鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

岳の攻撃参加がカギ

2014年09月10日 | Weblog
首位戦線参入を狙うF東京と神戸。上位との差を詰めるのは
第23節が9月13日(土)に開催される。浦和が首位をキープして迎える今節、それに続く鳥栖、鹿島、川崎Fが勝点差を詰めることができるか。さらに5位の神戸から9位の広島が勝点1差内にひしめき、首位戦線参入を虎視眈々と狙う。

大宮(17位) vs 鹿島(3位) 9月13日(土)18:00@熊谷陸
渋谷 洋樹監督のもとで初戦となる大宮。J1最多得点(43点)の鹿島の攻撃を封じ、連敗を4でストップしたい。鹿島はMF柴崎 岳の攻撃参加が、大宮の守りを破る鍵となりそうだ。




岳の攻撃参加がカギを握ると記すJリーグ公式のプレビューである。
日本代表にてデビュー弾を決め、ノリに乗っている岳がこの大宮戦でも活躍すると誰もが思っておろう。
しかしながら、鹿島は岳だけのチームでは無い。
出場停止明けの小笠原主将がチームを鼓舞し、得点王を視野に入れたダヴィがゴールを狙う。
そして、好調のカイオや聖真が大宮ゴールに襲いかかってくれよう。
また、守備では源が若きDFリーダーとして君臨しておる。
アウェイながら勝利を目指し戦っていこうではないか。
注目の一戦である。


闘将・小笠原満男見参

2014年09月10日 | Weblog
2014年09月10日(水)


16時よりゲーム形式の練習やシュート練習を行いました。ゲーム形式の練習では、ダヴィ選手がゴールを決めたほか、前野選手が良い守備を見せていました。




ゲーム形式の練習を行う小笠原満男である。
前節、出場停止であったため、3週間の期間が空いた。
ここはこの練習で試合勘を養い、強い鹿島の象徴としてチームを引っ張るのだ。
満男と共に勝利を掴もうではないか。
楽しみである。


U-19日本代表 NutiFood U19 Cup U-19ヴェトナム戦

2014年09月10日 | Weblog
U-19日本代表 AFF NutiFood U19 Cup 2014 vs U-19ベトナム代表
2014年09月10日

U-19日本代表 AFF NutiFood U19 Cup 2014 vs U-19ベトナム代表

U-19日本代表 AFF NutiFood U19 Cup 2014 vs.U-19ベトナム代表
2014年9月9日(火)19:00 キックオフ 90分(45分ハーフ)
My Dinh Stadium(ベトナム/ハノイ)

U-19日本代表 3-2(前半0-1、後半3-1) U-19ベトナム代表

得点
21分 失点(U-19ベトナム代表)
58分 井手口陽介(U-19日本代表)
84分 中野雅臣(U-19日本代表)
88分 金子翔太(U-19日本代表)
90分 失点(PK)(U-19ベトナム代表)

スタ―ティングメンバー
GK:中村航輔
DF:高木大輔、内山裕貴、三浦弦太、坂井大将
MF:杉本太郎、大山啓輔、井手口陽介、奥川雅也
FW:越智大和、金子翔太

サブメンバー
GK:吉丸絢梓
DF:藤谷壮、進藤亮佑、茂木力也
MF:小川直毅、安東輝、中野雅臣
FW:表原玄太、北川航也

交代
HT 内山裕貴 → 茂木力也
54分 杉本太郎 → 中野雅臣
70分 越智大和 → 表原玄太



マッチレポート
ベトナム代表との第2戦。スタジアムは32,000人のベトナムサポーターで埋め尽くされ、完全アウェイの状況で試合が始まりました。
両チームともすでに準決勝進出を決めていますが、互いに守備的ではなく攻撃を仕掛け合う展開になります。そして21分。ベトナムに中央から細かいパスで突破を許し、ペナルティアエリア付近からミドルシュートを打たれ、これが決まり日本は相手に先制点を与えてしまいます。追いかける展開となった日本は、失点直後から再び攻撃を仕掛けると、ゴール前でボールを受けた越智選手が右足でシュートを放つもこれを相手GKが防いで同点ゴールを奪えません。その後も杉本選手、奥川選手がゴール前でチャンスを作りますが決めることができず、ベトナムが0-1でリードし前半を終えます。
後半開始は日本のペースで試合が進み、50分には井手口選手のパスから奥川選手がゴール前に抜け出しシュートを打つも、これを相手GKが防ぎます。続けて53分にも奥川選手が右サイドから来たパスにゴール前で反応しシュートを打ちますが、これは不運にもゴールポストにあたり同点ゴールが奪えません。それでも58分、左サイドで始めたスローインから金子選手がボールを受け、中央にいた井手口選手にパス。これを井手口選手が素晴らしいファーストコントロールから右足を振り抜き、豪快なミドルシュートがゴール右隅に決まって同点に追いつきます。
振り出しに戻った試合は、互いに譲らぬ展開となり、両チームとも積極的に勝ち越しゴールを狙っていきます。すると追加点は日本。84分に奥川選手が左サイドをドリブル突破すると、途中出場の表原選手がボールを受けてゴール前にドリブルで切り込み相手を引きつけ、右サイドから走りこんできた同じく途中出場の中野選手にパス。これを中野選手がゴール左隅にシュートを決めて逆転ゴールを奪います。さらに88分には、左サイドでボールを受けた金子選手が、スピードを落とさずそのままドリブルで突破し相手を交わすと、最後はGKの状況を冷静に見ながらシュートをゴール右隅に決め追加点を奪います。その後、試合終了間際にペナルティアエリア内での混戦からファウルをとられベトナムにPKを与えてしまうと、これをゴール正面に決められ再び1点差になりますが、試合はそのまま終了。日本が3-2で勝利し、Bグループ1位で準決勝進出を決めました。
準決勝の相手は、Aグループ2位のタイ代表。11日の現地時間で16時30分から試合が行われます。
引き続きU-19日本代表への応援をよろしくお願いいたします。

選手コメント
中野雅臣 選手(東京ヴェルディユース)
今日の相手は、10月のAFC U-19選手権でも対戦するベトナム代表ということで絶対に負けられない試合でした。ベトナムサポーターがスタジアムを埋め尽くすアウェイの中でプレー出来たことは貴重な体験になりました。その中で、最後まで集中を切らさずに闘い抜いて勝利出来たことは、とても良かったです。個人としても、得点することが出来たので良かったです。試合を重ねるごとにグループでもチームでも共有できる部分が増えてきていると思うので、残り2試合でさらに高めていきたいです。次の試合に向けて、自分の役割を考えてしっかり準備していきます。

茂木力也 選手(浦和レッズユース)
今日は、途中出場でプレーすることができました。開催国のベトナム代表と試合だったので、スタジアムはほぼ満員でとても良い雰囲気でした。後半は相手の攻撃の目を潰すことができ、ゴール前のカバーなどもできたので良かったです。また出場するチャンスがあれば、要求されていることをよく考えプレーしたいと思います。今日の勝利に満足せず優勝を目指してチーム全体で頑張りたいと思います。

井手口陽介 選手(ガンバ大阪)
今日の試合は、スタジアムの歓声や雰囲気から完全にアウェイの状況でしたが、選手間ではこの雰囲気を楽しんで絶対に勝とうと言っていたので、まず試合に勝てたことが本当に良かったです。個人では、バイタルエリアに簡単にくさびやドリブルで侵入されないように特に心がけていましたが、あまり自分の思うような守備ができなかったので次の試合で改善できるようにしたいです。攻撃の部分では、相手が前からプレッシャーをかけてこなかったのにも関わらず、慌てて前に急いでしまったりしたので、もっと自分のところで落ち着いてボールを動かし、全体を見てプレーできるようにしたいと思います。今日の試合はみんなのハードワークで勝利できたと思うので、次の試合もチーム全員で勝ちたいと思います。

スケジュール
9月3日(水) PM トレーニング
9月4日(木) AM/PM トレーニング
AFF NutiFood U19 Cup 2014
9月5日(金) AM トレーニング
9月6日(土) PM トレーニング
9月7日(日) 4 - 3 vs オーストラリア(My Dinh Stadium)
9月8日(月) AM トレーニング
9月9日(火) 3 - 2 vs ベトナム(My Dinh Stadium)
9月10日(水) AM トレーニング
9月11日(木) 16:30 準決勝 vs タイ(My Dinh Stadium)
9月12日(金) AM トレーニング
9月13日(土) 16:30/19:00 3位決定戦/決勝戦(My Dinh Stadium)




NutiFood U19 CupにてU-19ヴェトナム代表と対戦したU-19日本代表である。
杉本太郎は先発出場し勝利に貢献しておる。
ゴール前でチャンスを作ったとのこと。
このチームでの活躍の土台は出来ておる様子。
次はゴールを決めて欲しいところ。
楽しみにしておる。


シャルケ・篤人、練習の後はまだ少し痛いです

2014年09月10日 | Weblog
内田、13日復帰は「ちょっと厳しい」?
内田の復帰にはもう少し必要か

2014/09/10 7:10:00

復帰に慎重なシャルケ右サイドバック

シャルケDF内田篤人の復帰が近づいている。同選手がクラブの公式サイトで、自身のコンディションなどについて話した。

内田はワールドカップを終えてチームに合流したが、ひざの腱に問題を抱えてしまい、今シーズンはまだプレーしていない。昨シーズン後半戦はももの負傷で大半を棒に振ってしまったため、シャルケでの公式戦からは長く遠ざかっている。

それでも、4日にはテストマッチで実戦復帰。45分間のプレーで、完全復帰に一歩前進した。13日に行われるボルシア・メンヒェングラッドバッハ戦での復帰も話題になっているところだ。

内田は復帰について「試合に出るか出ないかは監督が決める」ことと話す。ただし、「ちょっと厳しいかな」と、本音ものぞかせた。

コンディションについては「練習の後はまだ少し痛いです」。「良い感じで治ってきていると思いますけど、もう少し時間が欲しいかなとも思います」と話している。




この週末の復帰は厳しいと語るシャルケの篤人である。
「良い感じで治ってきていると思いますけど、もう少し時間が欲しいかなとも思います」と語っており、出場は難しい様子。
ここは完治を目指し無理はして欲しくないところ。
元気に躍動する篤人を待っておる。


日本代表・柴崎岳、鮮烈デビュー弾

2014年09月10日 | Weblog
代表デビュー戦で初ゴールも…MF柴崎「勝ちたかったというのが本音」
14/9/9 21:54



[9.9 キリンチャレンジ杯 日本代表 2-2 ベネズエラ代表 日産ス]

 日本代表は9日、日産スタジアムでベネズエラ代表と親善試合を行い、2-2で引き分けた。この試合、先発出場して日本代表デビューを果たしたMF柴崎岳(鹿島)は、1-1で迎えた後半22分に右足でのボレーシュートで勝ち越し点を決めた。

 初の国際Aマッチに挑んだ柴崎は、「プレーでミスだったり、良いプレーっていうのは必ず出ると思う。その前に責任、(自分の)やることを大事に、とりあえず積極的にやることだけ考えました」と話す。そしてゴールシーンについては、「良いボールが来たので、流し込むだけでしたし、味方に感謝したいなと思います」と、アシストしたFW岡崎慎司(マインツ)に感謝する。

 しかし、後半26分に同点ゴールを許し、勝てなかったことから「チームが勝てなかったから非常に残念です。勝ちたかったというのが本音ですね」と、自身のゴールを心から喜べずに、この2連戦でアギーレ・ジャパン初勝利を挙げられなかったことを悔しがった。

日本代表デビュー戦初ゴールに手応えの柴崎岳「自分を表現できた」

代表デビュー戦で初ゴールを決めた柴崎岳 [写真]=兼子愼一郎

 キリンチャレンジカップ2014が9日に行われ、日本代表とベネズエラ代表が対戦。アギーレ体制下で代表初招集となった武藤嘉紀が初ゴール、柴崎岳も日本代表初得点を決めたが、ウルグアイ戦に続きミスからの2失点で、2-2の引き分けに終わった。

 代表デビューとなった柴崎は、「いい形で試合に入れた」と、固さはなかったことを明かし、プレーに関しては「当然ミスもありましたけど、ボールタッチを多くしながらある程度、自分の考えてるプレーを表現できたかなと思います」と語っている。

 また、柴崎は「試合に対するスタンスを大事にしたい思ってたので、90分通してそこはブレずにできたかなと思います」としており、「ボールを持っているところ、持たないところで、どの状況においても自分の判断とかプレーは積極的に表現したい」と、自分の持ち味をアピールしていくことを語った。

 日本代表は、10月10日に新潟でジャマイカ代表、14日にシンガポールでブラジル代表と対戦する。

初出場柴崎ボレー弾も「勝ちたかった」

後半、ゴールを決めた柴崎(左)は祝福に笑顔を見せる(撮影・江口和貴)

<国際親善試合:日本2-2ベネズエラ>◇9日◇横浜国際

 1-1の同点で迎えた後半22分、代表初出場のMF柴崎岳(22=鹿島)が勝ち越し弾を決めた。

 FW岡崎の右クロスに、フリーで待ちかまえていた柴崎が、右足ボレーをゴール左へ。その後、再び追いつかれて引き分けで終わった。

 試合後は、冷静な表情でインタビューに答えた。「いいボールがきたので、流し込むだけだった。味方に感謝したい」と話した。初出場だったが「プレーではミスもあるし、いいプレーも出る。積極的にやることだけを考えていた」。

 得点も勝利に結びつけることができず「チームが勝てなくて残念だった。勝ちたかったというのが、本音です」と悔しそうだった。
 [2014年9月9日21時59分]

柴崎鮮烈デビュー弾 遠藤継承アピール

後半、右足ボレーで豪快にゴールを決める柴崎(撮影・狩俣裕三)

<国際親善試合:日本2-2ベネズエラ>◇9日◇横浜国際

 MF柴崎岳(22=鹿島)が国際Aマッチ初出場初ゴールの鮮烈デビューだ! 1-1で迎えた後半22分、FW岡崎の左クロスに走り込み、一時勝ち越しとなる右足ジャンピングボレー。勝利こそ逃したが、4年後のW杯ロシア大会へ背番号7を引き継いだ男が、代表通算28人目のデビュー戦弾で、アギーレジャパンに初の引き分けをもたらした。

 日本代表の新戦力、MF柴崎が新時代を象徴するような、あいさつ代わりの1発だ。後半22分、左サイドを駆け上がったFW岡崎からのクロスに走り込み、体を倒してワンバウンドしたボールを右足でジャンピングボレー。普段はクールな男が満面の笑みで跳び上がり、右拳を突き上げた。

 「味方が(相手DFを)引きつけてくれ、クロスもいい所に上げてくれたので流し込むだけだった。チャンスをつくることもできたし、ある程度自分の考えているプレーは表現できた」

 プロ4年目でようやく夢のピッチに立った。託された背番号は、長年MF中田や遠藤が背負ってきた、チームの心臓を意味する7。だが「番号は意識していない。たとえ何番だったとしても同じプレーができたと思う」と冷静だった。後半にはFKのチャンスを本田に譲り、右のキッカーを務める場面はなかったが「90分間通してブレずにできたと思う」と振り返った。

 2年越しの代表デビューだ。09年のU-17W杯では10番を背負い期待されたが、A代表は遠かった。初招集となった12年2月の親善試合アイスランド戦はベンチ入りも出番なし。13年7月の東アジア杯は急性胃腸炎で辞退。嘔吐(おうと)が止まらず、細身の体から4~5キロも落ちた。

 体重が50キロ台になり、部屋をはってトイレに行く日々。悔しさがあふれ出た。「(東アジア杯で)チャンスをつかんだ人がいる。本当に惜しいことをした」。その大会でMVPを獲得したMF山口(C大阪)はW杯でレギュラーとなった。自身は間に合わず。だが、再び巡ってきたチャンスで1発回答してみせた。

 試合後は仲間の輪に加わらず、硬い表情で1人、地面に座り込んだ。「その試合に対する心、スタンスを大事にしたいと思っていた。チームが勝てなくて残念。勝ちたかったというのが本音です」。デビュー戦ゴールの喜びよりも、指揮官に初白星を届けることができなかった悔しさ-。代表の一員として試合に出たからこそ感じた勝利への強い執念は、必ずや柴崎の糧となるはずだ。【福岡吉央】

 ◆柴崎岳(しばさき・がく)1992年(平4)5月28日、青森県野辺地町生まれ。野辺地小2年から野辺地スポーツ少年団でサッカーを始める。青森山田中3年時に全国中学大会準優勝。青森山田高では1年からレギュラーで2年時に全国選手権で準優勝。15歳から世代別代表の常連。12年のアイスランド戦でA代表初招集。J1通算100試合8得点。家族は両親と兄2人。利き足は右。175センチ、64キロ。血液型B。

 ▼日本代表の国際Aマッチ初出場初得点 MF柴崎が9日のベネズエラ戦で達成。13年7月21日の東アジア杯中国戦で柿谷と工藤が記録して以来28人目。アジア勢以外を相手にデビュー戦ゴールは、36年8月4日のベルリン五輪スウェーデン戦での松永行、95年8月6日の親善試合コスタリカ戦での名波浩、97年6月8日のキリン杯クロアチア戦での平野孝に次いで17年ぶり史上4人目。
 [2014年9月10日7時5分 紙面から]

アギーレJ新鮮力が大暴れ!武藤1号&柴崎がA代表デビュー弾!!
 キリンチャレンジ杯(9日、日本2-2ベネズエラ、日産スタジアム)新生日本の象徴だ!! 日本代表(FIFAランク44位)はベネズエラ代表(同29位)と対戦。ハビエル・アギーレ監督(55)の2戦目で、初招集のFW武藤嘉紀(FC東京)が第1号弾を決めると、初出場のMF柴崎岳(鹿島)が追加点。22歳コンビがゴールを奪い、2-2で引き分けた。初勝利はジャマイカ、ブラジルと顔を合わせる10月の2連戦に持ち越されたが、抜擢(ばってき)した新戦力が躍動。4年後のロシアW杯へ光が差した。


後半、勝ち越しゴールを決め、喜ぶ柴崎岳 2ー1=日産スタジアム (撮影・中井誠)

 日産スタジアムを埋めた6万4007人の大歓声を、アギーレ・ジャパンの新星が一身に浴びた。初招集で慶大経済学部4年のFW武藤がゴールを奪うと、両手を広げて「よっしゃー」と絶叫だ。

 「(ゴールの瞬間は)時が止まった感じで、歓声も聞こえなかった。決めたというより、決まっちゃったという感じ」

 5日のウルグアイ戦に続くA代表2戦目での自身初ゴールは、アギーレ・ジャパンの第1号弾。ちゃめっ気を交えて振り返った。後半開始から3トップの左で投入されると同6分。センターサークル付近で相手のクリアボールを拾い、得意のドリブルで約30メートル独走。追いすがる相手を振り切り、「自分で奪ったボールだったので、パスより自分で打とうと思った」と左足を振り抜いた。

 今季からプロ契約したFC東京で何度も得点した得意の形。慶大1年時には膝の半月板を手術し、「今も痛みはある」という左足で決めた。

 新生日本の第2号弾は、同じ22歳でこの日が代表デビューのMF柴崎だ。同点に追いつかれた後半22分、左クロスをボレーで沈めた。難易度の高い一撃でも、「いいボールが来たので流し込むだけだった」と表情を変えずに振り返った。

 青森山田高2年時に鹿島と異例の早期契約を結び、今回は日本の司令塔が背負ってきた「7番」を継承した。A代表デビュー弾は28人目の快挙。600人以上が出場してきた日本代表の中で、違いを見せた。

 日本は期待されたブラジルW杯で1勝もできずに敗退。4年後のロシアW杯に向けて再建を託されたアギーレ新監督は、この2連戦に向けて5人の新顔を抜擢した。武藤はその1人。柴崎は招集歴こそあるが同格だ。新鋭が早速、指揮官の期待に応えた。

 もっともブラジルW杯では、得点王のコロンビアFWロドリゲス(レアル・マドリード)やブラジルFWネイマール(バルセロナ)が22歳で輝きを放った。「彼らには刺激を受ける」(柴崎)という同世代が世界レベルのプレーを見せるなか、早く追いつきたい。

 試合は引き分け、柴崎は「ホームで2試合連続で勝てなかったことは悔しいし、残念」と繰り返した。先制弾の武藤も「一喜一憂せずにやりたい」と前を見据えた。

 4年後へ。アギーレ監督が「新しい血が注入された」と話し、「ムイビエン(素晴らしい)!!」との賛辞を贈った2人が、これからの日本を牽引(けんいん)する。 (伊藤昇)


後半、勝ち越しゴールを決める柴崎岳 2ー1=日産スタジアム (撮影・中井誠)


前半、攻め上がる柴崎岳(右)=日産スタジアム (撮影・中井誠)


前半、攻め上がる柴崎岳(左)=日産スタジアム (撮影・川口良介)


前半、ファウルの判定に無念の表情の柴崎(中央)=日産スタジアム(撮影・山田俊介)


前半、パスを出す柴崎(右)=日産スタジアム(撮影・中井誠)


前半、競り合う柴崎岳(右)=日産スタジアム (撮影・中井誠)


前半、競り合う柴崎岳(中央7番)=日産スタジアム (撮影・中井誠)


後半、勝ち越しゴールを決めた柴崎(中央)は岡崎(左)に祝福される=日産スタジアム (撮影・中井誠)


後半、勝ち越しゴールを決めた柴崎岳(中央)の頭をなでる本田圭佑(右)=日産スタジアム (撮影・中井誠)


(紙面から)

柴崎“らしく”デビュー弾!22歳の司令塔 技ありボレー
親善試合 日本2―2ベネズエラ (9月9日 日産スタジアム)


<日本・ベネズエラ>後半21分、ゴールを決め、本田らに祝福される柴崎
Photo By スポニチ



 新時代の到来を予感させるような一撃だった。1―1の後半22分。左サイドを突破した岡崎のクロスに本田と武藤が飛び込む。その背後から走り込んできたのは背番号「7」柴崎だった。タイミング良く右足を合わせたボレー弾。ボールは左ネットに突き刺さった。

 「味方が走り込んで引き付けてくれた。(クロスが)通ればチャンスになると思っていた。良いところに上げてくれたし流し込むだけだった」

 ゴール前に走り込むランニング力、難しいバウンドのボールをダイレクトで蹴る技術。日本代表では13年7月、東アジア杯中国戦での柿谷、工藤(柏)以来、28人目となるAマッチデビュー戦ゴールは、“らしさ”が凝縮されていた。

 柴崎自身が「ハーフタイムに監督から指示があったし、アクティブに動けたのは後半」と話す通り、前後半での動きが見違えた。前半はボールに触る機会が少なかったが、後半はより前めのポジションを取ることで攻撃に積極的に絡んだ。特に得点後は柴崎を中心にビルドアップを展開。それは本田や吉田らW杯組に認められた証でもあった。

 悔しい思いでW杯ブラジル大会を見ていた。昨年の東アジア杯でA代表に選出されたが急性胃腸炎で辞退。柿谷や山口らがチャンスをつかむ中、最後の最後まで声は掛からなかった。フラットな視点で見たというブラジルの熱戦。「自国を背負う責任感を感じた。能力差はあっても、気持ち的な部分が一番大事になる」と痛感した。ある意味、今合宿は「今まで芽生えていない感覚を芽生えさせる」期間でもあった。

 「ホームで勝てなかったのが残念。10月にも試合があるので、その時は勝ちたい」。試合後は自らの得点を喜ぶよりも、引き分けに終わった結果を悔しがった。その姿にデビュー直後の初々しさはない。自覚、責任…。中田、遠藤がつけた背番号7を背負う22歳は、早くも主力の風格すら漂わせていた。

 ◆柴崎 岳(しばさき・がく)1992年(平4)5月28日、青森県上北郡野辺地町生まれの22歳。野辺地SSS―青森山田中―青森山田を経て11年に鹿島入り。11年4月29日の福岡戦でデビュー。J1リーグ100試合出場8得点。12年Jリーグベストヤングプレーヤー賞、12年ナビスコ杯MVP受賞。1メートル75、64キロ。利き足は右。
[ 2014年9月10日 05:30 ]

柴崎、鮮やかボレー!「勝ちたかったのが本音」
2014年9月9日21時47分 スポーツ報知


後半21分、ボレーシュートを決める柴崎

 ◆国際親善試合 日本2―2ベネズエラ(9日・横浜国際総合競技場)

 日本代表はハビエル・アギーレ監督(55)が就任2戦目となるベネズエラ代表と対戦し武藤、柴崎がゴールを決めるが、追いつかれドロー。国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは日本が44位。ベネズエラは29位。

 1―1の後半22分。柴崎が華麗な右足ボレーで、一時勝ち越しとなるゴールを決めた。

 中盤でボールを奪うと、ボールは武藤へ。ドリブルで相手を引きつけ左へ流す。岡崎がボールを受けると、ドリブルで駆け上がりファーへクロス。2列目から攻撃参加した柴崎がワンバウンドしたボールを、直接右足でボレー。ボールはゴール左へ吸い込まれ、うれしい代表初ゴールを決めた。

 柴崎「いいボールが来て流し込むだけだった。味方に感謝したい。チームが勝てなくて残念。勝ちたかったのが本音。」

アギーレ2号は柴崎!初出場で初得点
2014年9月10日


 後半、ゴールを決め大きくジャンプする柴崎(撮影・会津智海)

 「キリンチャレンジカップ、日本2-2ベネズエラ」(9日、横浜国際)

 クールな男の全身から歓喜があふれた。代表デビューのMF柴崎岳(22)=鹿島=が史上28人目となる初出場初得点を決めた。1‐1の後半22分、カウンターからFW岡崎の左クロスに右足を合わせネットを揺らした。一時は勝ち越しとなる一撃に、柴崎はスタンドに向けて飛び跳ねて右腕を突き上げた。

 「味方が引き付けてくれて、いいクロスを上げてくれた。流し込むだけだった」。冷静さを取り戻した試合後は、チームメートに感謝しつつも表情一つ変えずに振り返った。

 代表デビューまでの道のりは平たんではなかった。初招集は12年2月のアイスランド戦。ベンチ入りしたが出番はなかった。昨年7月の東アジア杯に招集されたが、急性胃腸炎で代表辞退。ブラジルW杯への道は閉ざされた。ようやく踏みしめた代表のピッチで、失われた時間を取り戻すかのように躍動した。

 代表最多キャップを誇るMF遠藤(G大阪)が背負い続けた背番号「7」を受け継いだ。「個人としては意識していない。何番でも同じプレーができた」と無関心だが、長短のパスやミドルシュートも織り交ぜ中盤に君臨。新世代の司令塔としての資質を存分に発揮し「個人としても満足できる部分はあった」と手応えを口にした。

 青森県出身として初めて代表のピッチに立った22歳が、4年後のロシアW杯まで照らすような強烈な光を放った。

攻守に抜群の存在感 柴崎が初得点
2014.9.10 00:30


後半、勝ち越しゴールを決める柴崎=日産スタジアム(中井誠撮影)

 絶妙の間合いで走り込んだ。後半22分、柴崎が岡崎からの折り返しを右足で合わせ2点目を奪った。「いいボールで合わせるだけだった」と涼しい顔。ベネズエラ守備陣が横一線になった隙を突き、鮮やかに敵のマークを出し抜いてみせた。

 機動力-。この得点の裏側で、自身の強みを存分に発揮した。自陣深くで拾ったこぼれ球を武藤と2度交換、約70メートル走ってシュートした。加速した選手がいきなり眼前に現れてはDFもお手上げになる。J1鹿島でも披露する走力をみせた。

 早くから期待された才能も、代表との縁は薄くこの日がデビュー戦だった。「緊張することはなかった。積極的なプレーはできた」。ピッチのあちこちに顔を出し、360度自在にパスを操ってリズムも作った。22歳は落ち着き払っていた。

 代表戦で初出場、初得点。中田英寿氏、遠藤保仁ら名手から引き継いだ「7」の系譜をしっかり守った。攻守に抜群の存在感を示しながら自身への賛辞はなかった。「勝てなくて残念…」。勝利への強い執着心もまた、彼が備える武器だ。(榊輝朗)

背番号7のMF柴崎岳が代表デビュー戦で初ゴール
14/9/10 06:50

[9.9 キリンチャレンジ杯 日本2-2ベネズエラ 日産ス]

 日本代表は9日、キリンチャレンジ杯でベネズエラ代表と対戦し、2-2で引き分けに終わった。ハビエル・アギーレ監督就任2戦目での初勝利はならなかった。


MF柴崎岳が本領発揮


後半22分に岡崎の左クロスをダイレクトボレー


日本が勝ち越しに成功


サポーターのもとへ走る


勢いよくジャンプ


笑顔でガッツポーズ


喜びを全身で表現した


FW本田圭佑が柴崎に駆け寄る


チームメイトが祝福


アシストした岡崎に感謝する


満面の笑み


自身のゴールを喜んだ


試合前から先発が濃厚だった柴崎


先発でA代表デビュー


中盤から攻撃を組み立てた


積極的にゴール前でもボールを受けた


前半38分には柴崎の縦パスから決定機


前半はチャンスの数が少なかったが、後半は修正を図り、盛り返すことに成功


厳しいマークも華麗にかわす


「考えているプレーをある程度表現できた」と手応えを得たようだ




紙面を飾る岳である。
初出場でのデビュー弾は鮮烈であった。
やはり、日本を救うのはこの男であったと改めて思わせた。
ただ、これにて鹿島での岳を観られる日々が短くなったことは確実であろう。
臙脂のユニに身を包む岳を拝みにスタジアムに集おうではないか。
鹿島の柴崎岳に声援を送るのだ。
活躍を楽しみにしておる。