鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

大宮戦レビュー

2014年09月14日 | Weblog
【J1:第23節 大宮 vs 鹿島】レポート:残留の大宮、堅守復活の萌芽。猛攻を1点でしのぎ、カウンターとセットプレーで鹿島を沈める。(14.09.14)
9月13日(土) 2014 J1リーグ戦 第23節
大宮 2 - 1 鹿島 (18:05/熊谷陸/14,182人)
得点者:34' ムルジャ(大宮)、69' 昌子源(鹿島)、74' 高橋祥平(大宮)
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「チンチンにされました」……勝利チームのセンターバック横山知伸は試合後、開口一番そう語った。大宮は確かに、試合に勝つには勝った。しかし多くの時間で鹿島にボールを支配され、前後半通じて18本のシュートを浴びた。ペナルティエリア内まで攻め込まれた回数を考えれば、シュート数以上に攻められた印象が強い。特に、最も警戒するダヴィへの対応に苦慮した横山にとっては、勝って終われたことで、喜びよりも安堵の気持ちのほうが強かっただろう。大宮の選手にとっても、熊谷まで駆けつけて応援を続けたサポーターにとっても、長く、苦しい90分だった。

序盤から鹿島が大宮を圧倒した。6分にダヴィの突破から右サイドを、9分に西大伍の仕掛けから左サイドをえぐられ、決定機を作られる。コンパクトな守備陣形を保ち、ボールの位置に応じてポジションを修正したい大宮だったが、「ボールホルダーに対してプレッシャーが甘く、DFラインも低かった」ことで、鹿島に押し込まれての戦いを余儀なくされた。ボールを奪っても、奪う位置が低く、そこからボールをつないで攻めるには「トレーニング不足を露呈してしまった」(渋谷洋樹監督)。プレッシャーをかけられる中で運良くロングボールが正確にFWへ飛んで、運良くFWが競り勝ち、さらに運良く味方につながるのでなければチャンスにならない状況で、「カウンターというか速い攻めでしかチャンスを見出せず、相手をゴール前に押し戻すような効果的な攻撃は多くなかった」(金澤慎)。
とはいえ時間とともに、大宮も劣勢ながらその状態に慣れてきたようでもあった。一つには、押し込んでいる鹿島の攻撃も、決して上手くはいっていなかった。ダヴィが、大宮相手にその個人能力で突破できたがゆえに、周りを生かすようなシンプルなプレーを徐々に忘れ、対照的に土居聖真が攻撃に絡む場面が減った。目先を変え、状況を打開しようと、鹿島はジョルジワグネルとカイオの左右の位置をたびたび入れ替えたが、これが最初の失点の伏線となる。34分、大宮は泉澤仁のカットインドリブルからのシュートがムルジャの先制弾につながったが、泉澤の左オープンスペースへの飛び出しに、ワグネルはまったくついていけなかった。

さすがに鹿島も慌てた。そこから10分くらいは大宮の時間になった。泉澤は気持ち良くドリブルし、西も山村も止められない。しかし大宮も人数をかけて分厚い攻めまではできず、鹿島は前半終了でその流れを断ち切ると、後半はほぼ鹿島の一方的な試合となった。49分にダヴィがペナルティエリア前から54分にワグネルに代え中村充孝、56分に土居に代えて遠藤 康を投入と、矢継ぎ早に交代の手を打つ。遠藤、カイオと左右のドリブラーに大宮のサイドハーフがつられ、守備ラインをズルズル下げられた。
69分、柴崎岳と接触したムルジャが倒れている状況でコーナーキックを迎えた鹿島は、大宮の長身FW不在の優位を生かして同点に追いつく。しかしその5分後、大宮もフリーキックから高橋祥平が押し込み、再びリードを奪う。その直後に鹿島はダヴィを下げて赤崎秀平を投入。実際の自チームに対する貢献度はともかく、この交代策は相手チームにとって守備陣の精神的脅威を取り除いたのは確かで、複数の選手が「ダヴィがいなくなって楽になった」と証言する。
残り20分は完全に大宮の守備練習のような状態になった。完全にペナルティエリアに釘付けにされ、クリアが精一杯で攻撃に出ることは一切できなかった。それでも大宮は「選手が一体になって」(高橋)、耐えに耐えた。「最後は結局、入ってくる人に対してどれだけ行けるか。そこをみんながカバーし合えた」(横山)。アディショナルタイムは5分。防戦一方の大宮にはあまりに長い。鹿島の右クロスを、ファーで中村充孝が折り返し、中央に山本修斗が待ち構える。左右を反転すればつい3日前の天皇杯愛媛戦でも見た大宮の失点ケースだが、そこに猛スピードで戻ってきてクリアしたのは、腕にキャプテンマークを巻いた家長昭博だった。そのままゴールの中に転がり、ネットに絡まりながら立ち上がる姿は、サポーターの胸を打ったに違いない。

鹿島は圧倒的に攻めながらも、同点ゴールを奪えなかった。サッカーに判定勝ち、優勢勝ちがあれば完全に鹿島のゲームだったが、終わってみれば得点もセットプレーの1点でしかなく、どこかチームとして噛み合っていないようだった。シュート18本のうちに決定機も5~6回はあったが、チームとしてのわずかなズレと、最終局面には体を投げ出してでも止める大宮の粘り強い守備に、いずれも枠を外れたり北野貴之の正面を突いた。順位は4位に後退し、首位との勝点は7に開いた。優勝争いにおいても痛すぎる敗戦だった。

一方大宮は、5月6日以来4カ月ぶりのリーグ戦勝利、なおかつ渋谷新監督にとってリーグ戦初陣での勝利を、強豪鹿島から挙げることができたことは、チームにとって自信となるのは間違いない。もちろん、手放しで喜べる状況ではない。意図した守備ができていた時間は少なかったし、攻撃の時間も短かった。だが、カウンターとセットプレーという数少ないチャンスをしたたかに得点に結びつけ、それもカウンターにおいては泉澤とムルジャという武器をしっかり生かしたことは、チームとしてのベースと共通理解が感じられた。そしてやはり、無失点で終えることはできなかったにせよ、守備に大宮らしい粘り強さが戻ってきたことは大きい。終盤、あれだけ押し込まれれば、もはやボール中心も人中心もない。ボールでも人でも、自分の責任範囲に食らいつき、互いにカバーし合う。ただそれだけで大宮はゴールを死守した。
「やられてはいたけど、最後は体を張れていた。これを次につなげたい」と、話の最後に横山は胸を張った。C大阪、甲府もそろって勝利したことで直上のチームとの差を詰めることはできなかったが、残留争いへ希望の灯をともす、大きな勝点3だった。

以上

2014.09.14 Reported by 芥川和久




「サッカーに判定勝ち、優勢勝ちがあれば完全に鹿島のゲームだった」と述べる芥川氏のレポートである。
圧倒的に攻め、チャンスを作りながらもセットプレイに沈む、これがサッカーの醍醐味の一つである。
とはいえ、このような敗戦は無念であるもの。
あのシュートが決まっておれば、あのシーンでこうなっておれば、などと思ってしまうものである。
しかしながら、勝負事にタラレバはない。
この試合を糧とし、次なる勝負に挑むのだ。
次戦は気持ちで勝利を掴み取りたい。
楽しみにしておる。

U-19日本代表 NutiFood U19 Cup 優勝

2014年09月14日 | Weblog
U-19日本代表 AFF NutiFood U19 Cup 2014 決勝戦 U-19ベトナム代表に勝利し優勝!
2014年09月14日



U-19日本代表 AFF NutiFood U19 Cup 2014 決勝戦 vs.U-19ベトナム代表
2014年9月13日(土)  キックオフ19:15 90分(45分ハーフ)
My Dinh Stadium(ベトナム/ハノイ)

U-19ベトナム代表 0-1(前半 0-0、後半0-1)U-19日本代表

得点
75分 表原玄太(U-19日本代表)

スターティングメンバー
GK:中村航輔
DF:高木大輔、内山裕貴、茂木力也
MF:杉本太郎、大山啓輔、井手口陽介
FW:北川航也、金子翔太

サブメンバー
GK:吉丸絢梓
DF:藤谷壮、進藤亮佑、三浦弦太
MF:奥川雅也、安東輝、中野雅臣
FW:表原玄太、越智大和

交代
HT 北川航也 → 中野雅臣
58分 杉本太郎 → 越智大和
69分 小川直毅 → 表原玄太

マッチレポート
ベトナム代表との決勝戦。
スタジアムは4万人近くのベトナムサポーターで埋め尽くされ、完全にアウェーな雰囲気の中で試合はキックオフを迎えました。
試合は前半、両チームが中盤でボールを動かし攻撃を仕掛けるタイミングを伺いますが、決勝戦ということもあり、ミスを恐れているのか、なかなかシュートまでの形が作れません。それでも14分、井手口選手から小川選手にパスがつながり、ゴール前に走りこんできた金子選手がパスを受けてシュートを放ちますが、これは相手GKに防がれます。その後も杉本選手、井手口選手がゴール前でチャンスを作りますがシュートには至らず前半は0-0で終了します。



後半先にペースを掴み、攻撃を仕掛けたのはベトナム。得意のショートパスで中央突破しゴール前に侵入しますが、日本のディフェンス陣が体を張ってシュートを簡単には打たせません。すると試合のリズムは再び日本に傾き、75分、右サイドでボールを奪い、ゴール中央にいた金子選手を経由して、ゴール左にいた途中出場の表原選手がボールを受け、ドリブルで仕掛けて最後は思い切り左足を振り抜きます。これが見事にゴール左隅に決まり日本が先制します。その後も越智選手が追加点を奪いにシュートを放ちますが、これは決めることができません。その後はベトナムも反撃を仕掛けますが高木選手、内山選手、茂木選手、坂井選手のディフェンス陣が体を張って守備し、シュートを簡単には打たせません。そして試合はこのまま終了。チーム全員で勝利を掴み取り日本が優勝しました。
日本は最高の結果でこの大会を終え、10月のAFC U-19選手権に向けて良いシミューレーション遠征となりました。

コメント
高木大輔 選手(東京ヴェルディ)
大会前に目指した『4試合行い、なおかつ優勝する』という目標を達成でき、自信が持てました。次はAFC U-19選手権です。チームが立ち上がり2年弱になりますが、確実に良くなっていると思います。自分達がやってきたサッカーを信じて、10月に向けて準備していきます。

内山裕貴 選手(コンサドーレ札幌)
大会前に目指した『4試合行い、なおかつ優勝する』という目標を達成でき、自信が持てました。次はAFC U-19選手権です。チームが立ち上がり2年弱になりますが、確実に良くなっていると思います。自分達がやってきたサッカーを信じて、10月に向けて準備していきます。

表原玄太 選手(愛媛FC)
今日は満員のスタジアムで、ベトナムと決勝でできたことを嬉しく思います。出番がきたら、チームに貢献したいと思っていたので、ゴールという形で貢献できたことは嬉しく思います。優勝することがチームの目標だったので、目標を達成できたことは、すごく自信になりました。応援ありがとうございました。



スケジュール
9月3日(水) PM トレーニング
9月4日(木) AM/PM トレーニング
AFF NutiFood U19 Cup 2014
9月5日(金) AM トレーニング
9月6日(土) PM トレーニング
9月7日(日) 4 - 3 vs オーストラリア(My Dinh Stadium)
9月8日(月) AM トレーニング
9月9日(火) 3 - 2 vs ベトナム(My Dinh Stadium)
9月10日(水) AM トレーニング
9月11日(木) 2 - 1 準決勝 vs タイ(My Dinh Stadium)
9月12日(金) AM トレーニング
9月13日(土) 1 - 0 決勝戦 vs ベトナム(My Dinh Stadium)




AFF NutiFood U19 Cupにてヴェトナムを破り優勝したU-19日本代表である。
これは素晴らしい。
杉本太郎は決勝戦にも先発出場し、チャンスを作ったとのこと。
優勝に多大な貢献をしておる。
これは大きな経験となったであろう。
この国際大会を経て大きく成長した姿を我らに魅せてくれるのではなかろうか。
楽しみにしておる。

本田元主将、再々婚を視野

2014年09月14日 | Weblog
元日本代表の本田泰人氏 結婚も視野
 元日本代表MFでサッカー解説者の本田泰人氏(45)が14日、TBS系「サンデージャポン」(日曜午前10時)に生出演し、2度の離婚を経て現在、新たな彼女がおり結婚も視野に入れていると生告白した。

 同氏は過去の離婚と現在、彼女がいるか聞かれ「最後の離婚は2年前ですね。(彼女は)いますね。一般の方です」と明かした。結婚の可能性について聞かれると「このままお付き合いさせていただければ…結婚も考えていますよ」と断言。「ここでプロポーズしてください」と求められると「それは…プロポーズは、ちょっとね。仲良くさせていただければありがたいです」と苦笑いしつつ、かわした。

 本田氏は00年11月に女優高岡早紀の妹でタレントの高岡由美子と結婚も、09年11月に離婚。その後、11年に別の女性と再婚したが、12年6月に日本テレビ系「踊る! さんま御殿!!」に出演し、ケンカが絶えず「ちょっと離婚を考えてるんです」と明かした。そして13年8月6日放送の同番組で、離婚していたことを発表していた。
 [2014年9月14日10時57分]




再々婚を示唆する本田元主将である。
二度の離婚を経て、改めて幸せを掴もうとする姿には脱帽させられる。
まさにスッポン・マーク。
ビスマルクを唸らせた実力の持ち主である。
今回は真の伴侶となってくれる女性なのであろうか。
幸せを祈っておる。

大宮戦コメント・報道

2014年09月14日 | Weblog
2014Jリーグ ディビジョン1 第23節




鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・悲しい時に泣かないようにするためには、冗談を言わないと生きていけない。

・芝には違和感を感じなかった。両チームとも、技術的なところではそれぞれの個の技術をしっかり発揮していたと思う。もしかしたら、どこかで芝の影響が見受けられたかもしれないし、試合前に散水をしたりというようなことがあったのかもしれないが、グラウンドが悪そうな印象は持たなかった。





【昌子 源】
もったいない試合だった。良い流れの中、セットプレーでやられてしまった。大宮は前回もこぼれ球でやられているので注意していたが、今回も2回ともこぼれ球だった。2失点目は自分の足に当ってしまったが、足を出していなければソガさんの正面だった。自分のゴールもこぼれ球だったから、セットプレーは大事。同点に追いついた直後だったし、チームとしてもったいなかった。

【遠藤 康】
追いかけている段階で失点してしてしまい苦しくなった。逆転しようと頑張っていたしチャンスも作れていた。前半はチャンスが多く作れていたけど、決めるとことで決める事が出来なかった。失点はDFだけでなく、チーム全体で踏ん張りが足りないと思う。次の試合に向けて切り換えるしかない。

【山村 和也】
こぼれたボールやクリアが中央へ入ってしまったところがあった。そこへしっかり反応できるようにならないといけない。チームとしてボールは持っていたが、もっと自分たちのペースでやれれば良かった。決定機はあったし1点は決めているわけで、2失点したことをしっかり反省しなければならない。無失点で試合を終えられるようにしないといけない。

2014年09月13日(土)


本日行われたJ1第23節大宮戦は1-2で負けを喫しました。

【J1:第23節 大宮 vs 鹿島】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(14.09.13)
9月13日(土) 2014 J1リーグ戦 第23節
大宮 2 - 1 鹿島 (18:05/熊谷陸/14,182人)
得点者:34' ムルジャ(大宮)、69' 昌子源(鹿島)、74' 高橋祥平(大宮)
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●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):
「鹿島の記者会見ルームみたいですね。人が一杯で(※カシマスタジアムでの会見場はいつも人がまばらです)。悲しいときに泣かないためには、冗談を言わないと笑って生きていけないですから」

Q:熊谷のピッチに少しやりづらさを感じたところはありましたか?
「先週かその前にずっと競技があったようですが、僕はそれほど違和感を感じなかったですし、両チームとも個の技術的なものをしっかり発揮できたと思います。もしかしたらどこかの状況でそういったことが見受けられたかもしれませんし、試合前に散水をしたりいろいろあったかもしれませんが、基本的違和感を感じるような、グランドが悪いという印象は持ちませんでした」

以上

【J1:第23節 大宮 vs 鹿島】試合終了後の各選手コメント(14.09.13)
●昌子源選手(鹿島)
「もったいないですね。良い流れで来ていた。セットプレーでやられたのはもったいない。言ったら大宮とは、前回の対戦でも2回ともセットプレーからのこぼれだった。2失点目は自分の足に当たったのですが、当たらなければソガさん(曽ヶ端準)の正面だったらしいです。とっさのことだったから仕方ないですが。僕たちが決めた点もこぼれからだった。チーム自体、もったいなかったんじゃと思います。(中田)浩二さんからも『こういうときにはあまり考えずに切り替えろ』と言われました。負けてしまったことは仕方がない。上とは(勝点)が7に離れましたけど、11試合あれば全然追いつけると思う。次のマリノス戦に向けてがんばります」

●土居聖真選手(鹿島)
「僕の出来が悪かった。相手がマンツーマン気味に来たのでボールを触れない状況で、サイドに開くしかなかった。自分の力不足だったと思います。逆にもっと成長できる状況を作ってもらえたと思います」

Q:シュートの場面は?
「ニアで触った人とかはボールがどこに行ったかわからないけど感触的には入ったと思っていました。今までゴール前で待っててボールが来ることはなかった。また練習してがんばります」

[ J1:第23節 大宮 vs 鹿島 ]


試合を支配するも先制を許してしまった鹿島、69分にコーナーキックのこぼれ球に昌子源が詰め同点ゴールを決めた。

[ J1:第23節 大宮 vs 鹿島 ]


9月9日のベネズエラ戦でA代表初ゴールを決めた柴崎岳。この日も鋭いミドルシュートを放つもゴールとなならなかった。

大宮、長いトンネル抜ける…渋谷監督初陣で130日ぶり白星
14/9/13 20:08

[9.13 J1第23節 大宮2-1鹿島 熊谷陸]

 大宮アルディージャが渋谷洋樹監督の初陣で11試合ぶりの白星を飾った。熊谷スポーツ文化公園陸上競技場に3位鹿島アントラーズを迎えた一戦に2-1で勝利。5月6日のF東京戦(1-0)以来、130日ぶりに勝ち点3を獲得した。

 序盤からアウェーの鹿島が攻勢に出るが、粘り強く耐えていた大宮がワンチャンスを生かした。前半34分、FWムルジャが左サイドに展開。MF泉澤仁がドリブルで中央に切れ込んでシュートを狙うと、DFに当たったこぼれ球をムルジャが左足で押し込んだ。

 1点ビハインドで折り返した鹿島は後半9分にMF中村充孝、同11分にMF遠藤康を投入し、大宮を攻め立てる。すると後半24分、MF小笠原満男の左CKをDF山村和也が頭で落とし、中村がつないだボールをDF昌子源が右足で蹴り込んだ。同点に追いつき、一気に逆転へ勢い付くかと思われたが、大宮が直後にセットプレーから再び勝ち越した。

 後半29分、右後方の位置からMFカルリーニョスがゴール前にFKを蹴り込むと、山村のクリアが小さくなり、こぼれ球を拾ったDF高橋祥平が左足でシュート。これがゴール前に倒れていた昌子の足に当たってコースが変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。

 首位・浦和がデーゲームで勝利をおさめていたこともあり、何としても勝ち点3が欲しい鹿島だったが、後半アディショナルタイム、小笠原の右FKに合わせた昌子のヘディングシュートもゴール上へ。9日のベネズエラ戦で代表デビュー弾を決めたMF柴崎岳もフル出場したが、チームは1-2の敗戦で5月10日の川崎F戦(1-4)以来、10試合ぶりの黒星を喫した。

 決勝点を決めた高橋は9日に第一子となる長男が誕生したばかり。得点後はゴール裏でチームメイトと“ゆりかごダンス”を披露し、試合後は「すごくうれしい。最高です」と興奮冷めやらぬ様子だった。

「この1勝は大きいと思うけど、あと11試合勝たないといけないので。一つも落とせないので、全部勝つつもりでいる」。10日の天皇杯4回戦・愛媛戦(2-1)に続く公式戦連勝。順位はまだ降格圏の17位だが、ここから大宮が“残留力”を見せつけるか。

鹿島10試合ぶり黒星 柴崎「これが実力」

大宮に敗れサポーターにあいさつする柴崎(右端)らイレブン(撮影・江口和貴)

<J1:大宮2-1鹿島>◇第23節◇13日◇熊谷陸

 3位につけていた鹿島が、格下の17位大宮を相手にまさかの黒星を喫した。

 序盤からペースを握っていたが肝心のゴールを奪えずにいると、前半34分に先制点を献上。後半24分にCKのこぼれ球をDF昌子源(21)が押し込み同点に追いついたが、直後の同29分にFKから決勝点を奪われた。5月10日の川崎F戦以来、10試合ぶりのリーグ戦の黒星となった。

 1度は同点に追いつくゴールを決めた昌子は「もったいないですね。セットプレーでやられるのはもったいない」とうなだれた。日本代表から戻り中3日で試合に臨んだMF柴崎岳(22)は「結果? 残念ですね。運がなかったとは言いたくない。これが自分たちの実力だし、多くのチャンスはつくれていたし、うちらしいサッカーはできていたけど、ただ得点が入らなかった」と悔しがっていた。
 [2014年9月13日22時26分]

鹿島・柴崎、フル出場もシュート1本のみ「もっと打ちたい」

後半、攻め込む鹿島・柴崎

 J1第23節(13日、大宮2-1鹿島、埼玉)MF柴崎はボランチでフル出場したが、大宮に足元をすくわれて10試合ぶりの黒星。首位の浦和との勝ち点差は7に開いた。9日のベネズエラ戦で日本代表デビューを果たし、ゴールも決めた。それから中3日。「体が重いとかは感じなかった」と言うが、シュートは後半4分の1本だけで「もっとシュートを打ちたいし、枠をとらえなければ」と反省を口にした。
(紙面から)

柴崎ガックリ…鹿島 リーグ戦負けなし記録「9」でストップ
J1第23節 鹿島1―2大宮 (9月13日 熊谷陸)

 鹿島が降格圏チームにまさかの敗戦で、リーグ戦負けなし記録が「9」でストップした。

 9日の親善試合ベネズエラ戦で代表初出場初得点を挙げた日本代表MF柴崎を中心に2倍以上となる18本のシュートを浴びせたが1点止まり。首位・浦和とは勝ち点差7に広がり、柴崎は「ウチらしい流れで試合を運べたけど、得点だけが入らなかったのが、こういう試合結果となった」と肩を落とした。
[ 2014年9月14日 05:30 ]

【鹿島】柴崎不発「枠に行かない」10戦ぶり黒星
2014年9月13日21時49分 スポーツ報知

 ◆J1第23節 大宮2―1鹿島(13日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 鹿島は10試合ぶりに黒星を喫し、首位の浦和との勝ち点差は7に開いた。0―1の後半24分にいったんは同点とするゴールを決めた昌子は「もったいない。いい流れだったから」と悔やんだ。

 大宮より11本多い18本のシュートを打ったが決定力を欠いた。9日のベネズエラ戦で日本代表での初得点を挙げた柴崎は「崩せてはいたがシュートが枠に行かない」と反省した。

【鹿島】10戦ぶり黒星!序盤の好機生かせず
2014年9月14日6時0分 スポーツ報知

 ◆J1第23節 大宮2―1鹿島(13日・熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 鹿島は10試合ぶりの黒星を喫し、首位・浦和との勝ち点差は7に開いた。序盤に決定機を作ったが生かせず、大宮に数少ないチャンスをものにされた。9日まで日本代表の合宿に参加し、この日もチームを助ける動きをしていたMF柴崎は「運の話はしたくない。自分たちの実力。点が入らなかったことで、こういう試合になってしまった」と総括した。




中田コのチームメイトに向けた「こういうときにはあまり考えずに切り替えろ」が心に響く。
すぐに切り替えて次なる試合に備えるのだ。
中田コの助言で気持ちを切り替えた源の「11試合あれば全然追いつけると思う」を信じて声援を送りたい。
次なる試合が楽しみである。

ケルン・大迫、途中出場

2014年09月14日 | Weblog
ケルン大迫は今季初の途中出場で2戦連発ならず
14/9/14 03:08

[9.13 ブンデスリーガ第3節 パダーボルン0-0ケルン]



 ブンデスリーガは13日、第3節2日目を行い、FW大迫勇也とMF長澤和輝の所属するケルンは敵地でパダーボルンと対戦し、0-0で引き分けた。代表帰りの大迫は今季初のベンチスタートとなり、後半32分から途中出場。長澤は負傷欠場している。

 昇格組同士の対戦となった試合は両チームともに見せ場が少なく、スコアレスドローに終わった。日本代表として9日のベネズエラ戦に先発した大迫は移籍後初のベンチスタート。後半32分からピッチに入ったが、ブンデスリーガ1部初ゴールを決めた前節のシュツットガルト戦(2-0)に続く2戦連発はならなかった。

 勝ち点1獲得に終わったケルンだが、開幕から3試合連続無失点で3戦負けなし(1勝2分)となった。

大迫は途中出場も不発…ケルンとパーダーボルンの昇格組対決はドロー

ベンチスタートで後半から出場したFW大迫勇也 [写真]=Bongarts/Getty Images

 ブンデスリーガ第3節が13日に行われ、パーダーボルンと、FW大迫勇也、MF長澤和輝の所属するケルンが対戦した。大迫はベンチスタートで、長澤は負傷欠場となった。

 ケルンは3シーズンぶり、パーダーボルンは初のブンデスリーガ(1部)と、両チームともに2部リーグからの昇格組。第2節までもともに1勝1分けと昇格組ながら好発進をしているチームの対戦となった。

 ケルンは27分に、マルセル・リッセからのパスに、DFの裏を抜け出したキャプテンのミショ・ブレチュコがGKとの1対1でシュートを放つもクロスバー上へと外してしまう。その後も両チーム、得点を挙げることができず、前半はスコアレスで折り返す。

 後半に入ると、55分にパーダーボルンは左サイドからモリッツ・シュトッペルカンプがクロスを上げると、中央にいたエリアス・カチュンガがゴールを背にしながらボレーで合わせるが、ケルンGKティモ・ホルンが好反応をみせて得点とは至らない。一方でケルンも59分に、右サイドからのクロスをファーにいたダニエル・ハルファーがボレー。しかしパーダーボルンDFが詰めていたため、ゴールは枠をとらえられなかった。

 ケルンは、77分にアンソニー・ウジャーとの交代で大迫を投入する。その大迫は直後の78分に、ペナルティエリア手前のゴール正面からミドルシュートを放つもゴール右上に逸れる。

 積極的に前線からボールを追いかける大迫だったが、得点に繋がるプレーもなく、試合終了。0-0でスコアレスドローに終わった。

 ケルンは次節、21日にホームでボルシアMGと対戦。パーダーボルンは、20日にホームでMF清武弘嗣とDF酒井宏樹が所属するハノーファーと対戦する。




途中出場したケルンの大迫である。
不発に終え、チームはスコアレスドローとなった。
これは無念であろう。
次は活躍の報を待っておる。