鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

逆転劇の舞台裏

2013年05月28日 | Weblog
鹿島、鮮やかな逆転劇。選手たちは試合のベクトルをどう変えたのか?
25日、ホームにFC東京を迎えた鹿島アントラーズ。2点を先制される苦しい試合展開の中、後半の3ゴールで鮮やかに逆転。鹿島は前後半で何を変えたのか?

2013年05月27日
text by 田中滋 photo Kenzaburo Matsuoka


2点のビハインド。突破口はどこに?


【写真:松岡健三郎】

 全員がすばやく帰陣して自分の受け持つポジションに着く。鹿島の選手たちが攻めに転じようとするときには、すでに美しい守備陣形を整い、攻撃を待ち構えていた。

 前半のFC東京の守備は、美しいバランスを保っていた。DFラインに4枚、中盤に4枚、そして2トップも自陣にセットする陣形はラインも高く、中盤をコンパクトにするため、楔を打ち込むスペースはほとんどない。

 突破口を開こうと、相手の背後にロングボールを送り込むが、そのセカンドボールの集散についても相手の方が反応が早い。前半、攻撃の糸口はほとんどつかめなかった。

 それでも、李忠成の1点だけならダメージは少なかったかもしれない。しかし、前半終了間際、パスワークで守備を崩され、最後は渡邉千真が鋭いシュートをゴールに突き刺す。2点のビハインドを背負ったときは、さすがに勝機を見いだすのは難しかった。

 ポイントは、ベクトルを変えることにあった。タッチラインに開いた野沢拓也や遠藤康にパスが入ると、ボランチの高橋秀人や米本拓司がボールを奪いにアタックに走る。つねに前を向いたベクトルは、ボールを奪った後の攻撃の推進力にもなっていた。これを、ゴールに戻りながら守備をする、後ろ向きのベクトルに変えることが、鹿島の突破口と言えた。

 ハーフタイムで冷静に戦況を見つめた選手たちは、少しずつポジションを変えている。

「前半は中途半端な位置を取っていたんですが、後半はセンターバックと同じ高さにするようにしました」

 この日は右サイドバックに入っていた青木は、岩政らセンターバックの横に位置取ることで、ロングボールを蹴る場合でも正面からではなく斜めからの角度を付けることを考えていた。

 また、FWと同じ高さに立って、裏のスペースを狙うことが多かった中盤の遠藤も「前の選手が攻め急いでいた」と振り返り、中盤でのセカンドボールを支配することに意識を変える。

FC東京の綻びを生んだ鹿島のポジションチェンジ

 サイドの選手たちが少しずつポジションを後方に下げたことにより、FC東京の選手たちは彼らを捕まえるために、少しずつ前に出なければならなくなった。
 
 そのちょっとした変化が前半にはなかったスペースを生む。47分、ロングボールを岩政が弾き返し、そのセカンドボールを遠藤が拾ったのだが、相手ボランチの横のスペースでボールを受けた遠藤はほぼフリーの状態だった。

 その後、柴崎、ダヴィ、大迫と繋いだパスに対し、前に出るベクトルを働かせたのは柴崎にプレスをかけた米本のみ。最後は大迫がきっちりとゴールを決め、前半には無かったゴールに戻りながらの守備を強いることに成功したのである。

「1点取った時点で、これは逆転できるな、という確信に変わりました」

 セレーゾ監督が、試合後に述べた通り、このゴールによってスタジアムの雰囲気は一変する。鹿島の2点目は、大迫に二人のマークがついてしまったことで遠藤がフリーになったところから。3点目は、試合の流れに入れなかった交代選手の通常では考えられないミスから。わずか18分の逆転劇ではあったが、その怒濤の流れの変化は圧倒的だった。

「FC東京さんに対する守備というのは体力も消耗するし、頭も使わないといけないなかで、後半、選手たちが運動量、あるいはパワーダウンせずギアチェンジしてこれだけのサッカーを見せられたことは非常に満足しています」

 セレーゾ監督は、わずかな隙を見逃さず、逆転勝利という結果を残した選手たちを最高の笑顔で讃えていた。

【了】


FC東京戦を振り返る記事をフットボールチャンネルに寄稿する田中滋氏である。
劇的逆転を何故成し得たかを語っておる。
サイドのポジション変更が鍵であったとのこと。
青木のコメントから察すると、選手間の意思疎通にて行われたように受け取れる。
それだけのチームを構築した指揮官の手腕が素晴らしい。
これからも多くの逆転劇を演出してくれるのであろうか。
今季の鹿島の躍進に注目である。

サッカーマガジン FC東京戦寸評

2013年05月27日 | Weblog
2013.5.25 J1第13節 鹿島×F東京 寸評・採点・布陣
2013-05-27

鹿島 3 ― 2 F東京
■カシマ■17,969人■晴■16.4℃■主審:飯田(5.5)
■得点(アシスト)
(鹿)47分:大迫(ダヴィ)、56分:OG、65分:大迫
(F)7分:李、44分:渡邉(李)
MATCH REPORT
序盤からハイプレスでペースをつかんだF東京は、7分に李忠成が先制。44分には渡邉がミドルシュートを決めて、最高の形で折り返した。しかし、後半は全体のラインが間延びし、47分に速攻から大迫に決められると、その後はミスから2失点。まさかの逆転負けを喫した。
Most Valuable Player
鹿島 大迫 勇也 GKの動きを冷静に見極めて流し込むシュート技術には脱帽。守備でもしつこく相手を追い続けた
鹿島
GK 21 曽ヶ端 準 6.0 2失点は喫したが、33分と後半ロスタイムにビッグセーブを披露
DF 5 青木 剛 6.0 攻撃面ではスムーズに動けなかったが、守備時の1対1で強さ発揮
DF 3 岩政 大樹 6.0 クリアを拾われ先制許すも、後半は冷静にラインをコントロール
DF 15 昌子 源 6.0 2失点目の場面では寄せきれなかったが、鋭く前に出て縦パス寸断
DF 6 中田 浩二 6.0 ルーカスの動きには苦しんだが、クロスへのポジショニング光る
MF OUT 76分 25 遠藤 康 6.5 うまくスペースでボールを受け、巧みなドリブルで2点目を演出
MF IN 76分 10 本山 雅志 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF OUT 71分 40 小笠原 満男 6.5 負傷交代するまで、激しい守備と効果的な縦パスで攻守に存在感
MF IN 71分 16 本田 拓也 6.0 突然の出場も慌てず、セカンドボールにいち早く反応して回収した
MF 20 柴崎 岳 6.5 鋭い読みでボールを奪い取る。前線に飛び出して惜しいシュートも
MF OUT 90+3分 35 野沢 拓也 5.5 献身的に守備はこなしたが、ゴール前ではなかなかボールに絡めず
DF IN 90+3分 4 山村 和也 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
FW 9 大迫 勇也 7.0 全3得点に絡む大活躍。忠実に守備をこなしつつパスを引き出した
FW 11 ダヴィ 5.5 大迫の1点目をアシストも、ボールが足につかない場面も目立った
監督 トニーニョ・セレーゾ 6.5 2点ビハインドで前半を終えても動じず。冷静に奮起促し逆転勝利
F東京
GK 20 権田 修一 5.5 フィードや飛び出しなど細かなミス多く、大迫との1対1も防げず
DF 2 徳永 悠平 6.0 効果的なクロスは少なかったが、技術の高さや1対1の強さは光る
DF 30 チャン・ヒョンス 5.0 背後を狙ったパスへの対応が悪く、不運な形でオウンゴールも犯した
DF 3 森重 真人 5.5 前半はうまくダヴィを抑えていたが、後半はくさびのパスつぶせず
DF 6 太田 宏介 5.5 遠藤のドリブル突破を止めきれず。クロスの精度もいまひとつだった
MF 4 高橋 秀人 5.5 前半はうまく米本と連動していたが、後半は相手に体を寄せきれず
MF 7 米本 拓司 6.0 前半は鋭い寄せで何度もボール奪取。奪ってからのパスに課題残る
MF OUT 88分 49 ルーカス 6.0 うまくパスワークに絡み、守備もこなしていたが、後半は消える
FW IN 88分 13 平山 相太 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF OUT 65分 11 李 忠成 6.5 強引に仕掛けて先制点。守備での貢献度も高かったが、後半に失速
MF IN 65分 27 田邉 草民 5.0 投入からワンプレー目で痛恨のボールロスト。逆転ゴールの要因に
OUT 88分
FW IN 88分 23 林 容平 - 出場時間が短く、評価材料に乏しいため採点なし
MF 38 東 慶悟 5.5 左サイドから斜めに動き出し、決定機つくるもシュート精度が低い
FW 9 渡邉 千真 6.5 空中戦では苦戦も、李と連動し、強烈なミドルシュートで1ゴール
監督 ポポヴィッチ 5.5 「前半と同じサッカー」を貫けず。田邉の投入も裏目に出て逆転負け
Most Disappointing Player
F東京 チャン・ヒョンス 2失点目のオウンゴールは不運だったが、背後のスペースを狙うダヴィと大迫を捕まえられず




サッカーマガジン誌の寸評である。
誰の目にも明らかであった大迫が最高評点を獲得しMVPに選出されておる。
シュートは冷静に、オウンゴールを誘発したヤスへのパスも丁寧であり、まさに攻撃の核であったと言えよう。
小笠原主将が負傷で交代になった後はキャプテンマークを巻きチームを牽引した。
この試合の主役であった。
また、満男と岳のダブル・ボランチも高評価を得ており、チームの形が出来てきたことを現しておる。
失点は源の経験不足がもたらせた部分が大きい。
ここは出場停止の綾と考えて良いのではなかろうか。
この好調な状態にて中断に入るのは口惜しいところ。
とはいえ、中断期間にはベトナム遠征宮崎合宿が組まれており、チームが更なる進化を遂げると思われる。
楽しみにして次の試合を待ちたい。

山形・中島、先制点も敗戦

2013年05月27日 | Weblog
【J2:第16節 山形 vs 京都】試合終了後の各選手コメント(13.05.26)
5月26日(日) 2013 J2リーグ戦 第16節
山形 1 - 2 京都 (13:04/NDスタ/6,811人)
得点者:44' 中島裕希(山形)、87' 久保裕也(京都)、90'+4 工藤浩平(京都)

●中島裕希選手(山形):
Q:先制のゴールシーンについて。
「後ろからスピード上げて、最後は絶対相手が滑ってくると思っていたので、滑るタイミングで前に出して、なんとか気持ちで蹴り込みました。ディフェンスが横から来ていたので、絶対スライディングで来ると思ったから、ちょんと出してかわして。そのあとも1回持ったんですけど、キーパーを外したというか、スピードをずっと上げてたのであそこでちょっと落ち着こうと思って、ちょっとスピードを落として、キーパーを見て蹴りました」

Q:今日は自分から仕掛けていこうという思いが強かった?
「いや、暑かったし、相手もドリブルで仕掛けられたら嫌だろうなと思っていた。取ったボールが自分たちでていねいにつなげればチャンスになると思っていて、そういった場面が3回、4回ありました。それでドリブルで仕掛けてうまくいっていたので、あの形で絶対チャンスが来ると思ってたし、点につながったと思います」

Q:現在のチームの課題は?
「今日に関しては、1-0でいいという考えが試合にちょっと出てたと思いました。あれを1-0じゃなくて2-0にするという強い気持ちでもっと前に前に行けたらよかったかなと思います。監督はいつも『1-0にしたら2-0にして来い』という考えの人なので、相手に押し込まれたのもあるんですけど、ピッチ内で少なからず、ちょっとでもそうした思いがあったのかなと思います」


[ J2:第16節 山形 vs 京都 ]

ホームで戦う山形は前半終了間際の44分、堀之内聖からボールを受けた中島裕希(写真右/#9)が先制ゴールを決めた。中島はこれが今季4ゴール目となった。

先制点を決めた山形の中島である。
チームは逆転され、ヒーローに慣れずに試合終了となった。
非常に無念であろう。
気持ちを切り替え、次戦には勝利を掴むのだ。
中島の活躍を期待しておる。

水戸・隆行、自身が得たPKにて決勝点

2013年05月27日 | Weblog
[ J2:第16節 札幌 vs 水戸 ]

アウェイで戦う水戸は27分、鈴木隆行(写真/#30)がペナルティエリア内で倒されPKを獲得すると、これを自ら決めて先制した。鈴木隆はこれが今季5ゴール目となった。

PKにて決勝点となる得点を決めた水戸の隆行である。
このゴールにて今季5得点。
好調を維持しておると言って良かろう。
やはり世界を知る者は格が違う。
これからも水戸を引っ張り戦っていって欲しい。
良い報を待っておる。

FC東京戦レビュー

2013年05月26日 | Weblog
【J1:第13節 鹿島 vs F東京】レポート:圧巻の18分!鹿島が2点のビハインドをひっくり返す、あっという間の逆転劇で勝点3を得る。(13.05.26)
5月25日(土) 2013 J1リーグ戦 第13節
鹿島 3 - 2 F東京 (17:05/カシマ/17,969人)
得点者:7' 李忠成(F東京)、44' 渡邉千真(F東京)、47' 大迫勇也(鹿島)、56' オウンゴ-ル(鹿島)、65' 大迫勇也(鹿島)

中二日のハードスケジュールで疲労がたまっている重い身体。高いDFラインとハイプレスに悩まされ、攻撃の糸口さえ見つからず圧倒的に押し込まれてしまった45分。そして2点のビハインド。それらのマイナス要素に押しつぶされそうになる気持ちを再び奮い立たせ、それでも勝利を信じることができるのは、並大抵のことではないはずだ。しかし、鹿島の選手たちは、ホームスタジアムがつくりだした雰囲気に後押しされ、誇り高き逆転劇を演じて見せた。

前半は、完全にF東京が支配した。高いDFラインとコンパクトな布陣は、鹿島に付け入る隙を与えない。綺麗に配置された布陣にスペースはなく、鹿島が誇る中盤の技術がまったく生かせない状況だった。そこで、スペースのあるDFラインの背後を突こうとするが、前線からプレスをかけ続けるF東京は自由に蹴らせず、森重真人、チャン・ヒョンスのCBも落ち着いた対応で、ダヴィと大迫勇也の2トップに仕事をさせなかった。
7分に李忠成のゴールで先制すると、44分には左サイドから東慶悟、李忠成と繋いで鹿島守備陣を混乱に陥れ、最後は渡邉千真が高い決定力を見せ、ペナルティエリア外から鋭いシュートをゴールに突き刺す。
「私たちが仕掛けて、試合をコントロールして、相手に決定機をつくらせず、求めていたことはしっかりできたと前半だったと思います」
ポポヴィッチ監督も胸を張る完璧な内容で、2点リードして前半を終えた。

追い込まれたのは鹿島である。先週の名古屋戦に比べると選手の運動量は明らかにパワーダウンしていた。2点をひっくり返すには余程のことが起きない限り難しいと感じる内容差。ハーフタイムにトニーニョ・セレーゾ監督がどういう手を打つのか注目されたが、監督の指示は「焦ってもなにも得られない。頭をリセットして、本来の形に戻そう」というものだった。
「普通に考えると怒鳴りつければいい、とみなさん思いがちですけど、逆に僕は選手たちを信じていますし、選手たちの能力やポテンシャルを考えれば逆転できると信じていました」
中断前の最後の試合、自分たちがこれまで積み上げてきたことを信じ、45分をやり直す。選手によると、「後半は0-0の気持ちで行け」という指示も出ていたそうだ。

監督の期待は選手を突き動かす。後半開始から1週間の間隔が空いている相手よりも運動量を上げるという信じられない戦いを見せる。すると、前半は拾えなかったセカンドボールをつぎつぎと支配し、47分に柴崎岳からダヴィ、大迫とつないでいきなり1点を返すのだった。
この1点でスタジアムの雰囲気ががらりと変わる。サポーターの後押しを受けた鹿島の攻撃はぐんぐんスピード感を増し、それまでまったく綻びを見せなかったF東京の守備陣形が整う前に次々と前線にパスが通るようになる。前へ前へとボールにプレスをかけていた高橋秀人と米本拓司のダブルボランチも後ろからボールを追いかける展開に変わってしまった。
そして、56分にオウンゴールで同点に追いつくと、65分にはゴール前で相手選手からボールを奪った大迫が、落ち着いてキーパーの股を抜き、遂に逆転に成功。怒濤の18分間で試合をひっくり返す。ゴールを決めた大迫のもとには、ベンチからもたくさんの選手が駆け寄り、大きな歓喜の輪ができる。その背後では真っ赤に染まったスタンドが大きく揺れていた。

「アウェイだったらあのまま終わっていたかもしれない。ホームだったから勝つことができた」
そう話すのは鈴木満常務取締役強化部長。監督、選手、サポーター、すべてが一体となりつかみ取った逆転勝利だった。

以上

2013.05.26 Reported by 田中滋


監督の期待に応えた選手たちである。
前半の2失点を考慮すれば、ハーフタイムのロッカールームでは怒号が飛び交ったことが想像された。
しかしながら、経験豊富な指揮官は、そんなことはせず、選手たちに「焦ってもなにも得られない。頭をリセットして、本来の形に戻そう」と語り、0-0の気持ちで戦えと指示したとのこと。
自分たちのサッカーを信じ、それを実戦するだけで逆転は可能と伝えたのである。
その結果、大逆転劇を演じ、スタジアムに歓喜が巻き起こった。
それはホームの力であると鈴木満常務取締役強化部長と言う。
多くの者が集い、喜ぶスタジアムは最高である。
これからも多くの歓喜を与えて欲しい。
楽しみにしておる。

ナビスコ杯、U-23選手起用義務付けを検討

2013年05月26日 | Weblog
【ナビスコ杯】U23起用義務付けへ
 Jリーグが来季から、ナビスコ杯で23歳以下選手の一定数以上の起用を義務付ける“若手枠”導入を検討していることが25日、分かった。若手選手の出場機会増加が狙いで、今後は人数などの詳細を詰めていく。

 リーグの発展と改革を議論する場として設置された戦略会議では、若手選手の出場機会の少なさが議題に上がった。同会議の出席者は「特に18~21歳あたりのケアが必要。無理にでも試合に出さないと、成長するどころか入団時より能力が落ちてしまう」と説明した。

 特にJ1では高卒入団後すぐにレギュラーを取れる選手はごくわずか。09年にはサテライトリーグも廃止されたため、ベンチ入りを逃すと公式戦の場がほとんど与えられない。この年代の実戦経験の少なさは深刻で、U―20W杯には3大会連続で出場を逃している。

 Jリーグは今季から、23歳以下の日本人選手で下部カテゴリーへの移籍に限って、年2回の移籍期間以外にも移籍を自由化する制度を導入。J1で出場機会の少ない若手が、いつでもJ2やJFLへの“武者修行”に出られるようになった。ナビスコ杯は23歳以下の選手を対象に「ニューヒーロー賞」を設けるなど、もともと若手の活躍を後押ししている大会。“若手枠”が実現すれば、各クラブから思わぬ新戦力が出てくる可能性が高い。

(2013年5月26日06時02分 スポーツ報知)

ナビスコ杯へのU-23選手起用を義務付けを検討するJリーグである。
これはアイデアとしては面白い。
しかしながら、アイデアだけで物事を進めて良いものかと思う。
まずは、ここまでギネス記録になるほどに長きにわたってスポンサードしてくれているナビスコ社に対して失礼であろう。
また、若い世代の出場機会を考慮するのであれば、ベストメンバー規定を撤廃すべきである。
そして、サテライトリーグの復活など、検討すべき点は他にあるように思える。
とはいえ、変革をしていくことには異論はない。
ただ、正しい道を歩んで欲しいだけである。
続報を待ちたい。

FC東京戦報道

2013年05月26日 | Weblog
【鹿島】大迫2発!0-2から逆転/J1

鹿島対東京 サポーターの声援に応える鹿島FW大迫(撮影・狩俣裕三)

<J1:鹿島3-2東京>◇第13節◇25日◇カシマ

 鹿島は2点差をひっくり返し、中断期間前の最後の試合を制した。

 後半2分にFW大迫勇也(23)が反撃弾を決めると、9分後には相手のオウンゴールで同点。とどめは20分。大迫がこの日2点目を決めて逆転した。「相手が前半飛ばしていたのでチャンスはあると思った。この勝ちは大きいね」と笑顔でスタジアムから引き揚げた。
 [2013年5月25日20時32分]

大迫劣勢吹き飛ばす2発「気持ち」/J1

後半、決勝ゴールを決めMF小笠原(中央右)らと喜びを分かち合う大迫(同左)

<J1:鹿島3-2東京>◇第13節◇25日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(23)が2ゴールで、劣勢を吹き飛ばした。2点を追う後半2分、ロングボールに抜け出すとゴール前まで独走。反撃ののろしを上げるゴールを決めた。同点の同20分。相手DFがもたついているところを奪い、GK権田の動きを見ながら狙い澄ましてゴールに流し込んだ。「ゴールに対する気持ちを出せた」と汗をぬぐった。

 開幕から3試合で2ゴールと絶好のスタートを切ったが、その後は8試合で2点。理由は明確だった。セレーゾ監督から「相手ボランチのマーク」という指示を与えられていた。中盤の守備でスタミナを消耗し、反撃時に裏のスペースまで駆け上がれなかった。だが、東京相手に追いかける試合展開も手伝い「もう出て行くだけだった」。殻を破って突き進んだ。

 ロンドン五輪予選をともに戦った同い年の東京MF東の前で2得点。「意識する部分もある。自分はまだ代表でもないから。まずは鹿島で結果を残すことが大事」。ゴールを決め続けることで、代表の座も見えてくる。【湯浅知彦】
 [2013年5月26日7時15分 紙面から]

窮地救った!鹿島・大迫、全得点に絡む活躍

後半、決勝ゴールを決め、両手を広げて喜ぶ鹿島・大迫=カシマ

 J1第13節第1日(25日、鹿島3-2FC東京、カシマ)鹿島のFW大迫が全得点に絡む活躍でチームを窮地から救った。0-2の後半2分に右足で決めると、11分には大迫の縦パスを受けたMF遠藤が相手のオウンゴールを誘発。そして20分にはボールを奪い、決勝点を決めた。日本代表に同学年のFC東京MF東と柏FW工藤が選ばれた。「意識しないと言ったら嘘になる。鹿島で結果を残し続けることでおのずと見えてくる」と大迫。代表への思いを力に変える。


後半、FC東京・田辺(左)からボールを奪い、決勝ゴールを決める鹿島・大迫(中央)=カシマ


後半、1点目のゴールを決め、ダビ(11)と抱き合って喜ぶ鹿島・大迫=カシマ


(紙面から)

大迫 2発で逆転勝利!絶妙パスで同点ゴールも演出
J1第13節 鹿島3―2FC東京 (5月25日 カシマ)


<鹿島―FC東京>後半、FC東京・田辺(左)からボールを奪い、決勝ゴールを決める鹿島・大迫(中央)
Photo By 共同


 鹿島はFW大迫の2ゴールを含む全得点に絡む活躍で2点差を逆転した。

 0―2の後半2分にダヴィのパスを受けて右足でネットを揺らすと、後半11分には遠藤への絶妙のパスで2点目を演出。後半20分には相手DFからボールを奪い、左足でGKの股下を抜くシュートを決めた。ザックジャパン入りを目標に掲げるが、23日に発表されたA代表から落選。「こういう結果を出し続ければ、代表はおのずとついてくると思う」と力を込めた。
[ 2013年5月26日 06:00 ]

鹿島3年目の昌子 初先発で勝利貢献!攻撃OK大器のDF
J1第13節 鹿島3―2FC東京 (5月25日 カシマ)


<鹿島・FC東京>鹿島・昌子がサポーターに手を振る
Photo By スポニチ


 プロ3年目の鹿島DF昌子源(しょうじ・げん、20)がリーグ初先発で勝利に貢献した。西の出場停止を受けて巡ってきたチャンス。ロンドン五輪代表DF山村、大型新人DF植田を抑えての大役だった。「2失点したけど勝てて良かった。緊張は全然しなかった」。センターバックでフル出場し、インターセプトや効果的な縦パスなど能力の高さを示した。

 指導者S級ライセンスを持つ父・力さん(50)は関西サッカー界では有名な存在だ。95~02年に神戸に在籍しユース監督や下部組織の統括責任者を歴任。現在は姫路独協大監督を務め、兵庫県サッカー協会技術委員長の肩書を持つ。昌子は若手主体で臨んだ5月22日のナビスコ杯C大阪戦で先発落ち。センターバックの3番手を争う山村、植田がスタメンだっただけに落ち込んだが、父から「必ずチャンスは来る」と言葉を送られて心機一転。その3日後の試合で結果を出した。

 師と仰ぐ大岩コーチの現役時代をまねて、真冬でも常に半袖で試合に臨むなど可愛げのある性格の持ち主。試合後には鈴木満常務取締役強化部長から「まだ判断ミスはあるが、技術、スピードはレギュラー以上」と最大級の賛辞を贈られており、今後が楽しみな存在だ。

 ▽昌子 源(しょうじ・げん)1992年(平4)12月11日、兵庫県出身の20歳。フレスカ神戸U―12、G大阪ジュニアユース、米子北高を経て、11年に柴崎らとともに鹿島入り。11年10月12日の天皇杯2回戦筑波大戦で公式戦デビュー。右利き。1メートル82、74キロ。血液型AB。
[ 2013年5月26日 06:00 ]

【鹿島】大迫2発!代表落選の悔しさ晴らした!

後半20分、勝ち越しゴールを決めて、ジャンプする鹿島・大迫

 ◆J1第13節 鹿島3―2F東京(25日・カシマスタジアム) 鹿島がFW大迫勇也(23)の2ゴールなどでF東京に3―2と逆転勝ちし、暫定3位に浮上した。23日発表の日本代表には選ばれなかったが、初選出のMF東慶悟(22)ら3人の代表選手を擁するF東京に意地を見せた。川崎はFW大久保嘉人(30)がJ1通算97得点となる2ゴール。2―1で新潟を破った。J1は26、29日に試合のある4チームを除き、日本代表活動のため中断。7月6日に再開される。

 大迫が全得点に絡み、代表組を尻目に存在感を発揮した。鹿島のエースとして開幕から活躍してきたが、23日に発表された日本代表からは落選。悔しさを振り払うように90分間、暴れ回った。

 2点を追う後半2分、FWダヴィのパスにオフサイドラインのギリギリで抜け出し、右足でゴール。「相手は飛ばしていたから後半、絶対に(運動量が)落ちる。1点入れば逆転できると思った」。同11分には相手のオウンゴールを演出。9分後には、日本代表GK権田の股間を抜くシュートで決勝点を奪った。

 大迫は代表に選出されたF東京の東と同学年。同じ4本のシュートを放ちながら、東は不発。ライバルの目の前で抜群の決定力を見せ「(五輪代表などで)ずっと一緒にやってたし、頑張ってほしい」とエールを送った。今回は落選したが、7月の東アジア杯(韓国)を始めチャンスはある。「(代表を)意識しないというのはうそ。こういうことを続けていけば自然とついてくる」とゴール量産で日の丸を狙う。

 失点直後には、手を叩いて味方の士気を鼓舞するなど、得点以外でもチームを引っ張る。今季はMF小笠原が不在の際、キャプテンを任されている。この日も、小笠原が左膝打撲で交代すると、腕章を引き継いだ。「責任があるけれど、プレーで示していければいい」。チームメートやクラブ関係者も「責任感が出てきた。しっかりした口調で話すようになった」と成長を認める。

 鹿島は今季ホームでは5勝1分けで、順位も暫定3位に浮上した。中断期間の来月には宮崎キャンプも予定。エースに引っ張られ、常勝軍団がパワーアップして優勝を目指す。
(2013年5月26日06時03分 スポーツ報知)

J1・第13節 鹿島鮮やか逆転
J1第13節第1日(25日・カシマスタジアムほか=8試合)鹿島は大迫の2得点などで3-2でFC東京に逆転勝ちした。通算成績は7勝4分け2敗、勝ち点25の3位。

鹿島は前半2失点したが後半2分に大迫が1点を返し、11分にはオウンゴールで同点。20分に大迫が勝ち越し点を奪った。

大宮はノバコビッチの2得点などで甲府に3-0で快勝し、勝ち点32で首位を守った。2位の横浜Mは鳥栖に1-0で競り勝ち、同27。

29日にはアジア・チャンピオンズリーグで未消化だった第9節の広島-柏、浦和-仙台がある。日本代表の活動のために約1カ月中断し、第14節は7月6日に行われる。

鹿島の星、爆発の予感 大迫、ひたむきに2ゴール

後半20分、逆転ゴールを決め、ガッツポーズをして喜ぶ鹿島・大迫=上田潤撮影


後半、鹿島・小笠原(40)はFC東京・田辺(27)と接触、負傷退場する=上田潤撮影


後半2分、鹿島・大迫(9)はゴールを決める=上田潤撮影


後半20分、鹿島・大迫(9)はこの試合2点目となる逆転ゴールを決める=上田潤撮影


■鹿島FW 大迫
(25日、鹿島3―2FC東京)
 【中川文如】0―2で迎えた後半開始早々、右足でふわりとGKの頭上を越すシュートを決めた。同点に追いついた後の20分、今度はGKの股下を抜くゴール。2得点とも「相手の動き、体勢の逆を突いた」。
 鹿児島城西高3年時の2008年度、全国高校選手権で10得点の一大会個人得点記録を残した技術はJ1でも抜きんでる。だが、淡々とプレーする物腰は時に積極性を欠いた。出番が減ると腐りかけ、スタッフに怒られることもあった。プロ5季目で、まだシーズン2桁得点はない。潜在能力を解放しきれていない印象がこれまではあった。
 2得点の後、負傷交代した小笠原からキャプテンマークを引き継いだ。ゴールラインを割るとわかっている球もあきらめず追いかけ、手をたたいて味方を鼓舞。「責任、ありますからね。態度で示さないと」
 スマートな天才肌に、いつのまにか、ひたむきな鹿島の血が脈打ち始めている。早くも今季6得点の23歳。殻を破る時期が来たのかもしれない。


大迫一色の各紙である。
代表落選と絡め、日本代表の能力がアピールされておる。
それだけの実力は大いに発揮されたように感じる。
その中でスポニチはリーグ戦初先発の昌子源にスポットが当てておる。
鈴木満常務強化部長の「技術、スピードはレギュラー以上」というコメントを報じており、期待の表れを感じさせる。
このFC東京戦では失点に絡んでしまったが、「いける雰囲気が出ていた」と語っており、気持ちの切り替えもDF向きと言えよう。
将来の鹿島を背負うであろうCBの躍動に注目である。

FC東京戦コメント

2013年05月25日 | Weblog
2013Jリーグ ディビジョン1 第13節


鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・前半は相手が何かをしたと言うよりも、自分たちのミスから2失点してしまったということが現実的な話。特に2点目を取った後は相手は守備的な配置を取ってやっていた。前半はロングボールを使いすぎた。確かに相手のラインは高かったが、頻繁にやると相手のほうがボールを保持することになり、自分たちのサッカーができなくなる。そこは落ち着いてハーフタイムに修正した。あとは、ハーフタイムで『試合は0-0。残り45分で勝たないといけない。それが今の目標』と言ったら、選手が自分たちのサッカーをやろうとして、相手が戸惑いを感じたところで、得点することができてチャンスを作れた。鹿島とFC東京の試合はお客さんも多く入るし、見応えのあるサッカーを互いにやっている。サッカーの面白さである得点が多くあったので、見ている人には面白味のある試合になったと思う。選手の頑張りを称えたいと思う。

・ホームで素晴らしいサポーターの後押しがあって相手よりも1メートル、2メートルを頑張れるところが、試合の中でも影響していったと思う。素晴らしい後半で、選手達には感謝しないといけない。

・強くなっているかはまだわからない。ただ、この中断期間で何人かの選手は休ませて、もう1つのグループは試合をやってもらうが、経験を積ませて、またキャンプで全員が揃ってチームの色んな細かい約束事をしっかりと叩き込んで、体力の強化もして頑張っていきたいと思う。残りの前半戦の数試合や後半戦に向けてしっかりとした準備をしていきたい。アントラーズは規模が大きいわけではなく、今いる選手で頑張らないといけないが、選手達が一所懸命にクラブのために戦い続けることをやっているので、それがクラブの強みでもある。ただ、それを中断期間を利用してもっと強化して後半戦に向けて戦いたい





【大迫 勇也】
チームのみんなで勝ち取った勝利なので素直にうれしい。苦しい時間でも点が取れるようにレベルアップしたい。キャプテンに関してはプレーで示せれば良いと思っている。

【本山 雅志】
前半はFC東京のプレスが良かったが飛ばしていたので、後半に中盤が空いた。それで後半は自由に出来たと思う。

【青木 剛】
今日のDFラインを考えると先制されると厳しいと思っていた。その中で2点のビハインドとなってしまった。こちらは中2日で相手が1週間の日程の中で、後半の運動量を上回って逆転で勝てた事は良かった。みんなが危機感を持って、勝って中断に入ろうと思った気持ちが結果に結びついた。

2013年05月25日(土)

本日行われたJ1第13節F東京戦は3-2で勝利しました。

【J1:第13節 鹿島 vs F東京】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.05.25)
5月25日(土) 2013 J1リーグ戦 第13節
鹿島 3 - 2 F東京 (17:05/カシマ/17,969人)
得点者:7' 李忠成(F東京)、44' 渡邉千真(F東京)、47' 大迫勇也(鹿島)、56' オウンゴ-ル(鹿島)、65' 大迫勇也(鹿島)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
Q:前半2点取られる苦しい展開でしたが、後半短い時間で逆転できた要因を教えて下さい。
また、大迫選手が全得点に絡んでいると思います。彼自身の評価とダヴィ選手との関係についてお願いします。
「相手に関して話をしたいのですが、もしかして相手のスパイがここの部屋にいるかもしれないので、それは控えさせてもらおうと思います。まあ、それは冗談ですけど(笑)。
前半は、相手が週の半ばに試合がないということで、当然ながら運動量をあげてプレッシャーをかけてくる、あるいは守備の陣形を整えてやってくることはわかっていたんですけど、そのなかで自分たちがミスをしてしまって、2失点をしてしまったところがありました。特に2失点目のあと、あるいは1失点目のあとに相手が帰陣を素早くして整えていた。そうすると我々のポゼッションというか技術の高いところが発揮できず、素早く消されてしまったので、なかなか使えないところがありました。前半は皆さんも見ていて感じたと思いますけど、ちょっとロングボールが多すぎてしまって、またはそのタイミングが合わず間延びして、セカンドボールも拾われて、という悪循環になっていたところで2失点しました。そこで、ハーフタイムまでその状態を、最低限そのスコアを保ってもらえればなという思いで戦況を見ていました。ハーフタイムになれば、普通に考えると怒鳴りつければいいとみなさん思いがちですけど、僕は選手たちを信じています。選手たちの能力やポテンシャルを考えれば逆転できる。特に45分という時間は短いと思われがちですけど、十分に逆転できる時間であると思いましたし、選手たちの気持ちが2失点して少し落ちていましたけど、それを高める作業を行いました。『君たちを信じている。45分は0-0だと思って、勝つためのプレーを、あるいは勝つためのサッカーをやろう』と言いました。彼らがそれをよく実行してくれたんじゃないかと思います。
後半の立ち上がり、確か1分から2分で1点取った時点で、これは逆転できるなという確信に変わりました。選手たちのがんばりというのが、こういった勝利に繋がったんだと思います。連戦のなかで、ホームの後押しがあって、1mでも2mでも走れるという強みもありましたし、それが勝因になったと思います。
週の半ばに試合をやって、これだけハイペースなサッカーをやるF東京、特にゴールを目指してやっていくというおもしろいサッカーに対して、フリーランをする選手も多い相手に対して、我々が技術だけでなく、運動量を持続できた、あるいは相手よりも勝ることができたのは非常に良かったと思います。F東京に対する守備というのは体力も消耗するし、頭も使わないといけないなかで、選手たちが後半、運動量、あるいはパワーダウンせずギアチェンジしてこれだけのサッカーを見せられたことは非常に満足しています。今後はそれに対する上積みと向上ができればと思っています。
大迫選手に関してですが、将来性が非常におもしろい選手ではないかと思います。確かに、ペナルティーボックスで仕事をするストライカーですけど、いま僕は彼に守備の役割も求めていますし、中盤でパスを引き出す役目も求めています。あるいは中盤の役割も求めています。ですから、それをすべてできるようになってきているということは、彼にとっても、今後もすばらしい成長を成し遂げる過程だと思います。決定力もありますし、今後、鹿島にとって彼がいてくれたらチームにとってプラスになる選手だと思います。
大迫選手、ダヴィ選手ともに得点を重ねてきていますし、彼らが相手のディフェンスからボールを奪って得点することも増えてきています。それは彼らの献身的な意識の部分だと思います。あとは練習から奪った後に冷静に決めていくことが重要であって、彼らがそういう意識のもとでプレーできてるのではないかと思います」

Q:中断前で勝点25という結果についてどう思っていますか?
「選手たちが非常にがんばってその成果を出しているのではないかと思います。序盤は、前後半で(同じパフォーマンスを)保てなくて、選手たちにそういう指摘をしたところ、気持ちを入れ替えてやっていってます。全員が出れないので選手を入れ替えたとしても、選手たちはお互いに明るく冗談を言い合ったりとか、僕に対しても冗談を言ったりするなかでできているのは、グループ・組織が良い状態で保てていると思います。組織でやる以上、雰囲気というのは非常に大切で、そういったところが選手たちが良い循環をして行ってるのではないかと思います。サッカーというのは1人でやるスポーツではない、団体スポーツですので、代わった選手、試合に出られない選手、いろんな雰囲気が大切です。チームを良い流れに持続したり、あるいは悪い流れにすることもありますので、ベンチ外の選手がどれくらいがんばれるのか、出ている選手がベンチやベンチ外の選手に対して気配りができるかで変わってくると思います」

以上

【J1:第13節 鹿島 vs F東京】試合終了後の各選手コメント(13.05.25)
●遠藤康選手(鹿島):
「前半は、うちら前目の選手が攻め急ぎすぎて、変なところでボールを取られて、そのカウンターで全部食らってたんで。後半は落ち着いて、ボランチがよくボールを触ってくれるようになってからゲームが落ち着いて、いい感じになったかな、と思いました。
(Q:テンポアップしたように見えたけれど、意図的にやったのですか?)
みんな足下でもらっていたんで、意識としては裏でもらって、裏からやろうと思っていました。ボールも良いところで取れていたし、セカンドボールも拾えるようになったから。あとはついてたかも、2点くらいは」

●大迫勇也選手(鹿島):
「相手にカウンターでぽろっと取られて、そこであまり波に乗れない感じだったんですけど、前半から相手が飛ばしている感じがあったんで、絶対に落ちるなとはずっと思ってました。
(Q:2点目については?)
2点目は切り返しそうな感じがしたんで、取れるかなと思って。あとは落ち着いて。下を抜くことができてよかったですね。足下を狙いました。
(Q:相手のオウンゴールについては?)
そうっすね。センタリング出すふりして良いパスを出せたなと思います。
(Q:1点目も3点目もGKの逆を突いた点だったが、それはよく知っている選手だったからか?)
いや、特にないです。あの形だったら浮かしてくるというイメージがGKにはあったと思うので、素直に狙っただけです。
(Q:代表については?)
こういうプレーをしていれば自然とついてくるものだと思うので、あまり意識せず。意識はしないってのは嘘ですけど、鹿島で結果を出し続けることが、結果だけでなく内容も鹿島で出せば、自然とついてくるものだと思います。
(Q:キャプテンマークは慣れた?)
責任はありますけど、責任どうこうじゃなく、プレーで示せればと思います。
(Q:インタビューでも言っていたけれど、前半を終わってこのままじゃ終われないという気持ちはあった?)
それはもちろん」

●昌子源選手(鹿島):
「早めにサコくん(大迫)が1点入れてくれたんで、いける雰囲気が出ていた。それでまた1点入れられたら崩れるんで、しっかり後半はゼロでと思っていた。監督からは後半は0-0の気持ちで行けと言われていたんで、それをうまくできたかな。
(Q:渡邉選手に対しては前で止めようと思った?)
そうですね、僕的には李さんのほうが厄介だったかなと思います。ポジション的にも嫌だった。ふらふらしてるし、前に来るときは来るし、落ちるときはふらーっとしてるし。体の使い方もうまかった。インターセプトも狙い気味で行ったんですけど、それをやらせないように体をバンッてぶつけてくる。李さんは体を寄せてきて難しかったですね。前半の2失点目が時間帯的にもよくなかった。一瞬、李さんに行くか迷ってしまった。多分、股を狙ってましたよね。あんなペナルティエリア外からニアにぶち込むなんて思わなかった。あれはやられた感じがありました。
圧力というのが鹿島にあったから、途中から入ってきた田邉選手も難しかったんだと思う。リズム的にも波的にもこっちにあった。サコ君が1点取った時点で行ける感じがあった。とにかく逆転ムードを、相手のリズムに持ってこさせんように、って感じで(岩政)大樹さんと集中してました。
あのディフェンスラインを見てたら、20歳と30代なんで相当な安心感がありました。入れられても『悪い、悪い』とか、(中田)浩二さんも『いける、いける』と言っていて、いけるんやと思いました。大樹さんもヘディングで跳ね返してくれるし、ラインもコントロールしてくれるんでよかったです。
緊張はぜんぜんしなかったですね。昨日12時ちょい過ぎに寝て、朝起きたのは12時でしたから。12時間くらい寝て、腰が痛くなりました」

●青木剛選手(鹿島):
「今日のディフェンスラインを考えると、先に先制されるとちょっと厳しいかなと思っていたんですけど、まさか先に2点ビハインドを負うとは思わなかった。後半どうなるかなと思った。相手は1週間準備しているなかで、自分たちはヤマザキナビスコカップがあって中2日。それでも後半、相手よりも運動量とかそういうところで上回って、うまく逆転できたので、よかったと思います。
(Q:後半は高い位置を取れるようになりましたが?)
相手が守備になったときにセットした感じで、4枚、4枚、4-4-2みたいな感じでしっかりセットしていた。それでラインを上げてコンパクトに戦っていたので、後ろからFWに向かってロングボールという形が多くなった。ラインが高かったので、それも有効だったんですけど、そういった形が多くて、相手もコンパクトだったので、なかなか受けるスペースも見つけられなかった。守備からしっかり入ろうと思っていたんですけど、1点目はちょっとボールががちゃがちゃとなったところで相手の前にこぼれてしまった。2点ビハインドだとちょっときびしいかなと思ったんですけど、後半、みんながこのままじゃいけない、勝って中断に入ろうという気持ちが強かったので、それが本当に前面に出て相手を上回れたと思う。それが結果に結びついたかなと思います。
(Q:前半の相手のやり方は予想通りだった?)
ラインが高くて、そこである程度相手も駆け引きをしながらコンパクトに戦ってくるなかで、うまく入れ替わることができるとチャンスになるところがあった。そういうボールがちょっと多くなってしまったというか、もう少しそれも織り交ぜながら、それだけじゃなく、もうちょっとつなげるところもあったと思う。裏が空いていたので、どうしてもそういうボールが多くなってしまったのかなと思います。
(Q:後半、あれだけリズムが良くなった理由は?)
相手も前半かなり飛ばしてきている感じだったのでパワーダウンしたなかで、逆に自分たちは負けているなかでしっかりパワーを使って、相手より上回らなくちゃいけない。それがしっかりできたと思います」

●岩政大樹選手(鹿島):
「(Q:昌子選手にはどんな声をかけていたのですか?)
確認すべきことだけ確認して、とにかくチームが勝つことだけを考えようと話しました。この世界では内容というものは正直大事じゃなくて、勝つことで少しずつ評価は上がっていくところがありますので、そこだけ考えようと話しました。
(Q:組んでいて気を遣うこともなかった?)
いえいえ、気はずっと遣ってましたけど(笑)。今日は、右も青木でしたし、気を遣うことはたくさんありました。1失点くらいで抑えたかったという気持ちですけど、まあ勝ったからいいんですが。
(Q:失点の時間帯があまりよくなかった?)
時間帯はあまり気にしてないです。ただ、2失点というのが気持ち悪いだけです。
(Q:ハーフタイムで、このままじゃ終われないというのはみんなの中にありましたか?)
そんなに盛り上がった感じもなかったんですけど、冷静にまず1点返そうということ。1点取ることで流れは一気に変わりますし、それが早い時間に取れたことが大きかったと思います。
(Q:ああいう圧倒する時間帯を作れたのは久しぶりだと思いますが?)
そうですね。前半も圧倒されてましたけど(笑)。ただ、ゲームの内容で言うと、最後の方の数試合で感じている試合のリズム、チームのリズムは何年ぶりかなというくらい、うちのサッカーのリズムはつくれてきているなというのはあります」

[ J1:第13節 鹿島 vs F東京 ]

2点を追い掛けるホームの鹿島は47分、裏に抜け出した大迫勇也(写真)がGKとの一対一を冷静に決めて、反撃の狼煙をあげる。

[ J1:第13節 鹿島 vs F東京 ]

柴崎岳(鹿島)と米本拓司(F東京)の両チームのボランチが激しい争いを見せる。

[ J1:第13節 鹿島 vs F東京 ]

1点を返した鹿島は56分に相手のオウンゴールで同点に追い付くと65分、先制点をあげた大迫勇也(写真)が相手ゴール前でボールを奪い、冷静にGK権田修一(F東京)の股を抜くシュートを決めて逆転に成功する。
試合は鹿島がF東京の猛攻に耐え切り、3-2で逆転勝利。今季2度目の連勝をあげた。

[ J1:第13節 鹿島 vs F東京 ]WOWプレーヤーズアワード:大迫勇也選手(鹿島)

本日の試合で決勝点をあげた大迫勇也選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


大迫が2発!!2点ビハインドから鹿島が後半一気の逆転でF東京下す
13/5/25 18:56

[5.25 J1第13節 鹿島3-2F東京 カシマ]

 鹿島アントラーズが見事な逆転勝利を飾った。ホームでFC東京と対戦した鹿島は、前半だけで2点のビハインドを背負ったものの、後半一気に3得点を挙げ逆転。FW大迫勇也が2試合連発となる2ゴールを沈め、鹿島がリーグ戦2連勝を飾った。逆転負けのFC東京の公式戦の連勝は2でストップした。

 前半ペースを握ったのはF東京だった。前半7分、FWルーカスが強引に中央を突破。FW李忠成にパスを出すと、ルーカスに返そうとしたボールが相手に当たり李に跳ね返る。勢いのままゴール前に侵入すると、落ち着いて枠内に沈め、F東京に先制点をもたらした。さらに同44分、李のパスを受けたFW渡邉千真が右足を一閃。ペナルティーアーク付近から放ったグラウンダーシュートがゴール左隅に突き刺さり、前半2点のリードを持って折り返した。

 しかし後半に入ると、鹿島は全く別のチームになっていた。まずは2分、FWダヴィのスルーパスで抜け出したFW大迫勇也が落ち着いてGK権田修一との1対1を制して1点を返す。さらに同11分、大迫のパスで右サイドを抜け出したMF遠藤康が飛び出した権田をかわしてダヴィ目がけてクロス。するとボールはダヴィの前にいたDFチャン・ヒョンスに当たってそのままゴールに吸い込まれていった。

 同点に追いついた鹿島は後半20分、勢いのまま逆転に成功する。ゴール前で判断の遅れたMF田邉草民からボールを奪った大迫がゴール前に抜け出すと、前に出た権田の股を抜くシュートを蹴り込み、ついに鹿島が逆転に成功した。

 終盤のF東京のパワープレーをかわした鹿島。ロスタイムには途中出場のFW林容平が決定的なシュートを放ったが、GK曽ヶ端準がビッグセーブで弾き出し、同点弾を許さなかった。中段前の一戦を見事な逆転勝利で飾った鹿島が勝ち点を25に伸ばし、首位大宮との勝ち点差7で中断期間を迎えることになった。

「チームみんなで勝ち取った勝利」。逆転勝ちを喜んだ大迫は、「(ハーフタイムには)0-0の気持ちで入るようにと言われていた。あのままではホームで情けない試合をするしてしまうところだった。本当に取り返すことができて良かった」とホッとした表情を浮かべていた。


コメントも堂に入り風格の出てきた大迫である。
チームを引っ張り得点を重ねる姿はまさにエース。
ますますたくましく成長する大迫に注目である。

堅固な守備をもたらせた監督

2013年05月25日 | Weblog
強さを取り戻した鹿島。トニーニョ・セレーゾは常勝軍団に何をもたらしたのか?
昨季、リーグ戦11位とまさかの順位に終わった鹿島アントラーズ。トニーニョ・セレーゾ監督を迎えた今季はここまで4位と強さを取り戻した感がある。昨季との変化とは何か? 番記者が迫る。

2013年05月25日
text by 田中滋 photo Kenzaburo Matsuoka


セレーゾ監督がまず取り組んだこととは?

 第12節を終えて4位と鹿島が悪くない位置に付けている。

 本来、毎年のようにこうした順位にいるチームではあるが、昨季の11位という結果のインパクトが大きすぎた。なにか久々に戻って来た印象さえある。実際、昨季は12節を終えた段階で13位に沈んでおり、そのままほとんど順位を変えることなくシーズンを終えたのだった。


トニーニョ・セレーゾ監督が取り組んだDFラインの整備【写真:松岡健三郎】

 なにが変わったのかと問われれば、守備と断言することができる。数字だけを見ると16失点から15失点と、12試合を終えた段階での変化はわずか1だ。しかし、その内実は大きな変化が起きている。組織的な守備が整備され、その精度は試合ごとに高まっている。

 トニーニョ・セレーゾ監督が最初に取り組んだのがDFラインの整備だ。ボールの動きに合わせてつねにラインを微調整することを選手たちに求めた。だが、それにはこれまで使ってこなかった神経を尖らせなければならない。結果、序盤戦はその集中力が試合終了まで保たず、後半に失速、失点を重ねる試合が続いてしまった。

 しかし、慣れてくれば運動量の急速な減少は見られなくなってきた。選手たちからは逆転負けを喫した大宮戦あたりから「手応えを感じていました」(青木剛)という声が聞かれていた。つねにコンパクトな布陣を保ち、相手にスペースを与えない。そうした守備ができるようになってきたのである。

改善点は多いが対応力は格段に上がった


攻撃面では改善ポイントも【写真:松岡健三郎】

 ただ、相手も手をこまねいているはずはない。コンパクトな守備を広げようと2列目の選手がDFラインの裏に飛び出したり、様々な動きを仕掛けてくる。昨季は、そうした相手の動きに対しての対応方法がほぼなにも無かった。

 2列目の選手の飛び出しにボランチが付いていくのか、CBに受け渡すのか、その決まりがない。そのため、いつも行き当たりばったりの対処となり、勝ったり負けたりのリーグ戦成績に比例していた。

 ところがいまは、ボランチが対応するという基本線が固まっている。それどころか、ボールがどの位置にあるかで、それぞれの選手が取るべきポジショニングまで細かく指示を受けているくらいだ。

 それには高い戦術理解度が求められるため、応えられる選手はどうしても経験値が豊富なベテラン選手が多くなっている。開幕以来ずっと、セレーゾ監督はチームの底上げを図るため、時間を惜しまず、二部練習などで若手を徹底指導している。その期待に応えるかのように、中村充孝が本来のパフォーマンスを鹿島の戦術を踏まえた上で発揮し始めた。

 とはいえ、すべてがうまく進んでいるわけではない。若手CBで臨んだ先のヤマザキナビスコ杯セレッソ大阪戦では、開始2分で高いバックラインの背後を突かれ失点している。またセットプレーの守備も、それほどマークが得意でないダヴィに優先度の高い選手を任せていたこともあり、浦和戦のようにあっさり失点する場面も見られている。

 攻撃力もまだ流動性を生かし切れておらず、改善すべき点は多い。しかし、開幕から3ヶ月弱である程度のレベルまで達したことは驚きだ。中断明けの戦いが、いまから楽しみである。

【了】


守備に手を加えたトニーニョ・セレーゾである。
細かい約束事を徹底し、鹿島を見事立て直しておる。
とはいえ、まだまだ改善点も多いと語る。
この中断期間にて更なる熟成を行い、タイトルを目指そうではないか。
楽しみである。

Jリーグ、カンボジアリーグとパートナーシップ

2013年05月25日 | Weblog
カンボジアリーグとのパートナーシップ協定締結について
2013年5月25日(土)

 公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)は2013年5月24日(金)、カンボジア国リーグを運営しているカンボジアサッカー協会とのパートナーシップ協定を締結いたしました。
 Jリーグにとって、海外のプロリーグとのパートナーシップ協定締結は、タイ、ベトナム、ミャンマーに続いて4件目となります。
 Jリーグとカンボジアリーグは、今回の提携をきっかけとして、両国のフットボール発展のためにコミュニケーション、マーケティング、大会運営、アカデミー、選手の移籍等の様々な分野で協力し、プロリーグの組織、マネジメントの質向上と効率化を目指してまいります。


カンボジアサッカー協会とパートナーシップ協定を締結したJリーグである。
4カ国目はシンガポールと報じられておったが、カンボジアリーグが先に決まった模様。
続々とパートナーシップでアジアを取り込んでいく戦略は素晴らしい。
これからもアジアの中心に日本が存在する世界を作っていくために尽力していって欲しい。

源、リーグ戦初先発へ

2013年05月25日 | Weblog
【鹿島】昌子、プロ初先発で“打倒東”
 同年代が“打倒東”に燃える。鹿島はF東京戦へ向け24日、鹿嶋市内で紅白戦を行い、3年目DF昌子(しょうじ)のプロ初のリーグ戦先発が濃厚となった。「東くんにはU―22日本代表候補合宿でお世話になった。結果を出したい」。今季京都から加入したMF中村も、移籍後リーグ戦初先発が有力で、同学年の代表選出に「刺激になる。逆にやってやりたい」と意気込んだ。
(2013年5月25日06時01分 スポーツ報知)

源のリーグ戦初先発がニュースになっておる。
この若きCBは経験こそ浅いもの、昨季のナビスコ杯決勝戦にて左SBに抜擢されるなど、才能は高く評価されておる。
そして、今季より背番号も15と若くなり、クラブからの期待の高さが覗える。
その源はU-22日本代表招集時に当時大宮に所属しておった東にお世話になったと語っており、今日の対戦にて抑えきる自信を持っておる様子。
FC東京の東とはナビスコ杯の初戦にて対戦しており、特徴を掴んでおろう。
ここは完封して恩返しをしたいところ。
源の高さと速さに注目である。

大迫と岳に注目

2013年05月25日 | Weblog
首位の大宮を追走するライバル。中断期間を控え激戦は必至
第13節が5月25日(土)、26日(日)に開催される。今節は大宮の首位が動かないものの、その差を詰めようとする2位以下の順位争いは激戦が必至。ほとんどのチームが今節を最後に中断期間に入るため、この節目を勝利で飾ろうと全力を注いでくるはずだ。

勝点22の鹿島は県立カシマサッカースタジアムでF東京と対戦する。両チームとも5月は2勝1分1敗の成績を残し、鹿島のFW大迫 勇也、F東京のFW渡邉 千真の日本人ストライカー対決、鹿島のMF柴崎 岳、F東京のMF高橋 秀人という成長著しいボランチのマッチアップなど、見どころは豊富だ。


ストライカーとボランチの対決に注目するJリーグ公式のプレビューである。
ここは大迫と岳に格の違いを見せつける活躍を期待したい。
とはいえ、ここは前節お休みしたダヴィと、鬼気迫る活躍を魅せる満男がこの二人を黒子にさせる躍動をするのではないかと予想する。
ダヴィは水曜日のナビスコ杯セレッソ戦でも得点しており調子の良さが見て取れる。
満男は逆に水曜日は欠場しており休養十分である。
二人が活躍すれば勝利は必至と言えよう。
楽しみにしてスタジアムに向かう。
期待しておる。

岩政、守備の要

2013年05月25日 | Weblog
2013年05月24日(金)

明日に迫ったF東京戦へ向けて、9時よりミーティングを行った後、ミニゲームで最終調整をしました。

ミニゲームを行う岩政である。
やはり岩政が守備に入ると守備に安定感がである。
DFラインをコントロールし、高さで圧倒するのだ。
頼もしい岩政の守備で相手を圧倒したい。
そびえ立つ姿を拝みにスタジアムへ集うのだ。
楽しみである。

アツ、先発起用か

2013年05月25日 | Weblog
鹿島、左MF中村を先発起用か/第13節
<J1:鹿島-東京>◇第13節◇25日◇カシマ

 17時キックオフ。

【鹿島】3月のナビスコ杯で2-4と大敗した東京と対戦する。日本代表3人を擁する難敵には、守備重視の布陣で挑む予定。

 左サイドハーフは、18日の名古屋戦で移籍後初得点を決めたMF中村充孝(22)も先発濃厚。東京の分厚い中盤を切り裂く。

 [2013年5月25日6時31分]

アツの先発を示唆するニッカンである。
もしそうなればリーグ戦初先発である。
これは嬉しい。
潜在能力は日本代表以上とまで噂されたアツの実力が指揮官に認められたと言うことであろう。
守備重視と報じられておるが、アツの攻撃力を持ってすれば、かなり攻撃的と考えて良いのではなかろうか。
楽しみにして、スタジアムに向かいたい。