鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

セレッソ・新井場、この年までできているのは幸せなこと

2013年05月14日 | Weblog
【C大阪】新井場、現役17年目に感謝
 C大阪のDF新井場徹(33)が14日、現役でJリーグ20周年を迎えられたことを喜んだ。

 G大阪ユース時代の97年にデビュー。Jリーグでプレーするのは今年で17年目で「もうそんなになるんですね」。Jリーグ開幕当時は中学生。「そのころは漠然とプロになりたいと思っていたけど、(7月で)もう34歳ですからね。この年までできているのは幸せなこと」と、感謝の思いを口にした。
 [2013年5月14日20時5分]


17年目のシーズンを迎えられたことを喜ぶセレッソの新井場である。
ガンバの攻撃的サイドアタッカーとして才能を認められ、鹿島で勝利の味を知った新井場ももはやベテランである。
プロサッカー選手を夢見ていた中学生がここまでの偉大なる選手になろうとは、思ってもみなかったのではなかろうか。
まだまだ、一花必要であろう。
来週のナビスコでは先発に名を連ねて来るであろうか。
対戦が楽しみである。

サイドを突いて得点せよ

2013年05月14日 | Weblog
予選リーグは終盤戦。20年の歴史に思いを馳せたい試合も
2013Jリーグヤマザキナビスコカップの予選リーグ第6節が、5月15日(水)に開催される。決勝トーナメント進出を目指す戦いも、いよいよ終盤戦。予選リーグ突破に望みをつなぐか、それとも敗退が決まるのか。どのチームにとっても正念場の一戦となりそうだ。

大分銀行ドームでは大分 vs 鹿島が行われる。今シーズンの公式試合で初勝利が欲しい勝点3の大分。サイドを攻略し、中央で長身FWの高さを生かすことができるか。勝点9で首位の鹿島は、大分のサイドを突く攻撃が、予選リーグ突破に前進する勝点3の獲得へ鍵を握りそうだ。


サイド攻撃が鍵と語るJリーグ公式のプレビューである。
過密日程でありサイドアタッカーを誰が務めるのか読めぬところがある。
しかしながら、誰が出ても鹿島は鹿島と世に再び知らせるためにも、サイドを突いて得点へとつなげて欲しい。
鹿島の攻撃サッカーで勝利を掴みたい。
楽しみにしておる。

日本サッカー協会・上川審判委員長、誤審を認める

2013年05月14日 | Weblog
興梠ゴールは「オフサイド」 日本協会審判委が誤審認める、判定は変わらず
2013.5.14 18:51


サッカーJリーグ 浦和レッズ対鹿島アントラーズ 後半、浦和・興梠慎三の勝ち越しゴールがオフサイドではないのか?と審判団に抗議する青木剛(右から2人目)ら鹿島イレブン 右は中田浩二=埼玉スタジアム2002(吉澤良太撮影)

 日本サッカー協会の上川徹審判委員長は14日、「Jリーグ20周年記念試合」として行われた11日のJ1第11節、浦和-鹿島(埼玉)で浦和の興梠が決めたゴールについて「得点が認められるべきではなかった」と説明した。日本協会が誤審を認めるのは極めて異例。3-1で浦和が勝利した記録に変更はなく、判定に異議を唱えた鹿島の小笠原、ダビへの警告も取り消されない。

 上川委員長らは12日の研修会で、興梠がオフサイドの位置にいたと映像で確認。担当審判団への聞き取りによると、佐藤隆治主審はオフサイドではないと認識し、竹田明弘副審は興梠はボールに触れず、クロスを上げた梅崎のゴールと判断したという。上川委員長は「疑問が生じたのなら伝えるべきだった」と双方のコミュニケーション不足を誤審が生じた原因に挙げ、審判団に映像を送付して注意を喚起した。佐藤主審、竹田副審の処分は行われない。誤審を認め、説明機会を設けた理由については「注目を浴びたカードで、疑問を持っている方が多かった」などと説明した。


浦和・興梠V弾、やっぱりオフサイド
2013年5月14日

後半、勝ち越しゴールを決め喜ぶ浦和・興梠(撮影・吉澤敬太)
拡大写真はこちら
 11日に行われたJ1浦和‐鹿島で、FW興梠が挙げた浦和の2点目について、日本サッカー協会が14日、誤審を認め、オフサイドでノーゴールとするのが適切だったと認めた。公式記録は訂正せず、判定について抗議したMF小笠原、FWダビが受けた警告も取り消されない。Jリーグの公式戦の1プレーについて日本協会が誤りを認めるのは異例だ。

 問題のシーンは、1‐1で迎えた後半33分。左サイドから浦和のMF梅崎が挙げたクロスに興梠が頭で合わせた。興梠が相手守備ラインよりも鹿島ゴール寄りの位置でプレーしていたように見えたため、鹿島の選手は「鹿島のどの選手が興梠よりもゴール寄りに残っていたのか」と判定の説明を求めて審判団に詰め寄った。さらに、場内でもゴールシーンのリプレー映像が流されたため、事態が混乱した。

 試合後、鹿島の複数の選手やスタッフが審判側から「興梠が触っていればオフサイドだった」という説明を受けたと証言している。明確に興梠がシュートを放っている事実と食い違うため、鹿島側や観衆の不信感を招いていた。

 この日、都内のJFAハウスで日本協会の上川徹審判委員長は「オフサイドで得点は認められるべきではなかった」と誤審を認めた。

 ミスが生まれた背景について「主審はオフサイドではない位置から飛び出したと判断した。副審は興梠がボールに触れていなかったと判断した。一番大事なのはその場で確認しておくことだった。ちゃんとしていれば、オフサイドの判定ができたのでは」と釈明した。協会側は判定にかかわった主審と副審には再発防止の指導をしたというが、罰則を科す予定はないという。

 微妙な判定の際には、競技場内でリプレー映像を流さないようにすることも各クラブに求めた。なお、リプレー動画を受けてサッカーの主審が判定を覆すことは規約上認められていない。


浦和戦における興梠のゴールは公式にオフサイドの誤審と認められた。
しかしながら、ゴールが無効になるわけでも、再試合になるわけでもなく、意義により受けたイエローカードも取り消されることはない。
これは、わかっていたこととはいえ、無念な気持ちとなる。
しかしながら、公式に認められたことは大きな前進と前向きに捉えたい。
これまで、誤審があったとしても、公表されることはなかった。
こうメディアに登場しただけでもありがたいと思おうところであろう。
次は、浦和に偏ったジャッジがなくなることを望みたい。
偏向ジャッジは誰にとっても幸せにはならぬ。
それはJリーグ20年の悲願である。

青木、持ちを切り替えていきたい

2013年05月14日 | Weblog
[鹿島]ナビスコ大分戦を前に「ここで勝って決めたい」と青木
 ナビスコカップ・第6節を翌日に控えた14日、対戦相手・大分の布陣[3-4-2-1]を想定し、ゲーム形式の調整が行われた。鹿島は同じ布陣の浦和と対戦したばかりだが、青木剛は「極端に言うと[4-1-5]みたいな形だった」と独特な戦法を表現し、試合を振り返った。最終ラインが流動的に変化し、相手陣内で数的有利を作り出す浦和。リーグ首位の大宮は、“オールコートマンツー”で浦和を倒して話題となったが、「大宮の試合は見なかった。あれは自分たちの戦い方」と、鹿島はコースを絞り、前線から献身的にプレッシングする「強み」で勝負した。しかし少なからず手応えは得たものの、結果は悔しさが残る敗戦に。「完璧ではなかった。同じ戦い方が一試合通してできるようにならないと」と、浦和戦を糧として次の戦いに向けて気を引き締め直した青木は「ここで勝って決めたい。そしてリーグ戦にうまく気持ちを切り替えていきたい」と、大分戦での決勝トーナメント進出を誓った。
(鹿島担当 倉橋捺稀)

浦和戦を糧とする青木である。
悔いる結果となったが、セットプレイと誤審、そして前掛かりに攻めたところのカウンターと浦和戦では守備が破綻したわけではない。
ここは、自分たちの戦い方を見失うことなく前を向いていって欲しい。
大分との戦いにて勝利せしむれば、ナビスコ杯決勝トーナメント進出が決まる。
気持ちを切り替え、勝利へ邁進するのだ。
楽しみにしておる。

大迫、ゴールをねらえ

2013年05月14日 | Weblog
2013年05月14日(火)


明日に迫った大分戦へ向けて、9時よりミーティング後、ミニゲームを実施しました。また、一部の選手はフリーキックの練習も行いました。


大迫の雄姿である。
大迫は、リーグ戦での大分戦の決勝ゴールより得点に見放されておる。
これには大迫本人としては不満に思っておろう。
明日の大分戦では大迫のゴールに期待したいところ。
頼もしいエースの活躍で決勝トーナメント進出を狙いたい。
期待しておる。

PSG・レオナルド、体調不良で病院へ

2013年05月14日 | Weblog
PSG、レオナルドSDが体調不良で病院へ
会長は「彼はクラブのためにすべてを尽くした」

パリ・サンジェルマン(PSG)のレオナルドSD(スポーツディレクター)が、体調不良で病院に運ばれていたようだ。ナセル・アル・ケライフィ会長は、深刻な問題ではないと明かしている。

12日に19年ぶりとなるリーグアン制覇を決めたPSG。試合後にFWズラタン・イブラヒモビッチとの口論が騒がれたレオナルドSDは、12日から13日にかけてパリに戻ってきた際に体調不良を訴え、病院に運ばれて検査を受けたようだ。同SDは13日にすでに退院しているという。

フランスメディアによると、アル・ケライフィ会長は「レオはクラブのためにすべてを尽くしてきた。彼は気持ちを込めて仕事をしていたんだ」とコメント。レオナルドSDがいかにクラブのために働いてきたかを強調した。

レオナルドSDは先日、判定への不満から主審を肩で突き飛ばしたことが話題となった。この件で長期停止処分を科される可能性もある。イブラヒモビッチとの口論も含め、大きな期待とプレッシャーがかけられていたPSGをタイトルに導くべく、ストレスを抱えていたのかもしれない。


体調不良で病院に運ばれたPSGのレオナルドSDである。
既に退院しており、大事には至らなかった様子。
パリSGを19年ぶりにリーグ優勝に導くには多大なるストレスがあったのであろう。
ここは心労で倒れるのも無理は無い。
ここは少々の休息を取り、元気な姿を見せて欲しい。

大分戦プレビュー

2013年05月14日 | Weblog
【ヤマザキナビスコカップ 大分 vs 鹿島】プレビュー:Jリーグ生まれの選手に注目!3連覇に向けて予選突破が懸かる鹿島を、いまだ公式戦未勝利の大分が迎え撃つ。(13.05.14)
リーグ戦から中3日で行われるヤマザキナビスコカップ第6節。Bグループ最下位の大分が首位の鹿島をホームに迎える。1カ月前にリーグ戦で対戦したチーム同士の再戦は、あの時と状況は変わっている。

まずはアウェイの鹿島だが、前回の大分戦(○3-2)から上昇し、前節の浦和戦に敗戦するまで負けなしを続けた。チームコンセプトとして「試合を支配する」ことを狙いつつ、対戦相手や試合展開に応じて変幻自在に対処。Jで最も多くのタイトルを手にしているチームらしく、「内容が良くても、悪くても勝つ」鹿島らしいサッカーを披露している。
今節も前回の対戦同様にアウェイの連戦。選手の疲労を考慮してのメンバー構成となるだろう。それでも「メンバーが代わっても、代わらなくても勝つ」のが鹿島。この試合に勝利すれば、他チームの結果次第だが、予選突破の可能性もあり、3年連続カップウィナーに向け落とされない試合となる。

ホームの大分だが、ここまで公式戦15試合で勝ち星なし。前回の鹿島戦が底辺と思っていたが、そこからさらに深度は増し、いまだに光明を見出せずにいる。その間、チームはメンバーを入れ替え、対戦相手により戦術を変えることもあったが、当たりはなかった。
もはや策は尽きたように思えたが、ひとつ明確になったことがある。原点回帰だ。田坂和昭監督が「原点に返って走りを見直したい」と話したように、3年前に就任してから選手に求めてきた走りが突破口となる。前節の広島戦では技術の差を走力で埋めようとした。相手のパスワークに振り回され疲弊してしまったが、時間帯によっては“らしい”戦い方を見せたのも事実だ。ボールの奪いどころを定め、最終ラインが下がり過ぎぬよう設定。ボールを奪えば、ボールを動かし、サイドを起点に攻めた。
練習は嘘をつかない。これまで何度も繰り返し、構築してきたスタイルを垣間見た。立ち返る場所がはっきりした。あとは、「今までやってきたことを貫くしかない。今日も自分たちのサッカーができなかったわけじゃない。少しの差だと思う。楽観視しているわけではないが、悲観せずにやっていきたい」と、試合後に高松は自分たちに言い聞かせるようにそう語った。
ただ、月曜日に高木和道、辻尾真二が怪我により1カ月余り戦列を離れることがリリースされた。木村祐志、松本怜に続く、主軸の負傷でいまだベストメンバーが一度も組めていない。それでもポジティブに捉えるなら、「出場機会が得られなかった選手にとってチャンス。活躍すれば先発の座が狙える」とは、Jリーグ生まれ(1993年)の為田大貴の言葉だ。

20年前のこの日、Jリーグがはじまった。為田の言葉を借りるなら「Jリーグでプレーするために生まれてきた」世代の活躍に期待した。

以上

2013.05.14 Reported by 柚野真也


「この試合に勝利すれば、他チームの結果次第だが、予選突破の可能性もあり」と記す大分番の柚野氏である。
これは誤りであり、この試合に勝利すると他の結果とは無関係に予選突破が確定する。
鹿島としては、この5月の過密日程を少しでも楽に進めるため、この試合でトーナメント進出を決めたいところ。
とはいえ、攻撃的に行き過ぎ、前掛かりになったところから失点をするのは避けたいところであろう。
ここは、慎重に試合に入り気を観て弱点を突く格好になるのではなかろうか。
入念に準備をするトニーニョ・セレーゾ監督が、不用意な失点を招く試合運びを行うはずがない。
大分の強力な攻撃陣を抑えきり、勝利で鹿嶋へ戻ってきたいところ。
トニーニョ・セレーゾらしい采配に注目である。

川端元編集長、20年目の誤審

2013年05月14日 | Weblog
[ご隠居漫遊記]20年目の誤審と、サッカーの持病
平成25年5月11日(土)
J1第11節/埼玉スタジアム2002
「浦和レッズ 3-1 鹿島アントラーズ」

 浦和美園駅で下りた瞬間、人の多さを実感した。道の脇で売られる弁当にも売り切れが目立つ。この日、埼玉スタジアム2002には5万人近い大観衆が詰めかけたわけだが、Jリーグが『20周年記念試合』と号しただけあって、動員にも力が入っていたのだろう。

 しかし、この20年目の節目の一戦は、残念ながらJリーグ側が狙ったような試合にはならなかった。
 当日のネット上にも、翌日の新聞にも、20年を懐かしく思い出すような記事が出ることはほとんどなく、ひたすら一つのゴールについての話題に特化することとなった。本当はちょっとウェットな内容のコラムで始めるつもりだったこのコーナーもまた、それを無視するわけにはいかないだろう。決勝点となった興梠慎三の得点は、オフサイド判定のミスから生まれているのだから。

 もちろん、前提としてオフサイド判定が難しいという認識はシェアするべきだ。スロー再生を見れば劣弱な視力の私でさえ判定を下せるが、リアルタイムで78分間にわたって激しい運動を繰り返した上、スピーディーな攻防、複数の選手が立体的に重なり合う中、出し手と受け手の双方を視野に収めてジャッジを下す。この過程は言うほど簡単ではない。オフサイドをめぐる誤審は、今日のサッカーにおいて一定の確率で起こる「宿痾」のようなものではある。そんな一面をこのスポーツが持つことをファンもメディアも、そして選手や指導者も認識しておくべきだろう。

 とはいえ、「それもサッカー。今日は運がなかった」などと言ってみても、この理屈を敗者の側から肯定するのは心情的に難しいのも当然だ。おまけに、当日のスタジアムでは、この得点直後にそのシーンをリプレーで流し(オフサイドの瞬間に映像を止めるサービス付きだった)、会場にいたすべての人が(恐らく審判団も)「ミスジャッジ」の情報を共有してしまった。鹿島の青木は「(微妙な判定は)もやもやするものだが、今回はそれもなかった」と苦笑していたという。
 判定ミスに関しては個人に対して試合割り当ての停止といった処分があるのだろう。だが、オフサイドが現行ルールのままである限り、そうした処分が次のミスに対する抑止効果を生むかと言えば、かなり難しい。

 個人的にはプロの興行に関しては、各リーグの判断で部分的な映像判定の導入に踏み切る時期に来たのではないかとも思っている。「誤審もサッカーの一部」と許容するには、僕らの社会は映像面で発展しすぎてしまった。プロテニス等で実施されているチャレンジシステムのように、1試合に1回だけゴールの有無に関してのみ映像判定を求める権利を両監督に認めるといった形式はどうだろうか(異議が正当であれば、もう1回権利を付与し、不当であれば以降の権利を失う)。駆け引きの手段と化す可能性もあるが、オフサイドの複雑なルールを加味しての機械判定が現在の技術で不可能なことを考えても、検討する価値があるのではないだろうか。

(EL GOLAZO 川端暁彦)

Jリーグ20周年記念試合について語るエル・ゴラッソの前編集長・川端氏である。
やはり焦点は誤審となってしまう。
ここはメディアに関わる者として悲しかったのではなかろうか。
Jリーグが開幕して20年、その歴史を作ってきた2つのクラブが雌雄を決する好ゲームをする。
そのようなシナリオを描いておったのは彼だけではあるまい。
20年間、弱小と罵られながらもスタジアムに通いつめたサポーターを有するクラブと、ひたすら勝利を目指す清廉なクラブの戦いは、多くの注目を集めていた。
どちらが勝っても、悔いのない素晴らしい記事を世に届けたかったであろう。
しかしながら、誤審と呼ぶにはあまりにも稚拙な結果となり、この20年の集大成とする事はできなかった様子。
メディアとしても、誤審に泣かされ続けた鹿島の歴史を報じることは出来たであろう。
それは多くの者が知る事実である。
とはいえ、それは20周年を祝うものではない。
そこは、メディアとして行う行為ではなかろう。
結果的に誤審を憂い、無くす努力をしようとする記事に落ち着くところは致し方のないところ。
ここはエル・ゴラッソだけでなくサッカーについて報じるすべてのメディアに関わるものが無念に思ったところと言えよう。
世間としては、逆に、ここは良い機会と誤審について大きく報じる流れなってくれることを望む。
初年度のCSにて起こった誤審から始まり、ジュビロの中山が曽ケ端にチャージして得たゴール、川崎GK吉原が田代の足を掴んで倒してもノーファール、など、列挙して行く企画も良い。
とはいえ、そのような企画はシーズンオフにまとめれば良い。
シーズン中は、毎試合ジャッジを振り返り、誤審だけでなく良いレフェリングに関して褒め称える文化を作るチャンスである。
審判について報じるようになっていく良い機会と言えよう。
Jリーグ開幕から20年。
ここで、審判に対して尊敬の眼差しを与える文化を目指していこうではないか。

中田コ、大分戦へ集中

2013年05月14日 | Weblog
【鹿島】中田、15日・大分戦へ誤審切り替える
 勝てば予選リーグ突破が決まるナビスコ杯の大分戦(15日・大銀ド)へ向け、主力組は軽めに調整。11日の浦和戦は、誤審もあり1―3の敗戦。公式戦無敗も9で止まったが、MF中田は「大会も違うし、切り替えなくちゃいけない。大分にはリーグ戦のアウェーで苦戦してるし簡単じゃない」と仕切り直しとなる一戦へ集中した。
(2013年5月14日06時01分 スポーツ報知)

ナビスコ杯大分戦について語る中田コである。
リーグ戦での対戦時は、先制され、追いつき、逆転し、追いつかれて迎えたアディショナルタイムに大迫の決勝弾にて勝利を掴んだ。
手に汗握るシーソーゲームであったことを記憶しておる。
観客としては多くの得点の入る面白いゲームであったが、プレイする選手としては苦戦という印象となろう。
明日は堅固な守備で安定した試合運びを行って欲しいところ。
気持ちを切り替え、集中して試合に挑むのだ。
楽しみにしておる。

元川女史、20周年記念試合のコラム

2013年05月14日 | Weblog
後味の悪かったJ20周年記念試合での誤審
古巣・鹿島に成長した姿の一端を見せた興梠
Text by 元川 悦子

93年5月15日、東京・国立競技場で行われた横浜マリノス対ヴェルディ川崎戦から始まったJリーグが発足20年を迎えた。世界中からスーパースターがやってきて、全てのスタジアムが超満員に膨れ上がった異様な熱気は今も脳裏に焼き付いて離れない。当初は10チームだったクラブ数もJ1J2合計40クラブに増え、Jの基本理念である地域密着も進んだ。確かに93年当時を考えてみれば、ヴァンフォーレ甲府や松本山雅のようなローカルクラブが生まれ、1万人超の観客動員をほぼコンスタントに記録するようになるなど、想像もしなかった。それだけ日本の隅々にサッカーが浸透したということだろう。

11日のJ1第11節・浦和レッズ対鹿島アントラーズ戦はJリーグ20周年記念試合と位置付けられ、かつて鹿島で活躍したアルシンドや浦和で活躍したポンテ、小野伸二(ウエスタン・シドニー)も来場。土砂降りの大雨にも関わらず4万6000人を超える大観衆が集まった。10節終了時点で4位・浦和と3位・鹿島の上位対決とあって、前半の内容は非常にクオリティが高く、凄まじい気迫が感じられた。

とりわけ、昨季まで8年間鹿島でプレーした興梠慎三と彼をつぶしにかかる岩政大樹のマッチアップは熾烈で、開始早々から2人が衝突するほどだった。「この1週間、慎三を止めることをすごく意識していた。彼も新しいチームに来て新たな自分を模索している段階で、前半はあまりボールが入らなかった」と岩政が話したように、興梠も思ったような動きができていなかった。「テンパって気合が空回りしていた」と興梠本人も苦笑いするしかなかった。2009年には埼玉スタジアムで3連覇を決めるゴールを奪っている男としては、どうにもならない複雑な思いが渦巻いて仕方なかったのだろう。

鹿島優勢の流れで0‐0で折り返した後半、負傷した宇賀神友弥に代わって途中出場した梅崎司が試合の流れを大きく変える。「前半はウチのサイドのよさがあまり出せていなかった。鹿島の4バックのスライドも遅れ気味になってきていたので、どんどん外から行こうと思った」と話す梅崎が積極的に仕掛け、シュートを狙い始め、鹿島守備陣に小さな綻びが生まれ始めた。

それでも、試合巧者の鹿島はワンチャンスを逃さない。後半18分の先制点の場面はGK曽ヶ端準のフィードがDFにあたってこぼれ、これを柴崎岳が拾って右に開いた野沢拓也へ展開。野沢はマークに来た阿部勇樹を巧みにかわしてエリア内に侵入。狙い澄ましたシュートを枠へ蹴り込んだ。2007年から3連覇した時の鹿島はこの虎の子の1点を守り切れた。常勝軍団復活を目指す彼らはそれを実践しなければならなかった。

だが、浦和はこの3分後、柏木陽介の右CKを那須大亮が決めて即座に同点に追いつく。この一撃は鹿島にとって非常に痛かった。勢いづく浦和はマルシオ・リシャルデスを投入し、陣形を少し変えて攻めに厚みを加える。流れは完全に彼らに傾いた。

問題のシーンが起きたのは後半33分だった。鈴木啓太から左でパスを受けた梅崎がドリブルで切りこんで中にクロスを上げた。これを頭で押し込んだのが興梠。「オフサイドじゃないかと思って線審を見た」と本人も言うように、彼はかなり微妙な位置にいた。映像で見るとオフサイドなのは明らか。しかし確認が取れなかったのか、主審はゴールを認めた。「Jリーグは20年経ってもレフリングは変わっていない。ラインズマンの無能さに失望した」とトニーニョ・セレーゾ監督は会見で言い放ったが、20周年を祝う大一番で誤審が出てしたのは後味が悪すぎた。得点に絡む判定は慎重かつ正確でなければならない。こんな場面が繰り返されないように、何らかの策を講じてくれなければ困る。結局、このゴールシーンによって試合が壊れ、鹿島は守備が崩壊。浦和が3‐1で勝利した。抗議によってイエローカードを受けた小笠原満男らは割り切れない思いが募ったのか、次々と無言でスタジアムを後にしていった。

興梠自身も複雑な思いはあっただろう。が、後半から冷静さを取り戻し、逆転弾を自ら叩き出し、鹿島時代には見せなかったポストプレーで3点目の起点を作った仕事ぶりは高く評価できる。「浦和に移籍してきてよかったということを示したかった」と本人は強調していたが、これで飛躍のきっかけをつかんでくれれば彼にとって一番いい。鵬翔高校時代は同い年の本田圭佑(CSKA)や岡崎慎司(シュツットガルト)より高く評価されていながら、鹿島で伸び悩み、日本代表にも定着しきれなかった興梠だけに、ここから巻き返しを図るしかない。ボール扱いやスキル、創造性、ゴール前のアイディアなどポテンシャルは非常に高い選手だからこそ、より厳しさが必要だ。古巣を地獄に突き落とすという非情さを学んだのは大きな経験になるだろう。ここからの興梠の進化に期待したいものだ。


Jリーグ20周年記念試合について記事を書く元川女史である。
特に新しい切り口はない。
ただ、浦和の興梠については、ここからの進化に期待したいと述べておる。
彼女が鹿島時代に見せなかったというポストプレイは、実際には随所に行っておった。
しかしながら、戻りオフサイドやハンドを取られて機能していなかっただけである。
そのあたりは、もう少し観ておいて欲しかったところ。
とはいえ、元川女史が鹿島番を外れてからレギュラーになった興梠について詳しいなれと言っても無理があろう。
また、興梠については、紳士たれと強いる鹿島では、自分のキャラクターを抑えつけることとなりストレスを抱えておったのではなかろうか。
悪しき行為も肯定される浦和というクラブが水に合っているのやも知れぬ。
相手選手を突き飛ばしたり、倒れている選手に挑発する姿を見るに付け、短期間で変わってしまったことを悲しく思っておった。
が、それが彼の本性であり、邪悪なるクラブに馴染むことこそが運命であったよう、今は思える。
それは、今は良かろう。
我らとしても、多少の距離を置きたい。
しかしながら、興梠が現役を終え、ユニフォームを脱いだ際に、どのクラブが最高であったかを思い起こして欲しい。
その時代になったときにこそ、懐の深さで改めて迎え入れたいと思う。