鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

柏戦報道とコメント

2007年06月21日 | Weblog
鹿島終了間際に決勝ゴール/J1
<J1:鹿島1-0柏>◇第16節◇20日◇日立柏
 序盤は風上の鹿島が主導権を握った。前線のFWマルキーニョスを起点に攻め、MF野沢のプレスキックからもゴールに迫った。しかし、GK南を中心とした柏のディフェンスに跳ね返された。
 一方の柏はFWフランサの巧みなパスワークを中心に速攻を仕掛け、左サイドからも鹿島を切り崩した。しかし、0-0で迎えた前半39分に攻撃の柱となるフランサが2枚目のイエローカードを受け退場となった。
 鹿島は10人となった柏相手に攻め続ける。なかなかゴールを奪えなかったが、終了間際にマルキーニョスが決勝ゴールを挙げ、1-0で劇的な勝利を収めた。

[2007年6月20日21時2分]

途中出場鹿島佐々木が決勝アシスト/J1
<J1:鹿島1-0柏>◇第16節◇20日◇日立柏
 途中出場の鹿島FW佐々木が約7分間の出場時間で勝利を呼び込んだ。後半42分から投入。最初のプレーで切れ味鋭いドリブルで流れに乗った。ロスタイム4分の終了間際にFW田代の後方へのヘッドに反応し、右サイドの裏のスペースに走り抜けると、冷静にラストパスをゴール前に送って決勝弾を演出した。
 「(5月3日)東京戦の時も同じような状況で自分でシュートを打ってDFに当たってしまった。今日はチームの勝ちが大事だった」と、アシストに納得していた。

[2007年6月20日22時50分]

鹿島岩政ラスト10秒で奇跡起こした/J1

前半、ボールを追う鹿島DF岩政(左)と柏FWフランサ(撮影・神戸崇利)
<J1:鹿島1-0柏>◇第16節◇20日◇日立柏
 鹿島DF岩政がラスト10秒の奇跡を起こした。0-0でロスタイム4分も残りわずか。自陣から前線へ正確なフィードをFW田代の頭に合わせる。右サイドに走り込んだのは「練習が物足りないと感じたら居残りでやらないと追いつけないぞ」とカツを入れた、開幕当初は不遇を味わっていたFW佐々木。折り返しをFWマルキーニョスが押し込んで劇的な勝利が生まれた。

 岩政はDF新記録の5試合連続得点は逃したが、晴れ晴れとした表情。「自分がゴールを決めるより鳥肌が立つ試合」。8戦負けなしで3位に浮上し、首位G大阪とも勝ち点8差。試合後のロッカー室ではオリベイラ監督がボードに順位を殴り書き「信じろ、夢をあきらめるな」と通訳に日本語で書かせた。10冠へ記録よりも価値のある1勝だった。
[2007年6月21日9時4分 紙面から]

岩政、5試合連続ゴール逃すも…鹿島がロスタイム弾で劇的勝利
 J1第16節(20日、柏0-1鹿島、柏サッカー場)鹿島DF岩政が劇的勝利を演出した。0-0で迎えた後半ロスタイム、自陣からのロングパスがFW田代→FW佐々木とつながり、最後はFWマルキーニョスが右足でゴール。今季リーグ・ホーム戦無失点の柏から決勝点を奪った。「きょうは自分のゴールよりうれしい得点の形だったし、鳥肌が立つような試合だった」と笑顔の岩政。リーグ新記録となるDFとしての5試合連続ゴールは逃したが本職の守備でも今季4度目の完封に貢献。チームも3位に浮上した。

マルキーニョス残り1秒で決勝弾

<柏・鹿島>試合終了間際、鹿島・マルキーニョス(左)にゴールを決められ、ぼう然とボールの行方を見つめる柏GK・南(中央)と蔵川
 【鹿島1―0柏】鹿島は残り1秒での劇的なゴールで、約2カ月ぶりの連勝を飾った。後半42分から途中出場し、「ファーストタッチから良かった」というFW佐々木がドリブルで右サイドを突破。折り返しをゴール前でFWマルキーニョスが合わせた。ベンチ前で歓喜の輪ができると、直後にタイムアップの笛。DF新記録の5試合連続ゴールを逸した岩政も「自分の得点より鳥肌が立った」と興奮を隠せなかった。アジア杯の日本代表に1人も選ばれず、93年のJ発足以来、国際公式大会で初めて代表ゼロとなったが、5月以降ナビスコ杯を含めて7勝3分けと10戦負けなし。順位も4位から3位に浮上し、一気に優勝戦線に食い込んできた。
[ 2007年06月21日付 紙面記事 ]

マルキーニョス、ロスタイム弾!鹿島3位浮上…J1第16節

後半44分、鹿島・佐々木(左端)からのクロスを合わせ決勝ゴールを決めたマルキーニョス(中は柏・蔵川)
 ◆J1第16節 柏0―1鹿島(20日・日立柏) ベンチ前はお祭り騒ぎだった。後半ロスタイム、ラストワンプレーでFWマルキーニョスの決勝弾が決まると、興奮したオリヴェイラ監督はベンチを飛び出して、サポーター席に走り出そうとした。ベンチ前には控え選手も入り乱れ、歓喜の輪が幾重にも広がる。3位浮上。鹿島が名門復活の兆しをみせた。

 チームを救ったのはFW佐々木だ。後半42分、最後の切り札として登場すると、最後のワンプレーで右サイドをドリブル突破。DFを振り切り、ゴール前フリーのマルキーニョスに正確なボールで、おぜん立てした。佐々木の得点と言っても過言ではないアシストに「何とかしたかった」と笑みがこぼれた。

 3冠を達成した00年、若手だったMF本山、小笠原、中田が台頭し、チームは常勝時代を築き上げた。佐々木はサテライトリーグで今季6試合7得点。若手のFW興梠も結果を残し始めている。「練習試合でも、練習でも得点すること。もっと出番を増やしたい」佐々木。名門復活の日は近い。
(2007年6月21日06時03分 スポーツ報知)

【J1:第16節】柏 vs 鹿島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
6月20日(水) 2007 J1リーグ戦 第16節
柏 0 - 1 鹿島 (19:04/柏/10,273人)
得点者:'89 マルキーニョス(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「質疑応答からお願いしたいと思います」
Q:前半から数的有利になったにも関わらず、仕掛けが遅かったように思いますが?
「選手たちには、駆け引き、あるいは流れの中でいろんな部分があるということを説明してきました。
ここ日立台でやるとき、レイソルは今季4戦全勝、10得点無失点という結果を残している。サポーターの応援を強みにしてくる。そういう流れの中で、相手のサポーターに押され、そのプレッシャーから慌てたプレー、質の悪いプレーや、急いでしまって精度に欠けたプレーをしないように心がけよう、自分たちのプレーをしっかりとやろうと、今週このゲームに向けたトレーニングをする中で選手たちに話してきました。また相手が10人になったからといって、そこで慌てて前へ前へと急いでしまったら、ゲームプランが崩れてしまうから、落ち着いてやっていこう、そういう想定もあるんだということも話していました。予想されたことが起きてしまいましたが、そこでうまく選手たちがその状況を理解し、落ち着いて消化できたんじゃないかと思います。
ハーフタイムに、戦術的なポジショニングを変えました。ひとつは田代選手をワントップにして、両センターバックを引き付ける、もうひとつは、マルキーニョス選手をサイドに展開させ、逆サイドに本山選手あるいは野沢選手を配置して、ワイドに開かせる。そうすることによって、(柏の)両サイドバックが上がれない状態をつくり出す。同時に中盤の配置を変えることによって、中盤を支配することを、狙いとして選手たちに伝えました。
一人少ない相手は徐々に運動量が落ちていくだろうから、こちらが相手を押し込んでいく時間帯が増えるだろうというのが私の予想でした。そこで増田選手に代えて興梠選手を送り出し、野沢選手のポジションを一つ下げて、興梠選手にサイドを突破させる、あるいはサイドで相手を引きつけて、2対1、3対1の数的有利の状況を作るということを求めました。その状況がだんだん増えていくと、相手が自陣(鹿島陣内)にボールを運ぶ回数も減っていくだろうと。そうすれば、セットプレーなり流れの中からの得点チャンスにつながっていくから、慌てずにやろうという話をしました。
だんだん相手がハーフラインを越える回数が少なくなってきましたし、相手が11番(阿部吉)を入れましたが、彼のスピードを生かすだけで、裏のボールをケアすれば何も問題ないだろうと。最後、相手はもう(前に)来ないだろうということで、佐々木選手を入れて勝負に出ました。
やはりその時間帯で先制点が取れてなかったわけですから、攻撃的な選手を投入していって、チャンスをうかがうという形でやっていきたいと。最後はいい形で点を取って勝利することができました。
監督として、勝ったときの話をするのは簡単なことです。使える手を全て使って、結果が出ればそれは采配が功を奏したという(プレスの)皆さんの解釈になると思いますけど、今日、もしこれだけ手を尽くして勝利することができなかったら、逆に「采配が的中しなかった」と言われてしまうでしょう。皆さんと今後お付き合いする中でいい関係を築き上げていきたいので、単純に勝ったときだけ褒めてもらうんじゃなくて、負けた時もそれだけのことをやったんだということを、詳細にわたって理解してもらえればと思います
選手たちにも話をしていたのですが、やはりサッカーは最後まであきらめずに戦うべきスポーツであると。2節前、大分戦で勝利を手中にしかけていたところで、残り10秒で失点してしまって引き分けました。今回は残り10秒で勝利を手にしました。サッカーは最後まで集中を切らさずにプレーすることがいかに大切かということを教わりました。
大分戦では勝利を確実にするためにいろいろな手を尽したにもかかわらず、引き分けてしまった。今日は勝利を手にするためにいろいろな手を尽くし、勝利することができた。両極端の状況です。サッカーはこれほど面白いスポーツであり、選手たちは、たった10秒の中にいろいろな意味の教訓があることを学んだと思います」

以上

【J1:第16節】柏 vs 鹿島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●本山 雅志選手(鹿島):
「自分が交代してから流れがよくなった。後半は、相手が1人抜けて中盤が間延びしてしまった。攻める時間が長かったが、課題が残った。
誕生日だったけど、シュートは1本しか打てなかった。入ればいいなあと思ったけど。サポーターの声援は、うれしく、照れくさかった。
最後は勝点1かと思っていたが、3を取れたことは大きい。うれしいです」

●マルキーニョス選手(鹿島):
「最高のゲームとなった。この流れを崩さないように、次節ホームでも勝ちたい。レイソルがこのスタジアムで強いことは知っていたが、選手皆が集中して、勝つことができた。相手が1人減ってから、いくつかチャンスがあったのに決められなかったことが悔しい。でも最後に決めることができて本当に良かった」
●岩政 大樹選手(鹿島):
「こういう勝ち方はチームの流れが良くないとできないこと。(中断まで)残り2試合ホームとなるので、チームはさらに団結できる。うれしいことです。
相手が1人減り、引かれて攻めにくい部分があった。皆が(田代)有三を生かしたプレーをさせたがっていた。
ダニーロが入ってからは、自分は意識的に下がってプレーした。全体に守備は良かった。セットプレーから1本、得点のチャンスがあったが、外したときは『今日は0対0か』と思った。マルキーニョスのゴールは、自分がゴールするより、鳥肌が立つくらいうれしかった」


【J1:第16節 柏 vs 鹿島 レポート】最後の最後に集中が途切れた柏。スコアレスドロー寸前、鹿島がドラマチックな勝利を掴む [ J's GOAL ]
6月20日(水) 2007 J1リーグ戦 第16節
柏 0 - 1 鹿島 (19:04/柏/10,273人)
得点者:'89 マルキーニョス(鹿島)

サッカーはこの上なく面白く、エキサイティングで、時に残酷だ。この日の日立台には、そんなサッカーの魅力と怖さが詰まっていた。

立ち上がりは鹿島が優位に試合を進めた。6分と9分、いずれも鹿島がセットプレーのチャンスを得る。キッカーは野沢。アウェイ側ゴール裏を赤く染めた鹿島サポーターは、岩政コールでJリーグ新記録(DF選手として5試合連続得点)への期待を煽る。
しかし4試合連続ゴール中の岩政には、柏守備陣の中心である古賀がぴたりとマークに付き、容易にシュートを打たせない。


次第に、フランサにボールが入るようになった柏がペースを握り始める。こうなると「フランサ劇場」の幕開けだ。19分、フランサが自陣に流れたボールをクリアした場面では、ルーレットで相手選手との間に体を入れてボールをキープ。菅沼へパスを通し、自らも上がって中央でセンタリングを受け、ループ気味のシュート。これはGK曽ヶ端がキャッチしたが、スタンドは大いに沸いた。
21分の鈴木へのワンタッチパス、26分の大谷への浮き球パス。いずれも、驚異的な視野の広さを生かしたトリッキーなプレーで「魔法使い」ぶりを存分に発揮する。


だが、ショータイムは39分にあっけなく幕を下ろす。フランサが2枚目のイエローカードで退場してしまうのだ。以後50分以上にわたって、柏は10人での戦いを余儀なくされる。

後半に入ると鹿島が数的有利を生かし、圧倒的にゲームを支配する。セットプレーの機会も幾度となく生み出し、柏ゴールを脅かす。しかし柏守備陣は集中を保ち続ける。特に古賀のディフェンスは特筆もので、ハイボールにも裏へのパスにもドリブルにも、粘り強くかつ的確に対応し、ゴールを死守する。
オズワルド オリヴェイラ監督は、興梠、ダニーロと攻撃的な選手をピッチに送り込み、ゴールをこじ開けに行く。83分にはダニーロのクロスにマルキーニョスがヘッドで合わせ、右ポストを直撃。決定的な場面だったが、柏が九死に一生を得る。


そして87分、オリヴェイラ監督は最後のカードとして、スピードに優れる佐々木を投入。89分にはコーナーキックから、この日初めて岩政がヘディングシュートを放つも、ファーサイドのマルキーニョスのハンドでチャンスをつぶしてしまう。

4分間のロスタイム。石崎監督は満を持してドゥンビアを送り込む。数的不利の中、FWにはファーストディフェンダーとしての役割も求められるが、プレスに行けないドゥンビアは諸刃の剣。慎重に投入のタイミングを計っていた石崎監督は、ドゥンビアのワンプレーに賭けたのだ。

しかし石崎監督の賭けは不発に終わった。長いロスタイムが終わろうかというタイミング、曽ヶ端のボールを受けた岩政が前を見据える。ラストプレー、前線の田代へロングフィード。

その時だった。それまで抜群の集中を保っていた柏守備陣に一瞬の綻びが生じた。

田代の近くに位置していた大谷と小林祐三が見合ってしまう。その一瞬の迷いが田代にフリーでのヘディングを許す。前線へすらすと、佐々木がそのボールをかっさらって猛然とドリブル、そのスピードに大谷は追いつけず、フリーでセンタリング。中央のマルキーニョスは、冷静に合わせるだけだった。
直後に長いホイッスルが鳴り響き、次いで鹿島サポーターの歓喜の叫びが日立台に溢れた。


オリヴェイラ監督の言葉を借りれば、「残り10秒」で勝点2を逃した大分戦の教訓を生かし、最後の最後まで諦めず集中した鹿島が、価値ある勝利を掴んだ。
逆に、「たった10秒の中にさまざまな教訓がある」ことを思い知った柏。石崎レイソルの若き戦士たちが、この苦い敗戦を真の教訓として生かすことができるか。それは、今後の彼らの戦いにかかっている。
以上
2007.06.21 Reported by 横井孝佳( 文化工房 )


劇的勝利もそれ以前に決定機を外しまくった故に他ならない。
確かに現場は選手との近さと密集によって熱狂の渦と化した。
至福の時が最後の最後にやってきたのである。
マルキーニョスのヘディング然り野沢のシュート然り、入って当然のシュートがことごとく嫌われたことはこのスタジアムに潜む魔力なのかも知れない。
我等が打ち砕くまで今季無失点・無敗を誇っていたことも頷ける。
が、それを凌駕する岩政のロングパス・田代の高さ・佐々木の突破とクロス・マルキーニョスのポジショニングであった。
我等は一つの勝利を積み重ねただけでなく、神話を造っているのである。
不敗神話を壊すという神話を。

岩政人気急上昇

2007年06月20日 | Weblog

鹿島DF岩政「僕の視野には中沢さん」
 鹿島DF岩政が悲願の日本代表選出へ、横浜DF中沢をライバルに掲げた。18日発表のアジア杯メンバーに選出されなかったが、19日の練習後「代表については僕は分からない。オシムさんにしか…」と冷静に答えた。だがセンターバックでの代表入りへ目標は明確。
 「僕の視野には中沢さんがいる。自分には経験が足りない。(元日本代表、現J2京都)秋田さんも中沢さんもJで優勝してから代表でレギュラーをつかんだ。地道に飛び越えずにやっていく」と熱く話した。
[2007年6月19日21時31分]

鹿島岩政DF初の5連発へ「無の境地」
 鹿島DF岩政が欲を捨てて、新記録がかかるピッチに立つ。現在、DF最多タイの4試合連続得点中で今日20日の柏戦に快挙達成がかかる。だが周囲の期待に反し「正直この前で満足している。こういう時、満足していないと言う選手もいるけど強がる必要はない」と自然体だった。

 前節16日の広島戦前は「日本人初の4戦連発」に対する意識もあった。記録達成後もC大阪DF藤本が昨年4試合連続得点を記録していると一部報道陣から言われ、わざわざ携帯サイトで調べた「ウイングバックで出てる試合もあった(笑い)」と一安心した。

 無欲でも記録達成へのムードが漂う。全得点に絡んでいるMF野沢との呼吸に狂いはない。マークが予想される柏DF古賀とは昨年在籍していた8月30日の名古屋戦で得点。幾多の記録を樹立した大リーグのスターと同じ考え方であることにも気づいた。「満足するということはイチローもテレビで同じようなことを言っていた」。岩政が無の境地で記録を塗り替える。
[2007年6月20日8時36分 紙面から]

点取れるDF!鹿島・岩政、J新記録で代表入りアピールだ

20日の柏戦にDFとしてリーグ戦5試合連続ゴールのかかる鹿島DF岩政。4戦連発以上の期待がかかる
 鹿島DF岩政大樹(25)が20日の柏戦(柏)でJ新記録となるDF最多の5戦連発を狙う。現在、磐田のアジウソン監督(39)と並ぶ4戦連発を記録している岩政は「チャンスがあれば狙う」と記録更新を予告。19日発表の日本代表メンバー入りはできなかったが、世界でも希少な得点も取れるDFとして強烈な存在感を示す。

 FW顔負けの決定力を誇るDF岩政が前人未到の記録に挑む。
 「ゴールへの欲は先週ほどはないかな。ボクとしては十分だと思う。ただ、チャンスがあれば狙う。それはいつも通り」
 16日の広島戦で4試合連発。DFの最多記録に並び、達成感に満たされたが、岩政の得点力はチームにとって強力な武器。今季11失点と最少失点を誇る柏守備陣を崩すのは容易なことではないだけに、セットプレーが重要となる。高精度のキックが売りのMF野沢とのホットラインで記録更新の期待は高まる。

 サッカーを始めた小3からDF一筋だが、1年で20得点以上を記録したこともある。天性の得点感覚を持ち、14試合で11本のシュートを放って4得点。決定率は0.36と、約3本に1本の確率でゴールが入っている。得点ランクトップの広島FWウェズレイの0.17(65本で11得点)を大きく上回る。初の代表入りはならなかったが、「中沢超え」という明確な目標を胸に秘めている。
 「ボクの視野には中沢(横浜M)さんがいる。超えるためには地道にチームで結果を出していくしかない。闘莉王(浦和)はスイーパーだからタイプが違う。中沢さんはJで優勝してから代表に入って中心になった。ボクも飛び越えないでそこからだと思う」
 時期尚早を自覚しているものの、青写真は描いている。柏戦で記録を更新し、オシム監督が無視できない存在となる。
(千葉友寛)

★増田、22歳バースデーでイメチェンだ!
 19日に22歳の誕生日を迎えた鹿島のU-22日本代表MF増田が新たな誓いを立てた。「自分はどこにいってもあまりブーイングされない。注目されていないからだと思うけど、ブーイングされる選手になりたいとイメチェンを目標に掲げた。FW菅沼とのU-22代表対決となる20日の柏戦については「実(菅沼)はホームに自信を持っている。あまり点数が入る試合にはならないと思うけど、点に絡むプレーをしたい」と闘志を燃やした。(鹿嶋市)

岩政 新記録で代表入りアピールを
 鹿島・岩政がDFとしてのリーグ連続得点新記録を狙う。16日の広島戦でアジウソン(現磐田監督)の持つ4試合連続得点に並び、20日の柏戦でも決めれば新記録。「そろそろ運を使い切るところ。タイ記録で満足」と言いつつも「柏は大きい選手があまりいない。チャンスがあれば狙う」と、どん欲な姿勢を見せた。[ 2007年06月20日付 紙面記事 ]

鹿島・岩政、J新DF5戦連発狙う…20日柏戦
 J1鹿島のDF岩政大樹(25)が20日の柏戦で、リーグ新記録「DFの5試合連発」を狙う。現在リーグタイ記録の4試合連続得点中。岩政は19日、「そんなに意識はしない。でも、セットプレーになったら、いつも通り得点を狙います」と言い切った。
 発奮材料がある。18日にアジア杯日本代表が発表されたが、「岩政」の名前はなかった。4試合連続得点。さらに、チームも4位で、今季総失点もリーグ3位タイの15試合15失点。だが、「期待はしてなかった」と話すように、オシム監督の眼鏡にかなわなかった。
 「同じタイプのDF中沢さん(横浜M)を超えないと選ばれない。地道に努力、結果を残し続けるしかない」そのひとつが5試合連発である。代表発表前は「4試合連続得点で満足」と話していた岩政が、決意を新たに金字塔を狙う。(2007年6月20日06時01分  スポーツ報知)

岩政の五戦連発弾への期待とを代表に推す報道の連発である。
そして、その越えるべき日本代表選手として練習生から這い上がった雑草の中澤佑二を挙げている。
確かにスペックが似ていると推測する者も多かろう。
岩政大樹 25歳 187センチ 85キログラム
中澤佑二 29歳 187センチ 78キログラム
しかしながら、比べてみると身長だけである。
ただ、中澤には努力の人という印象があり、岩政はお調子者である。
この差は如何ともし難い。
が、努力を続ければ越える日もあろう。
積み重ねる努力が肝要である。
教来石景政が馬場信春に改名するが如く、努力の積み重ねが成果を生み後の世に名を残すのである。


ユダ休暇中

2007年06月20日 | Weblog

中田浩二が休暇延長、鹿島と会談へ
 MF中田浩二が所属先のバーゼルから、休暇の延長を言い渡されていたことが19日、分かった。関係者によると、当初は6月末に始まるチームのキャンプから合流する予定だったが、日本代表のキリン杯招集の影響で、十分なオフが取れなかったためだという。中田は7月上旬まで日本に滞在する予定で、移籍先候補の鹿島とも来週中に会談する予定だ。(2007年6月20日06時01分 スポーツ報知)

バーゼルの事実上鹿島への移籍をまとめさせる施策である。
彼等としてはCLを逃し、放映権料も入らずシャツも売り上げないEU外選手を高値で売り抜ける大きなチャンスなのである。
ここは大きく利益を上げたいはず。
田邊氏も発奮いたそう。
ここはフロントが公言通り獲得するにせよ、移籍金の設定をどう出来るかが鍵となる。
言いなりでは意味がないのである。
相手は永世中立国、戦勝国ではないのだ。
強く出ても問題なかろう。
親会社に無心してまで買うて貰うのだ、無駄にする訳にはいかぬ。
フロントの勝負が始まっているのである。


代表はおらずとも魅力は十分

2007年06月19日 | Weblog

かつての代表の宝庫鹿島勢の選出ゼロ
 鹿島から、ついに代表選手の系譜が消えた。アジア杯の代表メンバーに選出なし。93年J開幕以降、各連盟が主催する公式大会で16大会連続で代表選手を輩出してきた唯一のJクラブだったが、17大会目で途絶えた。現代表で招集歴もあり、今季公式戦12戦で10アシストのMF野沢、DFトップタイの4試合連続得点中の岩政ら代表級の選手はいる。17位千葉から最多5選手が選出される中、チームも4位と好調な鹿島からは選出ゼロだった。  鈴木満取締役強化部長は「23人なら無理だが、30人だったら1人ぐらいはと思った。今は選手が実力をつけて、誰からも認められるようになってから呼ばれたらいい」と苦笑いしながらも現実を受け止めていた。それでも協会関係者からはアジア杯以降の招集の可能性を示唆されている。トルシエ、ジーコ政権では代表常連組だった鹿島が、静かに復活の時を待つ。 [2007年6月19日9時49分 紙面から]

鹿島、初の代表ゼロ
 鹿島の代表招集記録が途絶えた。93年のJリーグ開幕以降、日本代表が参加した公式国際大会には、全16大会で代表に送り出してきたが、今回のアジア杯で初めて招集なしに終わった。93年アジアアフリカ選手権でFW黒崎久志、DF大野俊三が選出され、その後はW杯、コンフェデ杯、アジア杯、インターコンチネンタル選手権、アジア大会、南米選手権、アジアオセアニア選手権、東アジア選手権と計16大会連続で派遣。チームは現在リーグ4位と好調で、MF野沢らの招集も考えられたが、鈴木満取締役強化部長は「今は力をつけて、誰からも認められるようになってから、呼んでもらえればいい」と話した。(2007年6月19日06時03分 スポーツ報知)

記録は途切れるもの。
ここまで16大会連続で選出され続けたことだけで十分な栄誉であると言えよう。
だが、返す返すもPSMによる野沢の負傷が口惜しい。
前半の全てと言っても過言ではない。
しかしながら、それも運命なのである。
それがあってナビスコ杯準々決勝にはフル代表を抜かれずに済んだ。
右SBの篤人こそU-20ワールドカップで不在であるが致し方なし。
新たな戦力の場と前向きに捉えたい。
大方の予想では右SBは新井場となり左は前節同様石神が務めることとなろう。
前節広島戦では狙われており、駒野と柏木の二人を充てられマークに迷いが生じておった。
ナビスコ杯準々決勝では準備期間があるので策を献じて押さえ込むことは容易であろう。
またやもすると、右の當間に出番があるやも知れぬ。
であれば、非常に楽しみである。
若手の成長は我等とて嬉しいもの。
が、慢心となっては逆効果である。
勘助の策を得ずに攻略を進め成功したことによって成長したかに見えるが、それは単に慢心である。
目を細め殺戮を好むようでは駿河へ追放した父信虎と何ら変わりはせぬ。
血は色濃く伝わっておるのである。


誓志の誓い

2007年06月18日 | Weblog

鹿島MF増田がG大阪追走を誓う
 鹿島MF増田が18日、J中断期間までに首位G大阪との勝ち点差を7以下に縮めることを目標に掲げた。7戦負けなしと好調なチームだが、トップを快走するG大阪との勝ち点差は10と大きく開いている。2ケタの差は大きい。中断前(までの残り3試合)で6差、7差にできたらいいですね」と思い描いていた。 [2007年6月18日20時21分]

聖地開幕の敗戦は痛かった。
が、過ぎ去ったことを悔やむよりもすることがある。
他力本願とはいえ、我らが負けなければ追いつく可能性もあるのである。
耐えるとき、耐えて体力を回復するのだ。
今は浪人といえども、地元に地盤があれば城を得られるやも知らぬ。
期を見て仕官せよ。
禄を捨ててまで以前の家臣が馳せ参じる。
だが、今は耐えるとき。


広島戦報道

2007年06月17日 | Weblog
岩政が日本人DF初の4戦連発/J1
<J1:鹿島5-1広島>◇第15節◇16日◇カシマ
 職人芸だった。後半27分。3戦連発の供給源だったMF野沢の後方からのFKに、鹿島DF岩政大樹(25)がゴール前に突っ込む。頭を振ると、ボールはワンバウンドでゴール左に吸い込まれた。日本人DF史上初の4試合連続ゴールが生まれた瞬間だった。


 「僕は闘莉王みたいに流れの中で点は取れない。チームのために後ろに残る。取るならセットプレーで」。試合前に予想していた通りの必殺のパターンで4連発。「今まで(の自分は)はあと1歩という選手なのにびっくり」と、おどけた

 今があるのは祖父母のおかげという。小学生のころは、祖父の義視さんに片道40分かけて車で練習場に連れていってもらった。練習後にのどを潤してくれたのはミカン農園で働く祖母の八重子さんがつくるミカンジュースだった。教師を務める両親に代わって2人の協力がなければサッカーを続けられなかった。

 この日がアジア杯登録メンバーの提出締め切り。現代表発足当初には代表候補を意味するパスポートの提出も求められた。だが、いまだ声はかからない。「オシムさんは僕は好みじゃないと思う。足元もビルドアップもうまくない」。あきらめたわけではない。「結果を出し続けていたら呼んでくれる」。だから今年は公式戦10得点、1試合平均1失点以下と具体的な数値を目標にしている。

 「おじいちゃん、おばあちゃんはオフサイドも分かるぐらいサッカーに詳しくなった。でもよく『代表に入ってね』と言われるんですよ」。ゴールを奪い続けることができるのは、駆り立てられる思いがあるからだ。【広重竜太郎】[2007年6月17日9時35分 紙面から]

4試合連続得点の鹿島DF岩政「10点くらいは取りたい」
 第15節第1日(16日、カシマ)髪を短く刈った頭で、ぴたりとFKに合わせた。後半27分、鹿島のDF岩政が4試合連続となるゴールでネットを揺らした。「(点が)取れるときは取れるもの。(アシストした)タク(野沢)のボールも良かった」。試合の流れをぐっと引き寄せる得点を誇らしげに振り返った。

 前半からゴールの気配は漂っていた。立て続けに2度、CKに完ぺきのタイミングで飛び込んだ。これらの好機は惜しくも逃したが、187センチ、85キロの大きな体には競り合いへの自信がみなぎっていた。

 高い決定力には目を見張るものがある。「今季は目に見える結果を出したい。カップ戦と合わせて10点くらいは取りたいし、多ければ多いほうがいい」。25歳は頼もしい言葉で締めくくった。

鹿島・岩政がDFリーグ最多4戦連発!得意の頭で仕事きっちり

4戦連続ゴールで雄叫びを上げる鹿島DF岩政に、先制点の本山(右)が駆け寄る(撮影・小倉元司)
 J1第15節第1日(16日、鹿島5-1広島、カシマスタジアム)鹿島DF岩政が元磐田アジウソンに並ぶ、DFとしてリーグ最多の4戦連発だ。2-1の後半27分、MF野沢のFKに得意の頭で合わせると、守っても1失点に抑え、5-1大勝に貢献。ゴール後には2度もDF大岩と間違ってアナウンスされたが、その名はJの歴史にしっかり刻まれた。
 「自分がこういう試合で点が取れる選手なのかというのもあったし、いつもある程度までいくけどそこまでの選手だったから」
 05年には川崎DF箕輪に競り負ける形で代表入りを逃した。アジア杯でも、登録に必要なパスポートを提出しているが、いまだに声はかからない。「足もとがうまくないので、自分はオシム好みの選手じゃない。結果を出し続けるしかない」


 サッカーを始めた小3からDF一筋だが、学生時代から誇った決定力をあらためて立証。チームも暫定3位に浮上した。25歳の頼れるDFは、誇らしげに胸を張った。(千葉友寛)
◆リーグ通算200試合出場でチームのリーグ戦ホーム通算500得点を決めた鹿島MF本山
「自分は記録とあまり縁がないと思っていたのでびっくりした。得点より勝てたことがうれしい」
★ラモス監督が神戸MF三浦にラブコール
 J2東京Vのラモス監督が友人である鹿島のオリヴェイラ監督に招待されて鹿島-広島戦を観戦。クラブと監督を批判して謹慎処分を受けた神戸MF三浦について「クラブが必要としていないなら無償で出せばいいじゃん。引退? 海外移籍? アホか」とまくし立て、「お金はないけど欲しい」とラブコールを送った。


DFタイ!岩政4戦連続ゴール

<鹿島・広島>後半27分、ゴールを決めた岩政(左)
 【鹿島5-1広島】鹿島のDF岩政が、Jタイ記録となるDFの4試合連続ゴールを決めた。2―1の後半27分、MF野沢のFKから得意の頭で決めた。「(記録は)意識した。それまでもチャンスがあって、もう決められないかと思ったけど、最後に決められて良かった」と98年のアジウソン(磐田)以来、史上2人目の記録を喜んだ。

 今年でプロ4年目。2年目で定位置を確保し、毎年ハイペースで得点を記録。それでも代表とは無縁。それだけに今年は結果を残すことにこだわった。「僕はオシムさん好みの選手ではない。だから、目に見える結果でアピールし続けるしかない」。次節は新記録がかかる柏戦。「タイ記録で十分。僕はDFだから失点をなくしたい」。目標の代表入りに向け、ひたすらチームでアピールを続ける。[ 2007年06月17日付 紙面記事 ]

鹿島・岩政JタイDF4戦連発…J1第15節
 ◆J1第15節 鹿島5―1広島(16日・鹿島) 鹿島DF岩政大樹(25)が広島戦で4試合連続得点となるゴールを決め、98年に磐田DFアジウソン(現磐田監督)が記録したDF連続試合得点のリーグ記録に並んだ。

 あと一歩の男が大記録に並んだ。「自分はこういう場面で決められない人間だと思っていた。ビックリですよ」岩政が後半27分、野沢のFKを頭で合わせ、4試合連続得点。DFアジウソンが98年に記録したDFとしてのリーグ連続得点記録に並び、思わずガッツポーズを繰り出した。

 いつもあと一歩。岩国高(山口)時代の98年には、全国高校サッカー選手権の県大会決勝で敗退。U―22日本代表入りしたカタール国際大会(03年)では準優勝、04年アテネ五輪も招集されなかった。鹿島に入団した04年からは、タイトルをひとつも獲得できていない。


 「今回はいつも以上に記録を意識しました。自分がこういうときに、できる人間かどうかって。楽しみました」。新潟戦(5月19日)から3試合連続得点で迎えた広島戦で記録弾。小学校時代からDFながら「いつもチーム内得点王だった」背番号3は胸を張った。

 今後は、初の日本代表入りも期待されるが、「オシムさん好みじゃないんで。足元…うまくないし。(オシム監督の)次もチャンスはある」。7試合負けなしの鹿島に岩政あり。チームにとっても、岩政にとっても大きな一歩となった。(2007年6月17日06時03分  スポーツ報知)

今季最多の5失点 
 ●…広島は鹿島に今季最多の5失点を喫し、今季初の3連勝を逃した。前半15分、MF本山に抜け出されて先制点を許した。同33分、DF森崎和のパスをFW平繁が流し、さらにFW佐藤が右へつないで最後はMF柏木が決めて追い付いた。後半5分、FWマルキーニョスのシュートがMFに当たる不運で再びリードされると、同27分にはFKからDF岩政が4試合連続の得点。同40分にはFW田代、ロスタイムにはMF興梠にもゴールを奪われて万事休した。
▽後半、攻守後手に回る
 後半のロスタイム、鹿島のMF興梠が、誰もいない広島のゴールへ、ゆっくりとボールをけり込んだ。J2降格が決まった2002年11月30日の札幌戦以来の5失点目だった。“がっくり”感はない。誰もが、あぜんと、その光景を見守るしかなかった。


 前半は勢いがあった。MF青山がボールを散らして大きく展開、MF森崎浩は積極的にミドルシュートを放った。2トップの好判断からMF柏木がゴール。「いい距離感でプレーできた」と、柏木は振り返った。
 ところが、15分間のハーフタイムを挟んで後半は一変した。運動量ががくっと落ちた。「一歩、二歩が遅れた。修正できないまま45分間が過ぎた」とDF森崎和。DF盛田は「後ろから追いかける守りになった。誰がどこをマークするのか、はっきりしなかった」。漫然とした守りは次々と破られた。攻撃では「パスの出しどころがなくなった」と森崎浩が首をひねった。
 1週間で3試合をこなす日程の初戦でつまずいた。淡々と試合を振り返るイレブンの姿は、敗戦のショックを物語っていた。(広重久美子)


鹿島が後半猛攻 鹿島怒とうの5G 鹿島5-1広島
2007/06/17(日) 本紙朝刊 スポーツ A版 13頁
司令塔野沢 タクトの先で次々ゴール
 【評】鹿島が後半の猛攻で快勝した。1-1の後半5分にマルキーニョスがドリブルから右足で勝ち越し点。同27分に岩政の4試合連続ゴールで突き放すと、さらにその後も2点を加えた。広島は後半に運動量が落ち、防戦一方となった。


 鹿島を勝利に導いたのは紛れもなく司令塔・野沢拓也だった。自らの得点こそなかったが、3アシスト、4得点に絡む活躍を見せた。背番号8の足元から繰り出されるパスはまるでオーケストラの指揮者のようだ。そのタクトを振った先から次々とゴールが生まれた。
 「練習でやってることを、試合で何度もつくれたのがよかった」と試合後、涼しげに振り返ったが、そのすべてが味方を思いやる美しいパスだった。前半15 分に本山からのパスをダイレクトでさばき、先制点をアシストすると、後半27分はFKからゴール前へ走りこんだ岩政の頭にピンポイントで合わせた。同40 分には田代のゴールの起点となり、終了間際には相手パスをカットし、DF裏へ飛び出した興梠へ絶妙なスルーパスを出し、5点目を演出した。
 先制点を奪った本山「いいボールを出してくれて、あとは触るだけだった」と話せば、興梠「タクさんがいいボール出してくれたので」と振り返った得点シーン。野沢とのコンビで4戦連続ゴールを奪った岩政「タクさまさま。僕は触るだけだったんで、彼を褒めてください」と絶賛した。
 野沢の復帰とともに停滞していた中盤に安定感が出てきた鹿島。復帰直後は従来の感覚を取り戻すのに苦労したと話していたが、試合を重ねるごとに輝きは増し続けている。それでも、「(調子は)まだまだ。自分でも決められるチャンスあった」と反省し、「連戦が続くので、しっかり全員でサッカーをやって、6月も負けなしでいきたい」とすぐに表情を引き締めた。タクトの先に見えているのは勝利、そして10冠しかない。


鹿島、リーグ500得点 本山が決めた今季初ゴール
 ○…J1鹿島のリーグ戦ホーム通算500得点のメモリアルゴールを決めたのは、広島戦でリーグ通算200試合出場を果たした本山雅志(27)。「こういうのは、あまり縁がないんですけどね」と話しながらも、リーグ戦初得点も重なり満足そうな表情を見せた。
 「ボールは回っていたが、裏に抜ける動きが少なかった」と、前半15分に野沢とのワンツーからDFラインの裏へ飛び出し先制点。その後は、中盤のバランスが乱れたこともあって、守備に奔走する場面もあったが、最後まで献身的なプレーでチームを引っ張った。「勝たなきゃいけない試合だったので、その気持ちが出ていた」と最後まで笑顔が絶えなかった。


岩政一色の紙面である。
確かにDF登録で4戦連発は素晴らしい記録であろう。
たたえるべき事実である。
が、ジーコのハットトリックから始まったホーム得点が500点のメモリアルに達成したことの方が重要であると言いたい。
聖地に響き渡る祝砲を二人のクラッキ(天才)が奏でた事実を大きく報道すべきであった。
茨城新聞だけは鹿島の王様野沢の復活を取り上げておるがそこではないのである。
「本山と野沢を同時に機能させる」
この命題こそここ数年の鹿島アントラーズに課せられた大いなる課題なのである。
2005年トニーニョ・セレーゾは野沢をFWに上げ華麗な攻撃陣で魅了したが、青木が欠けると失速した。
2006年アウトゥオリは本山をトップ下に固定してから快進撃を見せたが、時既に遅かった。
そして今季、負傷から癒えた野沢と開幕からキレを持続している本山のハーモニーはホーム500得点を産み出したのである。
負傷者は多く予断を許さない状況である。
が、観るに値するチームが完成しつつある。
共に戦おうではないか、クラッキ二人を擁した戦う集団として。


広島戦コメント

2007年06月17日 | Weblog

【J1:第15節】鹿島 vs 広島:オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
6月16日(土) 2007 J1リーグ戦 第15節
鹿島 5 - 1 広島 (16:00/カシマ/10,524人)
得点者:'15 本山雅志(鹿島)、'33 柏木陽介(広島)、'50 マルキーニョス(鹿島)、'72 岩政大樹(鹿島)、'85 田代有三(鹿島)、'89 興梠慎三(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
Q:前半を見る限りだと広島ペースだったが、後半はどんな修正をされたのか?
「確かに指摘されたとおり、前半は相手ペースだった。後半は主導権を握り大量点を取って勝つことができた。具体的に戦術について話したいが、カップ戦で2試合戦わなければならないので、詳細を話すことは勘弁していただきたい。相手がこういうことをやってくるというのを選手がうまく消化し実践したことが結果につながった。ハーフタイムの指示を忠実にやったことが後半のいい内容に結びついた。今まで内容がよかったのに負けたりする試合も多かったが、ようやく内容に合った勝ち方ができるようになってきた。手ごたえを感じているし、方向性が間違っていないと明るい見方をしている。毎回こういう内容になればいいし、将来的にはタイトルを獲れるような戦いができるといい」
Q:5点を違う選手が取り、しかも岩政は4試合連続ゴールというDFのJリーグ記録だが?
「点を取るというのは素晴らしいこと。1人1人が練習から頑張って真剣に献身的に取り組んでいる成果がゴールというご褒美になったのだと思う。周囲に喜びを与え、自らも賞賛を受けることは素晴らしい。とはいっても今日大勝したからといって、これが全てではない。水曜日も試合がある。喜びは今日だけにして、明日からレイソル戦に向けて、気を引き締めてのぞみたい」
Q:5点というゴールラッシュだったが、前半はマルキーニョスが孤立する場面が多かった。これをどうサポートしたのか?
「確かにマルキーニョスが孤立した場面はあった。それはこちらの問題よりも、相手の守備を称えないといけない。前を向いて彼をプレーさせなくした相手の守りが素晴らしかった。サイドに流れて動く形を増やすことでマルキーニョスを使う回数も増えた。中盤の押し上げも多くなったし、攻撃もいろんなパターンでやることができた。メンバーも変わり、連携面の難しさもあったから、こういう状態は想定内だった。勝っても課題はいくつかあるので、それを修正して次にのぞみたい」
以上

【J1:第15節】鹿島 vs 広島:ペトロヴィッチ監督(広島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
●ペトロヴィッチ監督(広島):
Q:前半の広島はいいサッカーをしていたのに、リズムが狂った要因は何か?
「1点目もそうだけど、2点目もアンラッキーだった。2点目を失った時、選手に落ち着きがなくなってしまった。そのために自分たちのサッカーをする落ち着きを失った。つまりチームが若いということだ。我々にはダニーロはいない。いるのは柏木陽介です

【J1:第15節】鹿島 vs 広島:試合終了後の各選手コメント [ J's GOAL ]
●興梠慎三選手(鹿島)
出る時は守備になったらワイドに開いて速攻を狙えといわれた。すごく短い時間だったんで、ボールが来たら勝負しようと思っていた。5点目はオフサイドだと思って止まったら、向こうのGKが食いついてきて前に出てきたんで、そのまま抜いてシュートした。シュートはダフったけど、2試合連続ゴールは気分がいい。五輪代表に選ばれたことで気合も入ったし、そういう気持ちで今後もいい仕事を続けたい」
●田代有三選手(鹿島)
「Jリーグが2週間空いて、この前の大分戦を戦ったけど追いつかれてしまった。その悪い流れを払拭したかった。マルキーニョスがいいボールを出してくれて、自分はゴール前に飛び込んでいけばよかった。やっとリーグ戦で点を入れられたし、続けていきたい。今月はあと2回ホームゲームがあるんで(6/24vs名古屋、6/30vsF東京)、もっとゴールを決めたい。今月は全部勝つというのがチームの目標。少しでも上位との差がなくなるようにしたい。今までスタメンで使ってもらっていたのになかなか点が取れなかった。今日は点を取ること以外、仕事をしていないけど、結果を出せてとりあえずほっとはしている」
●野沢拓也選手(鹿島)
「3点目については試合前からセットプレーはチャンスだと思っていた。キッカーの自分がいいボールを入れたいと思っていた。やっと決まったという感じ。岩政からも出してほしいと言われていたし、うまくいってよかった」
●本山雅志選手(鹿島)
「この前、大分で引き分けて、今日はチームとして頑張らなきゃいけない試合だった。勝ててよかった。先制点は、ボールが回っていたけど裏に抜ける動きが少なくて、ワンツーを狙った。拓(野沢)がいいボールを出してくれたんで、触るだけでよかった。
自分はJで200試合出ているけど、最初の頃はあんまり長い時間出てなくて、実質的には100試合分くらいだと思う。だからこのメモリアルはあまり意味がない。勝つことが大事だった。200試合で思い出深いのはホームでやったチャンピオンシップ。満員のお客さんがいる中、戦ったことが一番印象に残っている。今季は引き分けがすごく多くて、勝つことが大事。まだまだ上に追いつかないといけないし、1つ1つやっていかないといけない」

●岩政大樹選手(鹿島)
「勝点3が取れてよかった。4試合連続ゴールだけれど、こういう試合では取れないと思っていた。最初の時間帯に2本決定機を外していたんで、今日はもうないかなと思ったけど入ってよかった。拓(野沢)が自分をよく見てくれているし、ウチには大さん(大岩)や有三(田代)もいる。そういう中でたまたま自分のところにボールが来たからヘディングした。外した2本を含めて3本とも拓のボールの質がよかった。連続ゴールもうれしいけど、DFなんでできたら無失点試合とかで記録を作りたい。ホームで勝てば、前節の引き分けもプラスに働く。6月の残り3試合もすごく大事。今日は結果的に大勝したけど、1点取った後の戦い方に問題があった。修正して、次はアウェイで勝点3を取りたい」

オリヴェイラ監督の後半からの修正力は驚愕に値する。
ちょっとした選手が集中を欠如しなければ失点をせず、多くの勝ち点を得ていたことが容易に想像できる。
ガンバ戦然り、JEF戦然り、レッヅ戦然り、Fマリノス戦然り、新潟戦然り、そして記憶に新しい大分戦然りである。
しかしながら、この監督は選手に責任を押しつけるような発言もせず、意味不明なものに押しつけるようなこともせずに真摯に自らの力を見極めチームを完成に近づけておる。
何より負傷離脱も出場停止もものともせずに一歩一歩勝利を積み重ねておるのである。
決して急いではならぬ。
人生は長く苦しい。
それを教え諭すようである。
我らも耐えそして喜びたいと切に思うのである。
そう吉宗の如く。


小笠原満男、鹿島練習参加

2007年06月16日 | Weblog

海外移籍を諦めてはいませんが…小笠原が鹿島に“合流”

鹿島のユニホームを着て練習に参加する小笠原。海外からのオファーを待つが…
 来季セリエBに降格するメッシーナのMF小笠原満男(28)が15日、レンタル元の鹿島の練習に初合流。鹿島のユニホームを着てパス回しやシュート練習など、約2時間30分のメニューを精力的にこなした。

 もう1季、海外でのプレーを希望している小笠原だが、現在までに身分照会レベルの打診もない。メッシーナとの契約は30日までで、他にオファーがなければ鹿島復帰が決まる。今季リーグ戦6試合1得点だったこともあり鹿島幹部は「納得できる環境のクラブ」を移籍条件に挙げているが、関係者によると条件を満たすクラブからのオファーが届く見通しは少ないという。
 「みんなとやれていい勉強になった。これから歯医者なんで、すいません」
 多くを語らなかった小笠原だが、次なる戦いへ向けての準備に怠りはない。
(千葉友寛)

期限迫る…小笠原が鹿島練習参加

鹿島の練習に参加した小笠原
 6月末日でメッシーナを退団するMF小笠原が、鹿島の練習に参加した。今年から新たに契約を交わしたナイキ社のスパイクを履いてシュート練習などを行い「(イタリアでは)いろいろ勉強になりました」と話した。移籍については、AEKアテネ(ギリシャ)やイタリア3チームから獲得の打診はあるが、今のところ進展はなし。鹿島側は6月末までに移籍先が決まらなければチームに戻す方針を示している。
[ 2007年06月16日付 紙面記事 ]

小笠原が鹿島の練習に参加

鹿島の練習に参加したメッシーナの小笠原(左は新井場)
 セリエAメッシーナから欧州クラブへの移籍を目指すMF小笠原満男(28)が15日、古巣・鹿島のチーム練習に参加した。今月中に移籍が実現しなかった場合、7月1日に鹿島復帰が決定し、出場が可能となるナビスコ杯準々決勝・広島戦(7月8日)を視野に入れての行動だ。約2時間半、シュート練習などで汗を流した小笠原は「いい勉強になりました」と笑顔で話した。

 現在、セリエAのシエナ、来季セリエBから昇格するジェノア、ギリシャのAEKアテネ、ウクライナリーグのクラブなどに代理人を通じて売り込みを掛けている。だが、関係者によれば、欧州各クラブは来季の編成予算を組んでいる段階で、今月中の移籍実現は厳しい状況だという。日を追うごとに鹿島復帰が近づく中で、コンディションを上げていくための練習参加だ。

 この日は98年の鹿島入団以来、9年間用具契約を結んでいたプーマ社のスパイクではなく、ナイキ社のスパイクを試した。「このままなら、もちろん鹿島復帰も考えている」と関係者。移籍リミットまで約2週間。小笠原の練習ピッチが徐々に上がってきた。(2007年6月16日06時02分  スポーツ報知)

6月14日には身分照会かと思ったのであるが、それすらもない様子。
とすれば、ナビスコ杯準々決勝には登録される事であろう。
まさに既定路線である。
正直に申せば、チューヤンが負傷離脱中の「今」こそプレイして欲しいところであるが、叶わぬことを思い浮かべてもどうにもならぬ。
更に申せば、野沢が負傷しておった3~4月にレンタル出来ていれば今の順位はあり得なかった。
しかしそれも巡り合わせである。
登録され鹿島の選手になるのであれば、”魂”を見せてくれねばならぬのだ。
能力はお墨付きだが、心は未だ信用ならず。
昨季レンタル直前のプレイ、一昨年の試合放棄、エウレルを押っ圧すなど、負の実績十分である。
小笠原が去って10ヶ月、既にチームは別物となっている。
融合するには本人の歩み寄りが必要なのである。
まずは歯を治療して食いしばるのだ。


田代有三、首痛

2007年06月15日 | Weblog

鹿島FW田代が首痛で治療
 鹿島FW田代が首痛を訴え、15日の練習を途中で切り上げた。練習序盤でヘッドを試みたときに痛みが走った。セットプレー練習にも参加せず、クラブハウス内でマッサージを行い、治療に専念した。1日経てば問題ないと思います」と16日の広島戦出場へ変わらない意欲を見せた。 [2007年6月15日20時20分]

マルキーニョスが復帰したかと思いきやまたもやFWに不穏な報道である。
しかしながら、前節リーグ戦初ゴールを達成した興梠慎三も絶好調の佐々木竜太も控えておる。
田代は痛み以上にポジションの心配すべきなのである。


剣聖オリヴェイラ

2007年06月15日 | Weblog

鹿島オリベイラ監督武士道注入

剣道の練習を熱心に見つめる鹿島オリベイラ監督
 鹿島オズワルド・オリベイラ監督(56)にサムライ魂が宿った。14日、クラブがJリーグ百年構想の一環として地元に開設した剣道教室の開校式に出席。知性派で知られる指揮官が少年剣士よりも目を輝かせた。あいさつ後も予定時間をオーバーして練習を見学。乱取り前の黙想もキョロキョロ見渡して、周りに倣った。外国人が苦手な正座を組み、頭も下げた。

 実は母国ブラジルで大学時代に約3年間、柔道を習い、日本古来の武道には興味があった。「武道は個人で1人で戦わないといけない。精神の集中が重要になる。サッカーも11人で戦うが、1人1人が集中すれば質の高いものを見せることができる」。異なる競技でも相通ずるものはある-。極真空手の元世界王者フランシスコ・フィリオの弟子だった高井通訳を介し、報道陣に熱く語りかけた。

 もともと鹿島と武道は縁が深い。鹿嶋市は「剣聖」として名高い塚原ト伝の生誕の地。今回、Jクラブとして初めて武道の普及に立ち上がったのは自然の流れだった。

 翌日午前9時からの練習を控えていたが、練習が終わった午後9時まで道場を離れなかった。「(16日広島戦は)気持ちで勝利を手にする!」。「面!胴!こて!」の声がこだました道場でオリベイラ監督が武士道精神を再確認した。【広重竜太郎】[2007年6月15日8時42分 紙面から]

堂に入った剣士姿。
流石はモデル経験を有する監督である。
柔道を習っていたとは驚きであった。
ブラジリアン柔術との間違いではないのか。
いささか疑問ではあるが、日本とのそして鹿島との縁深さを感じずにはいられない。
「剣聖」として鹿島を率いるべきである。


主将順調以上に回復

2007年06月15日 | Weblog

柳沢が骨折後初シュート!30日FC東京戦での復帰も

柳沢が負傷後初のシュート練習を敢行し、鋭いキックを見せた
 4月21日に左足第五中足骨を骨折した鹿島の元日本代表FW柳沢敦(30)が14日、負傷後初めてシュート練習を行った。「これだけ強くボールを蹴ったのは初めてだったけど、問題なかった。強い気持ちがあれば骨も早くくっつく。復帰は早まる分にはいい」と笑顔を見せた。

 当初の全治見通しは約3カ月とされ、復帰目標は7月8日のナビスコ杯準々決勝第1戦・広島戦(広島ビ)に置いていたが、週明けにもフィジカル・トレーニングを再開できるまでに回復した。J1リーグ中断前の最終戦となる今月30日のFC東京戦(カシマ)での復帰も見えてきた。(鹿嶋市)

柳沢驚異の回復!30日復帰も視野

復帰へ向け初のシュート練習を行った柳沢
 4月21日の清水戦で左足中足骨を骨折し、手術を受けた鹿島のFW柳沢敦(30)が、リーグ中断前最後の試合となる30日のFC東京戦で復帰する可能性が出てきた。全治3カ月の診断だったが、14日には安藤理学療法士が見守る中、約15分間、負傷後初となるシュート練習を敢行。「かなり強く蹴ったけど、問題なかった」と手応えを口にした。「目標は7月8日のナビスコ杯広島戦だけど、早まる分にはいい」と30日のFC東京戦での復帰も視野に入れている。18日にも再検査を行い、そこで問題なければ本格的なフィジカルトレーニング開始する予定だ。「早く治したいという強い気持ちがあれば骨も早くつく。よりよい状態で復帰し、チームに貢献したい」と笑顔で話した。[ 2007年06月15日付 紙面記事 ]

ほぼ同じ構図の写真。
同じカメラが捉えたことは明白である。
サンスポの方がより良い写真であろう。
このあたりはやる気の問題であると思える。


岩政4戦連続弾か!?

2007年06月15日 | Weblog

鹿島・岩政、JタイDF4戦連発だ!
 J1鹿島のDF岩政大樹(25)が16日の広島戦で、DFとして4試合連続得点のJタイ記録を狙う。現在、新潟戦から3試合連続得点中。アジウソン現磐田監督の持つ4試合連続得点の記録に王手をかけ、「セットプレーは精度のいいボールと、頭を使えば、ある程度、得点のチャンスは作れる。得点のチャンスもある」と自信をみなぎらせた。  得点力を兼ね備える日本屈指のセンターバックだ。プロ1年目から4得点をたたき出し、3年目までに11得点を記録。これはDF秋田(京都)、中沢(横浜M)、闘莉王(浦和)と日本を代表するDFの中でも、随一の数字だ。ゴールの大半はセットプレーからの得点で「セットプレーは研究されても通用しない。落下点に早く入れるように、相手の心を読んで動き出す」とゴールの秘訣(ひけつ)を明かした。  本職の守備でもみせる。広島の強力2トップの一角、FW佐藤には「試合中に会話して、駆け引きしていく。“今のプレーは、意図的か?”とか聞いてね」“ささやき作戦”を仕掛ける。岩政が完封&得点で、記録に名前を記す。 (2007年6月15日06時02分 スポーツ報知)

であれば、あれほどセットプレイのチャンスがあった開幕戦で決めて欲しかったものである。
チューヤンに精度が無いとでも言いたげである。
まあ、それは冗談としても、このお調子者に4戦連続弾で聖地500ゴールを飾らせたいところである。


小笠原満男・ユダ続報

2007年06月14日 | Weblog

小笠原にAEKアテネがオファー
 6月末日でメッシーナを退団する小笠原に、来季欧州CLに出場するギリシャの強豪AEKアテネから獲得の打診があることが分かった。地元紙が報じた。関係者によれば、イタリア3チームからも打診があるという。
一方、バーゼルMF中田については、クラブ幹部が「進展はない。長引くかもしれない」と長期戦を示唆。中田は13日、クラブハウスでオシムジャパンのデビュー戦となった5日のコロンビア戦で痛めた右足首の治療を行った。
[ 2007年06月14日付 紙面記事 ]

小笠原満男へのオファーがあったように思わせるが、実のところ身分照会程度だと思われる。
が、以前から売り込みをかけているとの報道があったため、全くのガセというものでも無かろう。
出戻りの可能性だけを危惧しておったが、まだまだ捨てたものでもないようである。
そしてユダである。
>進展はないとはバーゼルからの回答のことであろう。
当然である、彼等はシーズンオフに入ったばかり、バカンス三昧に決まっておる。
内容確認の連絡が遅すぎたのである。
こうも後手後手に回っておるのを見せつけられるのは歯痒い。
よく考えてみれば、マルセイユへの移籍も後手に回って契約延長を行わなかったところまで重なってくる。
契約も済んでいない選手を主力と考えていたフロントの失態を我等が被ることとなったわけである。
もう、歯痒いを通り越して怒りの感情をぶつけたくもなってくる。
しかしながら、ここは耐えるところ。
文句を垂れたところで、改善されることは御座らぬ。
ただただ、選手らの奮起のみを望む。
所属しておる選手が最も大事であり、目の前の広島戦への準備が重要なのである。