撮りにくい場所ですが、撮れるうちに撮っておきました。

♀ 産卵


30秒程で上方に飛び、約20秒産卵


次は草陰に入りましたが、崖に沿って横に飛んで絶好の場所に出てきました。ここで少し落着き約20秒の産卵。







もう一度移動。いよいよ崖の端まで来ました。横からの撮影もこれがぎりぎりです。



崖伝いに約3分間の産卵でした。崖の外れの明るい場所で約1分半休止して上空に飛びました。

♀ 産卵後




この後、当初の場所に戻って3時間待機。2♀が産卵に来ましたが、いずれも落着かず、崖の上に飛びました。
正午前に現われた♀です。滞在時間は約30秒。思うような位置からは撮れませんでした。

♀ 産卵


正午過ぎに現われた♀です。先程と別個体です。数秒で姿を消しました。崖の上に産卵適地があるのでしょう。



縄張りの♂です。

♂ 静止









2016.5.24 岐阜県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ムカシヤンマ 2015<5月>

2015-05-26 | ムカシヤンマ科

<5.22>

念願の産卵撮影

かつてギフヤンマといわれたムカシヤンマの撮影に岐阜に行きました。時期が読めませんが、狙いは産卵です。
谷筋の広範囲で♂が縄張りしています。午前中に産卵場所を下見するように♀が飛来した辺りで待機しました。

12時半頃、多数の♂をかいくぐって低い所から♀が現われ、数mの範囲で約3分間産卵して崖上に消えました。
念願の産卵撮影でしたが、余りにもあっけなく、しかも見上げる角度。同じ場所で次を待つことにしました。

♀ 産卵






約40分後、次の♀が飛来。先程とは別個体です。今度は低位置でも、崖の最下部の谷底でかなり暗い場所です。
やはり1ヵ所に留まらず、移動しつつ約4分産卵しました。待機場所の選定が難題でしたが、まずは正解でした。
この後は、1時間半待っても♀は飛来しませんでした。











縄張りの♂です。岩壁から地面まで多様な位置で♀を待ち、バトルも見ました。♀の捕捉の目撃はありません。

♂ 静止

















2015.5.22 岐阜県

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする