鹿島に勝運ゾクゾク到来
鹿島のラッキーアイテムとなっている地元小学校から贈られた「必勝の鍵」
鹿島に最高の「勝運」が宿る。前日20日の柏戦での劇的なロスタイム弾で3位に浮上した鹿島は24日、ホームで名古屋を迎え撃つ。カシマサッカースタジアムでの名古屋戦は、93年のJ開幕戦での5-0圧勝に始まり、公式戦20連勝と不敗神話を継続中。FW田代も「負けているイメージがない」と幸運を感じ取る。
この1カ月半、8戦無敗の最中にもラッキーアイテムが続々と登場した。ホームで降雨が多かった5月中旬には、てるてる坊主を準備。以来、ホーム戦で3連勝中だ。5月下旬にはグラウンド脇でスタッフが亀を発見。クラブ職員が自宅に持ち帰った1週間の間に行われた甲府とのナビスコ杯&リーグ戦の連戦では、亀の恩返し? で完勝した。14日の地元小学校での訪問では全校生徒28人が製作した「必勝の鍵」を贈られて以降、今季2度目の連勝を収めた。
選手も験を担いでいる。MF青木は「奥さんが子供を実家の方で産んで、5月ごろに帰ってきてから負けていない。試合会場にも見に来てなくて『日曜の試合(名古屋戦)も見に行くのやめようかな』という話をしている」と明かした。FW興梠もスパイクを磨いて敗れた4月29日浦和戦以来、磨くのをやめると負けなくなった。今の鹿島は勝利の女神に見初められている。【広重竜太郎】 [2007年6月22日8時55分 紙面から]
ジンクスの固まりである。
現代科学では解き明かせない「何か」は絶対に存在する。
が、それは細木某でも江原某でもないことだけはここに宣言しておこう。