今年の夏は思いっきり暑い感じがします。夏は暑いのですが、ここまで暑いのも久しぶり。私がそう感じるだけかもしれませんが。別に夏バテしているわけではありません。昨年も暑かったはずなんですが、今年は殊更に暑さを感じています。ひょっとすると感じる余裕がある、ということかもしれません。
ところでこの暑さの中で先日、東京国立博物館で開催中の「クレオパトラとエジプトの王妃展」へ行ってきました。失礼ながら、とくだんクレオパトラにもエジプト王妃にも興味がなかったのですが、行きがかり上行くことに。強いて言えばネフェルティティの胸像を見てみたかったということでしょうか。クレオパトラは謎だらけの方ですし、新しい発見があったという話しもありません。
さて、展示はいろいろあって、楽しいものでした。残念だったのは、展示物の説明パネルです。あまりにも情報が少なすぎて、何だか良く分からん。というものが結構あったことです。??(横文字)の??(横文字)とか言われてもその横文字部分が分からなくては結局何だか分からない。また、展示物の素材について何一つ説明がなかったことも不満でした。石のような不透明ガラスのような素材でできたツボなどがあったのですが、素材が分からなくてはそのツボを作った方、使った方のどちらもが全く想像できないではないですか。
最初から最後までそのような調子で、何だか手抜きの展示だな、という印象になってしまっていました。展示物の借り出しや搬入は大変なことだったと想像できるだけにものすごく残念な感じがしました。
この次の展示では是非展示物の説明文を充実させ、圧倒的な展示にして頂きたいと思います。説明文だけ、別紙にしてパンフレット形式で販売するのもいいかもしれません。カタログは重すぎるので余程思い入れがない限り買いません。説明文のみの簡単なリーフレットがいいと思います。
改善を期待いたします。