会計スキル・USCPA

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日本の統治構造

2009-01-04 13:07:21 | 政治
前回の、

遅ればせながら日本も財政支出をがんがん増やしてゆくことになるんでしょうが、クルーグマンコラムでも書かれていたようにきちんとチェックする仕組みが必要で、今までのルートで無検証で流すと、それでも需要創出の意味はあるでしょうが、内需で回る経済、にはつながりませんね

を受けてなんですがね。

最近読んだ本で、ずっと引っかかっているのがありまして、ご紹介しておきたいのですが、

日本の統治構造―官僚内閣制から議院内閣制へ (中公新書) (新書)
飯尾 潤 (著)


その②

その③

ウォルフレンの『日本権力構造の謎』を読んで以来、ずっと官僚支配についての議論には注意してきたんですが、まあ、石原都知事は日本のことを官僚統制国家と呼んだりしてますな、今ひとつ、じゃあ、どうするの、という点がわからない。

本書を読むと、少しヒントになるようなことが書かれているんですね。

官僚も、上から一方的な施策を打ち出しているわけでなく、やはり、厳しい制約の中におかれて一生懸命やっている、だけど、それが、国民のため、というより、特定の人たちのために動かざるを得なくなっている、

なぜならば・・・、というわけで、

官僚や、政治を成り立たせる構造、存立基盤、支持基盤、こうしたものを組み替えることで、特定の人達のためでなく、一般ピープルのために働いてもらえるようになるんじゃないか、と

少々希望を持てる内容になっています。

まあ、本書は、そうしたテーマで書かれているわけではなく、私がそう読んだ、というだけなんですが、お勧めです。