鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大分戦報道

2009年06月29日 | Weblog
小笠原“みそぎ弾”で鹿島逆転勝ち/J1

後半16分、小笠原は同点のゴールを決める。右はGK西川
<J1:鹿島2-1大分>◇第15節◇28日◇九石ド
 MF小笠原満男(30)の「みそぎの一撃」で、首位鹿島が大分に逆転勝ちし、リーグ戦の連勝を7に伸ばした。小笠原は1点を追う後半16分に嫌な流れを断ち切る同点ゴールを決め、同27分には左CKでDF岩政大樹(27)の決勝ゴールを演出した。24日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント1回戦FCソウル戦で退場となって敗退の責任を1人で背負い、チームメートへの謝罪の気持ちをプレーで示した。

 胸に募る悔しさを振り払うかのような一撃だった。0-1で迎えた後半16分、MF野沢の浮き球のパスに反応した小笠原がペナルティーエリアに走り込むと、右足を一閃(いっせん)。「枠に飛ばせばいいと思った。ゴールはおまけみたいなものだけど、やはりうれしい」。豪快なボレーで同点。だが、そこには喜びもせず、逆転勝利だけを見すえる男の姿があった。

 その思いが同27分に結実した。左CK。蹴る前に腕を振り「相手GKが前に出てくるのでGKの前に1人立ってほしかった。ゴール前も(意図を)感じてくれた」と、冷静に指示を出した後に放たれたボールはゴール前でこぼれ、岩政の逆転ゴールを演出した。

 勝たなければならない理由があった。悲願のアジア制覇が消滅したFCソウル戦で試合途中に退場処分を食らった。「あの試合は忘れられない。負けただけではなく、自分の退場で迷惑をかけてしまった」。後半19分に退場してから控室に戻り、試合終了後まで着替えることすら忘れ、汗まみれのユニホーム姿のまま自責の念に打ちひしがれた。

 一時はチームメートへの謝罪をほのめかしたが「謝るのはやめた。ごめんと言うのは簡単だけど、プレーで貢献した方が口で言うよりいいと思った」。ACLから中3日の疲労、高温多湿、芝生がめくれやすいピッチと悪条件にチームが苦しむ状況下で、責任を背負う決意を固め、前へ前へ突き進む背番号40の背中は普段以上に大きく映った。

 リーグ戦はこれで7連勝、12戦負けなしと単独首位を突っ走る。「リーグで優勝して来年こそは(ACL制覇)というのはある。リーグはまだ続く。どんどん勝っていきたい」。ピッチの中心で日本代表クラスの動きを続け、勝利を叫ぶ闘将の姿がある限り、鹿島の独走は止まりそうもない。【菅家大輔】
 [2009年6月29日8時7分 紙面から]


鹿島岩政大分戦で5発目!/J1
<J1:鹿島2-1大分>◇第15節◇28日◇九石ド
 鹿島DF岩政大樹(27)が「大分キラー」ぶりを見せつけた。後半27分に小笠原のCKのこぼれ球を粘り強く押し込み、値千金の決勝ゴールを奪取した。この一発がリーグ戦通算22点目だが、大分戦で5得点と量産。それでも「(小笠原)満男さんのゴールがいろんな意味で大きかった」と、主将の一撃を称賛していた。

 [2009年6月29日8時11分 紙面から]


【大分-鹿島】勝ち越しのゴールを決めた鹿島岩政(撮影・藤尾明華)

鹿島、再発進7連勝!首位ガッチリ
2009.6.29 05:02

大分-鹿島 後半27分、逆転ゴールを決め、跳び上がって喜ぶ鹿島・岩政。左は野沢=九石ドーム
 J1第15節最終日(28日、大分1-2鹿島、九石ド)鹿島が7連勝。ACLは決勝トーナメント1回戦で敗れたが、中3日の試合で勝ちきり、オリベイラ監督は「選手が頑張ってくれた」と満足感そうだった。後半9分に先制点を許すと、目覚めたかのように同16分にMF小笠原が同点とし、DF岩政が勝ち越し弾。「先制されても慌てることはなかった」と小笠原は胸を張った。ACL敗戦のショックを振り払い、照準をリーグ3連覇へと向けた。


大分-鹿島 前半、大分・西山(左)と競り合う鹿島・小笠原=九石ドーム

小笠原みそぎ弾!ACL退場ショック一掃

<大分・鹿島>後半16分、同点ゴールを決める鹿島・小笠原満男
Photo By スポニチ

 MF小笠原満男(30)の汚名返上弾で、鹿島がリーグ戦7連勝を飾った。J1第15節の28日、アウェーで大分と対戦した首位・鹿島は、2―1で逆転勝利を収めた。ACLでは24日にFCソウルに負けて16強で敗退したが、その試合で退場になった小笠原が同点ゴールを決めるなどショックを一掃。来季のアジア制覇に向けて、新たな一歩を踏み出した。

 悔しさを右足に込めた。0―1の後半16分。ゴール前でキープした興梠が右サイドに送り、フリーになっていた野沢が逆サイドのスペースへ浮き球のパス。ペナルティーエリアの外から相手DFの裏に飛び込んできた小笠原がダイレクトボレーで合わせ、豪快な一撃をゴールネットに突き刺した。貴重な同点ゴール。だが、歓喜の輪の中心にいた主将は淡々とした表情だった。

 「ゴールは僕の仕事じゃないし、他にも仕事はある。おまけみたいなものだけど、やっぱりうれしいですね。ACLのことがあったんで、どんな形でも勝ちたかった」

 初制覇を目指して臨んだACLだったが、FCソウルにPK戦の末に敗れて16強で敗退した。2度の警告を受けて退場した小笠原は誰よりも責任を感じていた。普段は試合終了後すぐに着替えるが、ロッカールームで頭を抱えて汗で濡れたユニホームになかなか手を掛けることができなかった。「あの試合を、あの悔しさを忘れることはできない」。経験豊富な小笠原にとっても悔いの残った一戦だった。

 だからこそ汚名を返上したかった。FCソウル戦後はイレブンへの謝罪を約束していたが、「やっぱりやめました」と言葉にはしなかった。代わりにプレーで引っ張っていく。「口で言うより、少しずつ勝利で貢献したかった」。後半27分には左CKから岩政の勝ち越しゴールの起点にもなった。2得点に絡んでチームを逆転でリーグ7連勝に導き、頼れる主将であることを証明した。

 1試合少ない状態で2位・新潟との勝ち点差7をキープし、首位を独走している。「もう1回Jリーグで優勝して、アジアのタイトルを獲りたい」と小笠原が言えば、青木も「アジアに挑戦し続ける高いレベルを保ち続けたい」と気持ちを切り替えた。3連覇の先にある来年のACLへ。小笠原と鹿島が再スタートを切った。

[ 2009年06月29日 ]

岩政勝ち越し弾!次はACL勢連破だ

<大分・鹿島>後半27分、勝ち越し弾を決めた鹿島・岩政大樹(左)はジャンプしてガッツポーズ
Photo By スポニチ

 【鹿島2―1大分】鹿島DF岩政が決勝弾を決めた。後半27分に野沢のシュートのこぼれ球を拾って右足でゴール。「あそこにいるときは狙うように意識している」と笑顔を見せた。ACLの敗退で「(目標が)なかなか見えない日々」を送っているが、今後もリーグではACLで8強に残った名古屋、川崎Fとの対戦が続く。「2チームを叩くことが自分たちの力の証明になる」と連破でモヤモヤを振り払うつもりだ。
[ 2009年06月29日 ]

小笠原、汚名返上弾!来年こそACL制覇だ!…鹿島

後半16分、同点ゴールを決めた鹿島・小笠原
 ◆J1第15節 大分1―2鹿島(28日・九州石油ドーム) 首位の鹿島は最下位の大分と対戦。1点をリードされたが、24日のACL・FCソウル戦で退場処分を受け、敗戦の原因を作ったMF小笠原満男(30)が後半16分に同点弾を決めるなど2得点に絡む活躍で、逆転勝ち。7連勝で勝ち点を35に伸ばした。また、川崎は山形と対戦し後半42分に北朝鮮代表FW鄭大世(チョン・テセ、25)が決勝ゴールを奪い、1―0で勝利。4年ぶりの5連勝を飾った。

 MF小笠原は白いタオルを首からぶら下げ、ロッカーから出てきた。「あの試合の後で下を向いてはいられない。勝利に貢献していければいいと思っていた。プレーで謝ることができればいいなと」。2得点に絡む活躍で大分に逆転勝ちで7連勝で首位キープ。勝利の立役者はACLショックを振り払い、心地よい汗をぬぐった。

 1点を追う後半16分。右サイドMF野沢からのクロスに、約30メートルを駆け上がりファーサイドで「ゴールの枠に入ればいいだけだった」と右足アウトサイドボレーでゴール中央上に突き刺した。27分には、自らのCKを起点にDF岩政が決勝ゴール。蹴る前「GKが出てこないようにブロックしてくれ」という指示が的中しての決勝弾だった。

 ACLソウル戦(24日)で2―1とリードした後半19分、2枚目の警告で退場した。その後、数的不利となったチームは追いつかれ、PK戦で敗退。延長戦も含め、1時間以上ロッカールームで過ごした小笠原はショックと悔しさのあまり、ユニホームを脱ぐことができず、白いタオルを頭からかぶり涙を流した。「負けた責任を全部背負う。お前のせいじゃなく、オレのせい」とPKを失敗したDF内田らに声をかけたという。

(2009年6月29日06時00分 スポーツ報知)


後半16分、野沢からのボールを豪快に決め、同点ゴールを挙げた鹿島・小笠原(左は大分・高橋、右はGK・西川)

同点弾の小笠原主将か決勝弾の岩政か。
ACL敗退に絡めた報道中心である。
しかしながら、PK戦敗退は運であり、好調は維持されておると言えよう。
その中心は満男でも岩政でもなく野沢である。
今季の野沢は決定的な仕事をし続けておる。
昨季は病気再発と不調に涙を飲んだが、今季は中心選手として光り輝いておると言っても過言では無かろう。
とはいえ、好事魔多し。
野沢だけに頼ることなく戦っていきたいと思うのである。

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1 コメント

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Unknown (毬藻)
2009-06-29 19:24:46
試合後の満男のコメント・・・感動しました。
後半戦は、我々ももっともっと後押しをしたいと思います。

とれるタイトルは、全て取りましょう!!
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