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物価についての考察

だれか(Web)の受け売りで話を始める。あと海外進出の経験のない技術屋の戯言ということで。

バンコクやジャカルタで最低限の暮らしで良いのであれば、1食100円未満だし、消費財の値段もGSMで1/3、マーケットでは多分それ以下で買える。
品質はアテにならない、生食の戦士ですら腹を壊すことがあるという。味は国民性があると思うけど。

バンコクとジャカルタでは多少の賃金格差があるようだが同じであると仮定して話を進めたい。郊外の工業地域も同様で。
大都市の運転手の月給は2.5~3.0万円で日本の1/10程度かと思われる。郊外高卒の工員は1.6万円とのこと。バンコクとジャカルタでは多少物価が違うので分からないけれど店員はバンコクの方が高いとのこと。

物価の正体を「日本食」を軸におくと面白いと思った。ランチも居酒屋もジャカルタとバンコクでは値段も味も似たようなものだ、海老天丼は700円、味はそこそこ。牛は豪州・NZとのこと。バンコクでも同様。鶏と羊は現地生産。和牛の店は日本と同じか高い。

両国の違いは、バンコクには「海老天丼700円」よりうまい物がたくさんあって、ジャカルタでは海老天丼よりもうまい物がないということである。まぁ文化の違いはいいや。

日本食である海老天丼が海外と日本の値段と変わらないという事を申し上げたいわけである。

そこから導き出される論理的結論は「物価」という概念は「無い」ということなる。

 

いやいや待てよ。海外出張で使っていたホテルは東京ではありえない価格で広さとサービスを甘受できた。人件費が1/10であれば実現できるサービスもわんさか出現するであろう。どうせビジネスマンは会社の金で出張しているわけで。

それでも安全コストを払う。バンコクでは公共交通機関を使用できるが、ジャカルタではそんなものは無い。ジャカルタのタクシーは初乗り60円だが。

 

結局同じ安全とサービスを買えば東京もジャカルタも変わらないということなのだ。
人件費(例えば検査費)については異なるとは思いますが、同じ機械で同じ効率で運営すれば設備産業であれば輸送費は別として、どこでだれが作っても同じ値段だという事だ。理論的には為替は関係ない。日本向けは日本で作り、ASEAN向けは当地で作るということ。為替でも人件費でもなくて輸送費だと思われ。

 

東南アジアビジネスは民衆の購買力が低いため、単価は安く設定する、利益率で考えるのか売上げで考えるのか「。花王社やユニチャーム社、マンダム社など先人は偉い。

 

利益率で考えると、日本品質は過剰だということだ。売上げで考えると進出するのはかなりのリスクを伴う、マーケットを抑えるとトップメーカーとしての旨みはあるであろうが金額に換算するのが難しい。

 

日本の経営者って偉いんだなと尊敬する、僕には出来ない。

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