無知の知

ほたるぶくろの日記

3月らしい日々

2012-03-03 22:54:42 | 日記
今日はひなまつり。今年は四年ぶりにお雛さまを飾りました。このお雛さまは、子どものために他界した母が選んでくれたものです。お気に入りで飾るたびに見に来てくれたものです。母が亡くなってからしばらく忙しかったり、思い出すのがちょっと辛かったりで飾らない年が続き、もう四年もたってしまいました。今年は早くから飾ろうと思っていまして、雨水の日を確認したりしていました。大分、母も安心されたということでしょうか。

この3月は「お世話になりました。お元気で。」という挨拶が続いています。仕事場でも辞められる方がいますし、近所のお年寄りで『田舎に帰る』方もいらっしゃったりします。先日はこのお年寄りの方をお別れの挨拶に伺いました。マンションの管理人室にいらした方です。子どもが小さいときにずいぶん面倒を見て頂きました。マンションのいろいろな仕事は力仕事が多いのですが、もう腰痛が酷く普通には歩けなくなって、仕事にも支障が出てきたといっておられました。もう古稀を何年も前に迎えられた方ですからずいぶん大変だったとおもいます。本当にお疲れさまでした。

その次の日、今度は仕事場で資材の納入業者の方がご挨拶にみえました。その方ももう古稀をいくつか超えた方です。個人商店でやってこられたのですが「もういろいろ怪しくなってきたのでこの辺りで区切りをつけようと思いまして」とのことでした。立て続けにこのようなことがありますと、時の流れを感じてしまいます。諸行無常の言葉が思い浮かびます。この世は本当に変化の連続です。仕事場でもちょっと立ち止まっていますと、あっという間に流れからはずれていきます。あ、ちょっと意味がちがいますね。ともあれ、3月らしい人とのお別れの続く日々であります。