平山&興梠の2トップをテスト
【ハノイ(ベトナム)13日=山下健二郎、奈島宏樹】J屈指の勝負強さを誇る男たちが、反町ジャパンで新タッグを結成した。U-22(22歳以下)日本代表が、17日の北京五輪アジア最終予選ベトナム戦へ向けて同地で初練習。J190分当たりの得点率1位のFW興梠慎三(21=鹿島)と同2位の平山相太(22=東京)が、約1時間半の戦術練習で2トップを組み、みっちり連係を深めた。
後方からの縦パスを最前線で平山が受け止めると、快足を飛ばしてスペースへ走り込む興梠へつなぐ。相手にゴール前を固められても、次々とシュートシーンが生まれた。興梠が最終予選で初めて招集された今回、実現したタッグ。新しい「恋人」との相性を確かめた平山は「スピードがあるし、DFの裏を狙っている。役割がはっきりしていてやりやすいですね」と手応えを口にした。
所属クラブでは控え暮らしが続いている2人だが、興梠は今季リーグ戦21試合、502分間プレーして6得点(得点率1・076)。平山も19試合、547分間で5得点(同0・823)とJ1のトップツーを走る。ベトナム戦では森島康(C大阪)と家長(G大阪)を出場停止で欠く上に、逆転での五輪出場権獲得には大量得点が必要。「とにかくシュートを打ってゴールにつなげたい」と興梠が言うように、Jの舞台で「旬」な2人への期待は大きい。決戦までの残り3日間。新タッグが熟成度を上げて、先発出場を狙う。 [2007年11月14日9時11分 紙面から]
救世主として試合終盤に投入されるのかと思いきや先発の椅子を勝ち取った模様。
愚将の選択は興梠慎三の個人技頼みであることは火を見るより明らかである。
攻撃の型を選手に示せない以上、個人技や高さに頼るのは必然であろう。
とはいえ、選手は結果を出せば問題はない。
が、このチームはFWにボールを出す選手がいないのである。
頼みの篤人も水野と被り上がりが効果的ではなくボールが来ない。
ハーフウェイラインからロングボールを繰り返し、跳ね続ける平山が目に浮かぶようである。
興梠もこぼれ球を狙えと指示されながらも、ボールが来ず孤立すること必至であろう。
そして指揮官のコメントはFWをやり玉に挙げて終わるのであろう。
誠に残念無念である。