映画鑑賞:『ニセ札』

2009年02月13日 09時40分39秒 | エンタメのかけら

キム兄こと木村(祐一)さんの初監督作品
『ニセ札』を試写で見た。

木村さんが映画を撮っているという話は、
ずいぶん前にどこかで聞いていた。

最初聞いたとき、
あの木村さんが監督ろやるのだから、
おそらく「異色作」と呼ばれるものに違いない。
勝手にそう思い込んでいた。

見て、驚いた。

王道のエンターティメントだった。

脚本を見ると、
木村さんと並んで、
向井康介、井土紀州の名前が。
なるほど。

しかしだからといって、
木村色がゼロなわけではない。
ネタばれになるので、
詳細は秘すが、
小道具の選び方、
道具の使い方など、
随所に木村色が出ていた。

予想を裏切って期待にこたえる。
そう言ったのは確か戸川純だったか。

この言葉は、
エンターティメントを作るうえでの理想だ。

木村さんの初監督作品は、
そんな理想に限りなく近づいた作品。
そう思ったのだ。



4月に「テアトル新宿」「シネカノン有楽町」などで、
ロードショーだそうです。