鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

青木、黙々と走る

2014年09月26日 | Weblog
2014年09月26日(金)


明日に迫った徳島戦に向けて、9時から軽めの練習で調整をしました。一部の選手で行ったフットバレーでは、梅鉢選手や豊川選手が大騒ぎをしながらプレーをしていました。




明日の徳島戦に向けて黙々と走る青木である。
今月のFreaksで語っておるが、青木は人一倍体に気を使っておる。
それが、活躍の源であろう。
青木の堅守で徳島から勝利を奪いたい。
楽しみである。

徳島戦プレビュー

2014年09月26日 | Weblog
【J1:第26節 徳島 vs 鹿島】プレビュー:このまま終わっていいのか!?意地を爆発させた必死の戦いで徳島は鹿島に食らいつかなくては!(14.09.26)
もう諦めてしまうのか。前節のF東京戦は観る者がそう思ってしまう戦いだったと言わざるを得ない。その前の大宮戦と同様に信じられないミスを発生させ、ビハインドを跳ね返そうとする闘志もあまり感じないまま…。

もちろんがむしゃらに走るだけで勝てるほど勝負は甘くない。冷静に戦術を遂行することも組織としては重要だ。しかし、今の状況において選手たちがまず何より強く持たなければならないのは危機感を背負った必死さのはず。サポーターたちは横断幕に「思い出作りにJ1来たんじゃない」と綴り、熱い想いをチームに届けようとしているが、今季をこのまま終わらせるわけにはいかないという意地から来る、まさにそうした気持ちの部分こそが現在の徳島には求められる。

そして今節の一戦も、そこに大きな変化を出さない限り明るい光は差し込まないだろう。
迎える鹿島は言うまでもなく一枚も二枚も上手。個の面でも組織的にも力量差があることを認めなければならない。また前節でも仙台に競り勝った彼らは14節以降のリーグ12試合で敗戦はわずか1度だけ。それ以前に見られた調子の波を完全に消し去り、今や安定感抜群の組織になっている。しかも鹿島と言えばプロフェッショナリズムと勝者のメンタリティが脈々と受け継がれているクラブだ。それゆえ選手たちは常に自身へ相当の厳しさを課してピッチに立ち、今季もその妥協ないプレーによって前記のような尻上がりの戦績を手にしていると言える。

そう見ると、今節鹿島へ立ち向かうにおいては、気持ちの部分で負けないことがやはり徳島の大前提。そこをどれだけ強く変化させられるかが大いに問われることとなる。ただ冒頭でも述べた通り、単純に走り回るだけでは何も起こらず、安易な体力消耗だけになってしまう。そこでその気持ちの体現にしていきたいのが思い切りの良さ。特に攻撃面に関してはそれが不可欠と思われ、大胆なスプリントや強気のパス、積極的なフィニッシュなどを全員で果敢にトライしていくことが必要となろう。
事実、思い切りの欠如が苦境を招くことは前節痛いほど思い知らされている。ゲームの明暗を分けるポイントとなったF東京先制の場面、直前まで攻めていたのは徳島であった。バイタルエリアで横にパスを繋いで右サイドの大崎淳矢にいい形でボールが渡ったのだが、そこで大崎の下した選択は思い切ったシュートでなく短い折り返し。結果、その折り返しが少しマイナス方向へ行ったことでカウンターを仕掛けられ、痛過ぎるゴールを奪われてしまった。

幾多の苦難を乗り越えて、ついに辿り着いたJ1の舞台。その一戦一戦で得たかったものは、横断幕の文字通り「思い出」ではないはずだ。ならば、意地を爆発させ、土俵際に追い込まれた現状を少しでも押し返す必死の戦いをここからでも徳島は見せなければ。
「勝点3を得るに値するプレーを本当にしたいと思います」とはGK長谷川徹の言葉だが、今季未だ勝利のないホームスタジアムで、選手たちはどのように変わった姿勢を示すのか。大いに注目してゲームを待ちたい。

以上

2014.09.26 Reported by 松下英樹




J1残留へ一縷の望みを賭ける徳島について多くのページを割く松下氏である。
鹿島としては、この手負いの獣をどう退治するかに注目が集まる。
気を抜いて勝利を得られるほど、容易な相手ではない。
たしかに、徳島はこれまでの試合結果や積み重ねた勝ち点は低い。
しかしながら、それだけで全てを語れるほどにはフットボールは簡単なものではないのだ。
ダヴィの出場停止もあり、チームに若干の手が加えられるであろう。
また、慣れぬアウェイの地ということもある。
全力で挑み、勝ち点3を持ち帰るのだ。
鹿島の躍動を信じておる。

山本脩斗、クラブの歴史に名を刻むだけの力を持っている

2014年09月26日 | Weblog
逆転優勝を狙う鹿島。攻守を支える加入1年目の左サイドバック・山本脩斗の安定感
首位と勝点差7で3位につける鹿島アントラーズ。攻撃陣が結果を残す中で、ここ2試合は完封勝利と守備面も上向き。逆転優勝のためには、ひとつの負けも許されない。

2014年09月26日
text by 青木務 photo Getty Images


2強時代のライバル・磐田からやってきた山本脩斗


山本脩斗【写真:Getty Images】

 J2では湘南ベルマーレが破格の強さでJ1復帰を果たした。その湘南と昇格を争ったジュビロ磐田は、昇格圏内の3位に踏みとどまっているものの、前節は水戸ホーリーホックに1-4で惨敗。シャムスカ監督は解任され、クラブのレジェンドである名波浩氏が新監督となった。

 かつてはJリーグ最強とまで言われた名門で、鹿島アントラーズとは長く2強時代を築き、リーグを牽引してきた。磐田の黄金時代を知る人にとって、現在の状況は寂しいものだろう。

 そんな磐田から今シーズン、ある選手が鹿島に加わった。それが山本脩斗だ。

 開幕戦からスタメン出場を果たすと、チームも3戦連続の完封勝利。山本も無失点に貢献していた。

「守備の部分で、開幕から0で抑えられたことは個人的にも自信になりました。勝つことによって徐々に周りとも連携も高めていけた」

 怪我もあり14節に一度だけベンチ外を経験したが、それ以外はすべてスタメンで出場しており、左SBは山本の定位置となっている。

 鹿島のSBというと、攻守において様々な役割が求められる。それらを高いレベルでこなさなければならないが、トニーニョ・セレーゾ監督が強調するのは、根本的な部分だったという。

「セレーゾが言うのは、献身的にプレーすること。自己犠牲というか、“チームのために”という部分。守備は絶対に疎かにはできないし、そこは90分切らずにやろうと意識している」

 様々な役割があるとはいえ、第一に求められるのは敵陣深くまでオーバーラップするのではなく、相手の攻撃を防ぐこと。そして、それができているからこそ山本は常にピッチに立っているといえる。

攻守で安定感を発揮。歴代サイドバックに肩を並べる力も

 また、山本は身長180cmということもあり、高さでも貢献している。守備時の対応では、逆サイドからのクロスに対して中央へ絞り、相手FWと競っても互角の勝負ができる。身長の低いサイドバックは身体をぶつけることはできても、ヘディングで競り勝つとなると分が悪い。山本はそういう場面で強さを発揮できる。

 高さは攻撃でも活きる。名古屋グランパス戦で決めたゴールは、外から中へ走り込み、相手DFの上から頭で合わせたものだった。

 決して派手ではない。派手さでいえば、サンフレッチェ広島戦でスーパーボレーを決めた右SB西大伍の方が当てはまるだろう。しかし、山本にはほとんど穴がない。守備はそつなくこなし、高さでの優位性も発揮する。

 深い位置まで駆け上がってのクロスはそれほど多くないが、中盤の選手とのコンビネーションからスルスルとポジションを上げて、攻撃に厚みを生んでいる。元々中盤を主戦場としていたこともあり、ピッチ中央に入ってからのパスの選択肢やアイディアも豊富だ。

「右利きなので、縦だけじゃなく中に切れ込んでのシュートやクロスもできる。ボランチのところで(柴崎)岳や(小笠原)満男さんがタメを作ってくれるので、崩しの部分で焦らず回しながら隙を突いていければ」

 セットプレーでは昌子源や植田直通といった空中戦に強い選手も上がってくるが、流れの中ではダヴィしか高さのある選手がいない。また、4-2-3-1の「3」を務めるのは、パスワークやドリブルなど地上戦で力を発揮する選手ばかり。それもあって単純な放り込み、特に山なりのボールは少ない。

 鹿島は複数の選手が絡みながら相手ゴールに迫るというスタイルをとっている。中盤との連携という意味でも山本の存在は大きいのだ。

 今年の鹿島は高い得点力を有する一方で、失点もやや多い。それでも前節、前々節は1-0で完封している。

 逆転優勝のためには、攻撃力の維持も重要だが守備の安定性も不可欠。鹿島にとってはここからチームの総合力が問われることなる。

 鹿島にはかつて、相馬直樹(現・FC町田ゼルビア監督)や新井場徹(現・セレッソ大阪)など、優秀な左SBがおり、いくつものタイトル獲得に貢献してきた。

 加入1年目ながら鹿島のSBとして仕事を確実に遂行する山本も、クラブの歴史に名を刻むだけの力を持っている。仮に優勝を逃したとしても、彼の評価は揺るがないだろう。

【了】




山本脩斗を紹介するフットボールチャンネルの青木氏である。
加入が発表された当初は、J2降格のクラブの更に控えとあって、実力を懸念する声もあった。
しかしながら、開幕当初からスタメンに抜擢され、攻守に献身的な動きをしておる。
青木氏が申すように「山本にはほとんど穴がない。守備はそつなくこなし、高さでの優位性も発揮する」と欠点の少ない選手である。
昨季に欠けておったピースがピタリとハマったと言い切れよう。
この修斗の献身に応えるべく、優勝を目指したい。
左の矢を得た鹿島が地味ながら一歩一歩勝利を掴むのだ。
楽しみである。