鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

夢を見たの… 「夢?」

2007年11月28日 | Weblog

「優勝する夢見た」興梠 正夢弾狙う

ボールを手でつなぐゲームで汗を流す(左から)田代、興梠、柳沢、小笠原、杉山、新井場

 鹿島FW興梠が自らのゴールで夢を現実のものとする。普段は熟睡することが多く、ほとんど夢を見ることがない興梠だが、最近になって同じ夢を2度見たという。1度目は、11月17日の北京五輪最終予選ベトナム戦を戦ったハノイで。2度目は1―0で勝利した24日の浦和戦の直前に見たという。
 「浦和に勝ってリーグ優勝をする夢を見ました。夢に出てくるぐらい優勝したいんですかね」
 浦和戦では2人の退場者を出したことも影響して最後まで出番はなかったが、チームは1―0で自らの“夢のとおり”勝利。逆転優勝が懸かった12月1日の清水戦については「今度はチャンスはあると思う。まずはしっかり勝って、浦和の結果を待ちたい」。今度は自らのゴールで2度見た夢を正夢にするつもりだ。
[ 2007年11月28日付 紙面記事 ]

ヴェトナムで見る夢は正夢である。
田舎町ハーティエンでは終夜で饗宴が繰り広げられた。
なぞの宴である。
エアコン付きのホテルは満室となり、トカゲ這い回る安宿に聞こえる祭りの音楽が耳に心地よい。
フラフラとホテルを出れば、操られるが如く広場に集まる村人。
夢見心地とはこのことである。
興梠慎三もこのように正夢を観たのであろう。
船で正面衝突にも合わず無事帰ってきたことを幸せに思い、最終節にぶつけるが良い。
ただ突き飛ばされる本田泰人はもういない。


平常心で、自然体で

2007年11月28日 | Weblog
鹿島 V準備禁止令…逆転王者へ自然体で臨む

ボールゲームで積極的に動く小笠原(右)と柳沢(中)
 J1最終節の清水戦(12月1日・カシマ)で逆転優勝を狙う鹿島は27日、クラブハウスで幹部会議を開き、優勝準備を禁じることを決定、全社員に向け社内令を発した。9冠目となった2002年ナビスコ杯優勝以後、タイトルがかかった4試合はすべて敗れて足踏み。これまでは祝勝会の準備も万全に整えてきていたが、今回はゲンを担いで運営サイドが「準備なし」を提案。大東和美社長以下、幹部も承認して、異例の“お祝いムード皆無”で決戦を迎える

 優勝記念Tシャツ、ビールかけのビール、祝勝会の会場予約も一切なし。「優勝準備なしということが決まりました。禁止です。スタッフが気合が入り過ぎると、いい結果が出ない」鹿島の運営担当者は奇跡の逆転Vを前に、お祭りムードを一切排除した。プロジェクト名は「自然体で臨む」という意のポルトガル語「ケ・セラ・セラ」だ。
 9冠達成となった02年ナビスコ杯以降、優勝を準備すると負けるという悪いジンクスが続いている。02年度の天皇杯決勝京都戦では、東京・国立競技場からカシマスタジアムに戻って、優勝報告会をする準備していたら準優勝。03年リーグ最終戦の浦和戦では、スタッフが優勝記念Tシャツの封を切った瞬間、ロスタイムに同点ゴールを許し、優勝が遠のいた。03、06年ナビスコ杯決勝も、優勝インタビューの準備をした結果、浦和、千葉に敗れた。
 周囲の期待がイレブンを委縮させたわけではないだろうが、運営サイドは「今回は優勝の準備はせずに自然体で臨みたい。それからでも祝勝会の準備は間に合う」と分析。この日、クラブの幹部会議で事情を説明したところ承認され、異例の「全社員、逆転優勝を願って準備しません」となった。
 逆転の条件は鹿島が勝って、首位浦和が横浜Cに引き分け以下という狭き門。Vが実現したら、額に汗しながら、ケ・セラ・セラの歌を口ずさみ、スタジアム近くのコンビニや酒店をうれしそうにかけずり回る鹿島のスタッフたちの姿を見られるかもしれない。 (2007年11月28日06時02分  スポーツ報知)

周囲が気負い過ぎていたのは事実であろう。
雨のナビスコはともかくとして、2003年元旦の2002年度天皇杯決勝も2006年度ナビスコ杯も。
ここは平常心で、という配慮は美しい。
そもそも我等は一つ一つ勝利を積み重ねてきただけである。
この試合もまた一つ勝利を積み重ねて天命を待つのみ。
お祭り気分は一掃せねばなるまい。
リーグ戦最終節ということで、セレモニーは開かれる。
その歓喜の規模が多少変わるだけなのである。
聞くところによると、最終節のチケットは11/27現在で3万枚売れているとのこと。
喜ばしい限りである。
勝利を飾り、この人々に常時来場してもらえるようになれば、大型補強もまかり通る。
来季は平日7時に聞いたこともないようなアジアのクラブとの試合が組まれるのである。
3万とは言わずとも、ゴール裏に隙間が出来程度には集まって欲しいと切に願う。