無知の知

ほたるぶくろの日記

仕事場の人間関係

2012-03-13 22:51:19 | 日記

仕事場では仕事をするのが第一であり人間関係は二の次です。仕事場での人間関係がうまく行かないから仕事を辞めたいという相談が意外に多いのですが、それは仕事を辞める理由にはならない、ということです。私の仕事場にもそう思っていらっしゃる方がいます。「人間関係をよくするために仕事をする」のはナンセンスです。「仕事を順調に進めるために人間関係をよくする」必要はあります。典型的な本末転倒かと思います。「人間関係をよくするために仕事をする」スタンスでは、正しく仕事が進みません。絶えず人々の顔色を伺いながら仕事をするので、肝腎の仕事に集中できていないからです。休憩時間のおしゃべりがいくら上手でも、仕事ができなければ話になりません。お給料をもらうための仕事が第一、の信念で貫くしかないと思います。

ただ、人間関係のこじれが身の危険を感じるほどのことになれば話は別でしょう。私の職場のようなところではそういう極端な事態もままあるので、気をつけなくてはいけません。私は実際にそのようなことを経験しました。夜中にチャイムがなったり、無言電話もありました。丁度ナンバーディスプレイのサービスが始まる頃だったのですが、始まった直後、ぱったり無言電話はなくなりました。このあたりは単なる嫌がらせの程度ですが、その他ちょっとここでは書けないようないろいろがありました。書けば特定される可能性があります。それはおそらく犯罪であり、もう時効になっているかもしれませんが、刑事告訴も可能だと思います。幸い、おかげさまで別の職場に移ることができましたし、私自身は無事でしたのでこのままそっとしておくつもりです。

話が大分それてしまったのですが、私が経験した上記のような状況は通常の会社ではあまりないとおもいます。ただ、心理的な追いつめをやる方はどこの社会にもいるはずです。それに関しては物理的な実力行使がないかぎり、完全無視で大丈夫だとおもいます。そのときに職場の人間関係をどこまで重視するのか、自分の中ではっきりさせておくべきでしょう。仕事は進めなくてはいけません。嫌がらせが仕事の進捗を邪魔するなど、あってはならないことです。そこのところを毅然と主張する、あるいはそういう信念で動くことだとおもいます。これは正論ですから、強いのです。

もしも相手がたんなる心理的な『距離』を感じているがゆえの嫌がらせであった場合、このようにすればそのうちに嫌がらせもなくなると思います。もっと積極的なものであった場合は、エスカレートして大変なことになると思います。そうなったら「証拠を集めて」告訴でしょう。

ともかく仕事のことに頭を集中させていくことがなによりも仕事場では重要なことなのだと、私は悩んでいる方に話しました。何かの思考や作業に没頭していますと、問いかけに気がつかないこともあります。このときに「あ、無視された」と思うとは、相手が今どのような状況であるかまったくわかっていないということです。仕事場の仕事を理解していないとも言えます。もう少し冷静になって、仕事場の人々がどのくらい仕事に集中しているのかをよく観察してください、とも伝えました。

これから春になりますと、心理的に不安定な方が増えてきます。まわりをよく見渡して、もう一度状況を確認しておく必要があるなと思っているところです。