小林泰三:『日本の国宝、最初はこんな色だった』

2009年02月09日 11時17分40秒 | エンタメのかけら
国宝作品のデジタル復元に関する新書。

その技術、復元してわかる新事実など、
なかなか興味深い内容だったが、
内容自体は実際に本を手にとって見ていただくとして、
本書を読むうちに知りたいことがいろいろ出てきた。

たとえば、

〇平安時代など、1000年以上前の古い作品はどれぐらい現存しているのか?
〇記録は残っているが、現存していない作品にはどんなものがあるのか?
〇国宝級の作品の発見状況。
〇逆に国宝級の作品の行方不明状況。
〇今後も国宝級の作品が見つかる可能性はあるのか?

このあたりの国宝をめぐる事情を、
コンパクトにまとめた本は出ていないものだろうか。