鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

浦和戦コメント

2007年11月24日 | Weblog

鹿島アントラーズ  :監督  <試合終了>
今日の結果が勝利という形で終わったことをうれしく思います。この浦和戦に向けて特別なことはしていません。シーズン当初から選手が(私を)信じてやってくれた結果です。戦術的な詳細は言えませんが、選手たちは常々、自分たちのサッカーを貫くということを言い続けてきました。そして、選手たちは結束し、自信を持って戦ってくれたと思います。
(鹿島サッカーのキーワードは?という問いに)
毎日取材に来てくださっている記者に聞けばわかるのではないでしょうか、あるいは、住友金属の社員の方に聞いていただいても、いい情報が得られると思いますよ。それは冗談としても、とても1つは2つの言葉では言い表せないので、鹿嶋は遠いかもしれませんが、ぜひ取材にきてください。

【J1:第33節 浦和 vs 鹿島】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント [ J's GOAL ]
11月24日(土) 2007 J1リーグ戦 第33節
浦和 0 - 1 鹿島 (14:04/埼玉/62,123人)
得点者:66' 野沢拓也(鹿島)

●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):
「みなさん、こんにちは」
Q:今日は攻撃的なサッカーをしたと思うが、浦和に対するゲームプランは?
「まず、この試合がこのような結果になって本当にうれしい。選手たちが信じてやってくれたことが勝利につながった。この試合に対して、何か特別なことをしたわけではない。シーズンの初めから取り組んできたことを、この終盤の時期にも団結して結束して、しっかりやろうと言っただけ。彼らがそれをやろうという気持ちになって、実行に移してくれた。もちろん細かい戦法は浦和だけでなくどこのチームに対してもあるもので、その細かい部分は言えない。自分たちのサッカーを貫くということを今週に入ってから選手たちに言い続けた。それをやり続けていけば、こういう雰囲気の中でも勝てるんだということを選手たちもわかってくれたと思う」
Q:今日の勝利の要因は気迫で相手を上回ったということか?
「確かに気迫というのは必要な要素の1つで、味付けの部分としてはそういうことだったかもしれない。ただ、戦力、技術、体力、またこの緊迫した状況や雰囲気の中で、戦術により正しい判断をして、そのねらい通りにピンポイントに合わせられるかということが非常に重要になってくると思う。気力だけがこの試合の勝因だと片付けるのは難しい。ただ、それもとても重要なもので、そういったところでも相手を上回ったことが、もしみなさんの目に勝因と映ったのなら、そういうことかもしれない」
Q:シーズン初めは不調にあえいでいたチームが、こうして復調できた要因は?
就任した頃は、個々の自信が薄れていたように感じた。よい内容の試合をしても結果が伴わないと、選手たちは不安やこのままでいいのかという疑問を持つ。そういう中で選手たちを説得する作業が重要だった。この方針は間違っていない、今のサッカーのやり方は間違っていないということを選手ひとり一人にに理解してもらい、それを実行に移すこと。今は我慢の時期だが、それを乗り越えればチームとともに成長していくことができる、とずっと言い続けた。その中で結果が出るようになって、またベテラン選手が自信を深めることによって若い選手たちもそれに付いていくようになった。それがこのチームの成長に繋がってきたと思う。よい時期に、自信の深まりができたのではないかと思う」
Q:シーズン当初からやってきたこと、というのを2­~3のキーワードで表すとしたら?
「そう表現したのは、日々の練習を見に来てくださったら、そこにキーワードがあるから。僕がやっている日々の練習を見て細かく分析してくれたら、僕がどういうサッカーをしようとしているのかがわかると思う。シーズン当初からやろうとしていることは、1つや2つのキーワードで片付けられるものではない。いろいろな緻密な作業があり、いろいろなサポートスタッフがいて、バックアップしてくれていて成り立つもの。僕自身がひとりでやっていることではない。もし、 2つのキーワードにというなら『努力すること』『仕事すること』。この2つを挙げげると思う。
鹿島の練習場はとても遠くて、みなさんはなかなか行けないと思っているかもしれませんが、あるいは(練習場近くにある)住友金属の従業員の方に聞いてくれたら、何か情報があるかもしれません(笑)」

Q:新井場選手が退場になって、後半はかえって戦術がハッキリしたように見えました。ハーフタイムの指示は?
「選手たちに試合前に言ったのは、浦和の流れに合わせて試合をするのではなく、浦和にどういうサッカーをさせたいのかという自分たちが主導権を取った戦いをしようということ。そう要求して、入り方は数的同数の間はうまくできたと思う。
10人対11人になってからは守備的に考えてカウンターを狙うしかなかったので、細かいことはハーフタイムに指示するのでそこまで踏ん張るようにと伝えた。ハーフタイムには、『こちらは10人で引いた状態で、相手は11人なのでスペースは限られている。集中を切らさず、ボールへの執着心を持ってやればボールを奪えるタイミングは出てくる。そこでは切り替えを早くして1本のカウンターを確実にモノにするように』と言った。先ほどのキーワード、仕事と努力、さらに運もあったかもしれない。我々は1本のカウンターを狙うしかなく、守備で頑張って、なんとかワシントン、闘莉王、ポンテには点を取られないように…と祈るしかなかった。幸いなことに、祈りが届いたのかもしれない」

Q:記者席からは、船山選手の退場理由がわからなかったのだが?
「カードが出た時、他の選手に指示を出すために背中を向けていたので見ていなかった。あとで選手に確認したところによると、スローイングのボールを取りに行った際につばを吐いたことがサポーターへの侮辱行為と思われたとのことだった」
以上

【J1:第33節 浦和 vs 鹿島】試合終了後の鹿島各選手コメント [ J's GOAL ]
11月24日(土) 2007 J1リーグ戦 第33節
浦和 0 - 1 鹿島 (14:04/埼玉/62,123人)
得点者:66' 野沢拓也(鹿島)

●本山雅志選手(鹿島)
「試合中に鼻血が出たけど、でもボールが当たっただけだから特に問題はない。
新井場の退場後、左サイドバックになってイバ(新井場)がやってることをやろうと思った。中に絞ってワシントンにロングボールが入ってきた時に競ることを心がけた。そこを狙われた? それは予想できたことだし、とにかく一生懸命やって結果を出そうと思った。左サイドバックをやったのは初めて。ユースとか五輪の時に左ウイングバックをやったことはあったけど、4バックのあの位置は初めて。でも我慢した。1点を取られると浦和の素晴らしいサポーターが沸いて浦和の力も沸いてくる。そういうのを止めようと(大岩)剛さんたちが必死にやっていた。苦しい時間帯もあったけど、1人1人がいい準備をすることができた結果だと思う。
ハーフタイムは、勝てるよという話だった。1人減ったけどいけるよと。得点シーンは、相手がサイドチェンジを結構狙っていて、ちょうどボールが来て、どこに出そうかと思ったらFWがタテの関係にいたんでマルキー(マルキーニョス)に出して、そこから田代、拓ちゃん(野沢)に行った。入った瞬間はうれしいというか、ここからどうやっていこうかと思った。まだ20分くらいあるし、どうやって戦うかを考える方が大きかった。
でも僕らは次も勝たないと優勝はない。しっかり調整して勝てるようにやっていきたい」

●内田篤人選手(鹿島)
「今日は向こうのサイドの人数が少ない方から行こうという感じになった。前半は僕が守備的でイバさんのサイドから行くことが多かった。後半は10人になってスペースができた。ああいう状況だとパスだけでは限界がある。抜ければチャンスになるし、ドリブルで行った。
チームの守備意識がすごかった? このためにやってきたから。いつも通り声を出してソガさん(曽ヶ端)、剛さん、岩政さんたちディフェンスラインが集中してやってたしパワープレーでも勝ってくれていた。自分がベンチに戻ってからもそう。勝った時はすごくうれしかった。去年はここで0-4で負けているし、何とかレッズサポーターを黙らせたかった。本当にそうなって気持ちがよかった。今日は戦っていて怖さを感じなかった。僕らの守備もそう簡単には負けなかった。監督も前から行こうと話していたけど、それがうまくはまった形。今日は監督の指示と(小笠原)満男さん、剛さんとか経験豊富な選手たちの判断でやった。僕はそれに合わせる形だった」

●曽ヶ端準選手(鹿島)
「ナイスセーブが多かった? でも、止めたのは厳しいコースじゃなかった。相手が中へのクロスだったり放り込んだりしてきたので、そういうボールへの対応が多かった。そういう時はGKが出た方がいいと思って判断した。今日はみんな勝つんだという気持ちが強く出ていた。
終盤の時間帯は、こっちの人数が少なくなったんで、後ろをしっかり整えることが大事。みんな球際を厳しく行ってたし、今日はいい対応ができたと思う」

●小笠原満男選手(鹿島)
「浦和との因縁? みんなはそんな話をしていたけど、僕はあんまりそういうことは考えていなかった。でもやっていて点が入るなあと思った。レッズがあまり元気がなくて、こっちは立ち上がりからしっかり入ろうとしたから。
1人退場になってからバランスを保ってチャンスをつかんで、我慢するとことろは我慢した。僕らは引き分けじゃダメだったし、守り通すところは守って、チャンスの時にきっちり決められればいいと思った。そしてあの時間帯にああいうゴールを決められた。
2日間の非公開練習については、内容は言えないけど、静かに練習できましたよ(笑)。まあ、いい入り方ができたんじゃないか。最後の最後は9人になってしまって、守るしかなかった。放り込ませないことと、競った後のこぼれ球をしっかり拾うことを考えたけど、それがきちんとできた。勝ちきれたのはみんなが頑張ったから。ここまで負けずに勝ちきってきたことが重要だった。レッズは首位だし、アジアでも勝って、でもこういうスタジアムの盛り上がりの中で勝てたことが大きい。大事なのは次。この勝利は意味のあることだけど、自分たちはまだ2位だから」

●岩政大樹選手(鹿島)
「今日はワシントンを消した? 個人的にも彼を抑えるのが僕の仕事だった。今までワシントンと対戦して全て失点している。だからこそ自由にさせないことを考えた。今までの恩返しのためにも抑えたかった。彼がいてくれることで結果を出そうと思って入った。10人になって多少不安はあったけど、キープ力がある選手が減るよりはよかった。前半から守備はいい形でできていた。真ん中からしっかり守りきれるという自信があった。剛さんもモトさん(本山)をカバーしていたし。モトさんのところで崩されたのもあったけど、そういう時は全体で守ることが大事だった。モトさんも頑張っていたと思う。終盤はクロスを入れられたけど。そう怖くなかったし、それほど脅威には感じなかった。クロスの本数が多くなったけど、ゴール前は僕の仕事場。今日こそ守りきることを考えた。
浦和を越えた? そういう気持ちは正直、ある。最近、こういう大きな試合に勝ってなかったし、もし2位で終わったとしても違うステージに進んだと言えると試合前から思っていた。試合が終わる2時間後にどうなっているのかなと考えてたけど、こういう結果になった。僕自身としてはナビスコカップのG大阪戦の敗戦で変わったと思う。あの試合で自分の中で変わったものがあった。先行したのに勝ちきれなくて、後ろの選手としての責任を感じた。タイトルを取るために変わった姿を見せないといけないと思っていた」

●田代有三選手(鹿島)
「ホントは自分で点を入れたかったけど、チームが勝ててよかった。拓さんのゴールは、あそこしか自分がパスを出すところはなかった。左か右かを悩んだけど、打ちやすくするために右足のインサイドで出した。あのシュートしかなかったと思う。退場者が出て苦しい試合にはなったけど、逆にやることはハッキリした」
●船山祐二選手(鹿島)
「入る時は鹿島が10人で、サイドバックの位置に入ったけど、上がらないで引き気味の位置でプレーしてほしいと監督に言われた。退場の場面は唾を吐いたからとレフリーに言われたけど、僕は『えっ』という感じだった。審判に向かって吐いたわけじゃなかたので。レッズサポに向かって吐いたと取られたのかもしれない。いずれにしても次は自分が出られないんで、何とかチームに勝ってほしいと思う」
●青木剛選手(鹿島):
「浦和はそんなに前から来ないし、こっちは前から行こうと思った。前半の入りからいい形で入れた。(ミドルシュートが多かった?)それも前から行く意識が強かったから。立ち上がりからシュートを打っていったのは狙い通りだった。(1人減ってから?)逆にやること(しっかり守備を構成してカウンターというやり方)がはっきりした。

(積極的に前へ出た?)僕が行っても(小笠原)満男さんが必ず戻ってくれていたし、いつも通りの連携でやっていたつもり。ポンテのマークは、マンツーマンじゃなかったけど、浦和のキープレーヤーがポンテ、ワシントン、ハセ(長谷部)であることは間違いない。その中で自分の近くにいるのがポンテだったから、行かなきゃいけなかった。ボールが入ったらしっかり見るというのをやったし、みんなも守備の意識を高く持った。そういう結果だと思う。

4月のホームでの浦和戦はワシントンが出ていなかったし、こっちも満男さんがいなかった。今回は浦和のホームということで、僕らが飲み込まれないようにすることが大事だった。今週のミーティングでも浦和のアウェーに対するメンタルの話も多かった。今日は鹿島のサポーターも沢山きてくれたし、その力も大きかった」
●大岩剛選手(鹿島):
(本山の左サイド?)もともと攻撃的な選手だし、できれば前でやらせてあげたかったけど、今日だけは我慢してもらった。自分も後ろから声をかけた。守りきれたのは(岩政)大樹のおかげ。みんな集中してやれた。(退場者がでて)10人になったことで全員の守備意識がより高くなった。マルキー(マルキーニョス)なんかも、前線から体を張ってやってくれた。ホントに感謝したい。浦和とは分が悪いとか、連勝とか、そういうのは頭になかった。僕らは勝たなきゃ先がないし、どんな形でも勝つことを頭に入れていた。あと1つ。次の試合は絶対に勝ちたい」
●野沢拓也選手(鹿島):
(決勝ゴール?)ホントに自分でもあのシュートにはビックリしている。(コーチの)石井さんが浦和に視察に行っていて、『強いぞ』と言われていたけど、点が取れたのも石井さんのおかげだと思う。選手1人1人に感謝したい。浦和のサポーターだけじゃなくて、ウチのサポーターの声も聞こえて、ホントに感動ものだった。浦和戦はホームでも負けていたし、悔しい思いを何度もしてきた。ナビスコカップの決勝でも負けている。今日は決勝という感じで入った。

今季の最初は負けとか引き分け続きで、下から這い上がってきてここまできた。それは1人1人に力があるという証拠。最後もその力を信じるしかない。最後は優勝で終わりたい。去年から今年にかけて自分もいろいろ言われたけど、サッカー選手にはそういうこともあると受け止めてきた。今日決めたことは、次につながる自信になったと思う。勝った時はサポーターのところに一番最初に行きたかった。そしてベンチの人とスタッフと抱き合いたかった。シュートはとにかくここで決めなくきゃ、このまま終わると思って打った。決まってよかった」
以上

監督の下、選手は日々成長している。
この試合その結果であろう。
その結果、2005年3月5日以来の勝利をあげることが出来た。
普段通りのサッカーをし、普通に勝った。
それは監督も選手も共通認識なのだと思う。
ただ、ガンバが勝ち越した時間から不思議な力が動いたことは否めない。
そのおかげで新井場が犠牲者となり、少々引き気味にプレイする羽目とあった。
が、試合終了の歓喜は我等のものであった。
これで来季のアジアの戦いが門を開いたのである。
岩政の言うように新たなるステージであることは事実である。
チームは若くなっており、次のステージは困難を極めるかも知れぬ。
我等の力が更に試される。
常に聖地に集まろう。
その前祝いとして最終節には、奇跡を起こそうではないか。


33節前に

2007年11月24日 | Weblog

鹿島が逆転優勝へ1億円V査定を準備

浦和戦に向けた最終調整でボールに食らいつく鹿島FW興梠
 鹿島がV査定を準備して、奇跡の逆転優勝に望みをつなげる。今日24日は首位浦和との天王山。10冠目となるリーグ優勝を果たせば、フロントも今冬の査定に最大限反映させる方針を固めた。過去5シーズン、タイトルを逃し続けて「厳冬」の契約交渉が続いていたが、節目のタイトルを獲得できれば選手は「暖冬」で報われる。勝てば優勝が決まる浦和は、FW永井雄一郎(28)が大一番に強いところを見せつける。

 逆転優勝への希望を表すかのように、鹿島の最終調整に太陽の光が差し込んだ。異例の冒頭のみの練習公開と選手への取材禁止となったが、選手は気負うことなく体を温めた。練習後に唯一、取材に応じたオリベイラ監督は「集中できる環境で浦和戦への準備が進んだ」と自信をのぞかせた。

 この日は肌寒かったが、10冠を獲得すれば懐も暖まる。フロントが優勝を果たせば、特別査定で選手に報いることを約束した。幹部は「優勝するのとしないのとでは全然違う。昨年は6位だったから(年俸を)上げられなかったが、優勝すれば評価する」と明言した。

 優勝ボーナスはシーズン前の契約で、先発クラスの選手で約400万円に設定。優勝査定はこれとは別で年俸に反映される。公開されている06年度の選手、スタッフの人件費は約15億6000万円。5%アップでも約7800万円、10%アップなら約1億5600万円と、1億円前後が現場に還元されそうだ。

 開幕当初はそろばん勘定どころか、チームの貯金勘定もままならなかった。クラブワーストとなる開幕5戦未勝利と迷走。4月の大宮戦後には選手バスが囲まれ「春」の訪れさえ、感じられなかった。それでも態勢を立て直し、現在7連勝で首位浦和と最大11差あった勝ち点を4にまで縮めた。

 浦和に長い春をもたらしたのは鹿島だ。03年ナビスコ杯決勝で0-4と惨敗し、初タイトル獲得を許した。その後、盟主の座は取って代わられた。直接対決でも同決勝で負けて以降は1勝3分け6敗。これ以上、真冬の中に身を置くわけにはいかない。天王山で勝利すれば「厳冬」への別れが近づく。 【広重竜太郎】 [2007年11月24日9時25分 紙面から]

オリベイラ監督に秘策あり!?鹿島は2日連続の非公開練習

負ければ“終戦”の鹿島は、浦和戦に向けて最終調整を行った。中央はMF小笠原(撮影・千葉友寛)
 リーグ逆転優勝を狙う2位・鹿島が万全の体勢で24日の首位・浦和戦との直接対決に臨む。

 チーム発足以来、情報に関してオープンだった鹿島は23日、茨城県内で2日連続の非公開練習を敢行。ウオーミングアップのみ公開されたが、その後は報道陣シャットアウトで実施した。

 唯一取材に応じたオリベイラ監督は、「シーズン当初から、相手がわれわれへの十分な対策を練っているように感じていて、大一番を前に情報漏れを防ぎたかった」と説明。MF小笠原が出場停止明けで復帰する以外は、大きなメンバー変更はないもようだが、DF岩政が帰る直前に「奇襲ありますよ」と言い残すなど、秘策もありそう。

 勝てば逆転優勝の可能性が残るが、負ければ終戦となる大一番。93年のJリーグ開幕から積み上げた白星は299。目下7連勝と勢いに乗る鹿島が史上最速のリーグ300勝を達成し、悲願の10冠へ望みをつなげる。 (千葉友寛)
★08年“横じま戦闘服”披露
 鹿島とナイキジャパンは23日、08年の新ユニホームのデザインを発表。大きく変わったのは、ディープレッドとディープブルーの横じまが入った点で、鹿嶋市、神栖市などのホームタウン5市をイメージしたマークと背番号下の選手名も新たに加わる。鹿島に在籍した現トルコリーグ・フェネルバチェ監督のジーコ氏がかつて所属したブラジルリーグ・フラメンゴに似たデザインだが、チーム関係者は「フラメンゴをイメージしたわけではありません」と話した。

鹿島 奇跡へピリピリ非公開練習

チームは24日の浦和戦に向け最終調整を行った。最初の30分のみ公開された。

 鹿島は前日に引き続き、カシマスタジアムで取材対応なしの完全非公開で練習し、決戦への緊迫感を漂わせた。浦和は、03年のナビスコ杯決勝で負けるまでクラブ関係者が「負ける気がしなかった」と話すほどの“お得意さま”だった。だが、最近10試合は1勝3分け6敗と完全に立場は逆転した。

 オリベイラ監督は「やるべきことをやれば自分たちの流れになる」と言い聞かせるように決意を口にした。浦和ファンが占拠するアウエー戦。声援も敵となるが「ここまでこられたのはサポーターのおかげ。スタジアムの外でも、来て応援してほしい」と呼びかけた。

 序盤の出遅れから立ち直り、後半戦は12勝2敗と圧倒的な強さで快進撃し、悲願の10冠に手が届くところまで王者を追いつめた。J創設当時からチームを知る鈴木強化部長「目の前で胴上げだけは見たくない」と並々ならぬ決意を口にした。

 ≪新ユニ発表≫鹿島の来季の新ユニホームが発表された。「生まれ変わる」というコンセプトの下、デザインを一新。ホーム用は赤と濃紺を基調にしたJ初となる横じま。アウエーは白を基調に赤と濃紺の2本線が縦に入った。背番号の下にはクラブ史上初の名前を入れ、右肩部分にはホームタウン5市(鹿嶋、神栖、潮来、鉾田、行方)のシンボルカラーをサッカーボールにしたマークが入った。 [ 2007年11月24日付 紙面記事 ]

鹿島新ユニは横じま
 鹿島の来季の新ユニホームが23日、発表された。深紅と濃紺の横じま模様を採用。本格的な横じま模様はJクラブでは初めて。右肩には新たに鹿嶋市などホームタウン5市のロゴを入れ、背番号下にはクラブ史上初めて選手名が入る。第2ユニホームは、従来のグレーから白に変更。来季テーマ「一新」を込めたものとなった。 (2007年11月24日06時02分  スポーツ報知)

優勝なら上積み!鹿島が年俸予選2億円
 鹿島が、優勝した場合に来季の選手、スタッフの年俸予算に約2億円の上積みを考えていることが23日判明した。2位以下とでは約10%の開きがあり、選手の士気を高める材料となりそうだ。

 昨季の人件費は15億6000万円。すでに昨季の6位を上回る4位以上を決めており、各選手の年俸ベースが上がることは確実だ。クラブ幹部は、優勝なら「2位以下の提示予定の年俸とはまったく違う」と話した。

 オリヴェイラ監督はカシマスタジアムでの非公開練習後、逆転Vへ「チケット不足で重要な背番号12が埼玉スタジアムに入れなくても、バスを出迎えてもらったり、スタジアムの近くで力を送ってほしい」とサポーターに来場を要請した。 (2007年11月24日06時02分  スポーツ報知)

試合前に人参がぶら下がった。
ここは快走せざるを得まい。
宝はピッチに埋まっておる。
ボールを蹴って自らの懐を暖めるのだ。
非公開はしたが、自分たちのサッカーを信じて一つ一つ勝てば良いだけである。
ここ数年も、興梠が空振りせねば勝てた試合、ワシントンのハンドが見逃されなければ勝てた試合、負傷者・豪雨が無ければ、左サイドのケア一つで…
歯車一つの噛み違いだけなのである。
本日の試合は決戦が如く報じられておるが、ただの通過点に過ぎぬ。
普通に勝って、最終節に向かいたい。