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「椎茸」のブランド化と「味」の件

イトーヨーカドーの「里芋」が信じられないほど充実していない。こじゃれたパッケで500円とかやる気なさそう、他の店をウォッチしてみる。

閑話休題。椎茸である。肉厚で大きい椎茸が「高い」。そりゃ高いよね、美味そうだし。菌床とか原木とか関係ないような気がする。肉厚は美味い。鍋で実感する。
この時期根菜が出揃って、煮しめを食べたくなるのだが、椎茸の存在感は高い。厚いほど美味い、すると1ヶ100円以上する。6ヶで200円と、3ヶで500円で悩む。厚いのが正義だと思っているのは、椎茸業者の策略だと思うが、景気浮揚には高い食材を「敢えて買う」というのも必要で、何故か僕の感じる筆頭が「椎茸」なのである。

国産豚・和牛・熟成肉という高級食材もあるのだが、なんかよくわからないけれど、椎茸の存在感を思う。他の野菜を超越しているのと思われる、でかい椎茸の醤油バター焼きとか、ちょっと違う風情があるよねと感じている。

 

 同時に思うのが干し椎茸の問題である。そして大きさによる値段の高さである。自家消費に抵抗はあっても贈るのにはハードルが低い。一時期、高級冬茹(ドンコ)を嫁実家にお歳暮として贈って、正月おせちで回収する事案があった。肉厚の干し椎茸の煮物はそれはそれは美味い(煮物が得意でない家庭に贈ったら猫に小判である)。自家消費に対応できない程度に価格が高い。もちろんその対価は認識している、正月にしか食べられないのが不満なのである。

椎茸業界は栽培技術が上がって、値段がこなれているという評価だと思うが、もっと美味い椎茸を食べたい。「香り松茸、味しめじ」らしいが、イッポンシメジはそれほどでもなかった。「味は椎茸」である。

汎用品と高級品の住み分けが出来ていることは業界としていいことなのだと思う。高い奴は美味いから受け入れられている。
とはいえ干し椎茸は革新されているのであろうか?冬茹(ドンコ)が高級品過ぎる。以前、最高級品を贈って食したのだが、中級品でもいいかなと思った。素人料理でも美味すぎるのだが、一流店でこそ生きるのかとも思った。でも一流店は敷居が高い。

 

乾物はいろいろと手間がかかり、価格が高い。でも工業製品で安いモノも出回っていてそれはそれで重宝する。有名乾物店ではいろいろと罪深い、血合い抜きの鰹節薄削りと血合い入りのが価格が同じなのにびっくりした。きちんと市場価格が成立しているのか疑問がある。いわゆる従来の商慣習が優先するのか、納入側の論理なのか、消費者のためかどうかという疑問である。

脱線した。厚手の美味い干し椎茸は「贈答用」だけにするのはいただけない。どうにか一般販売をしてほしい、日本橋界隈では贈答用と自己消費用が区別なく売られていると突っ込まれて終わりなきがするが。

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