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社章を付けて傍若無人を振舞う件

マナーと言うのは全員で守ると得だから守るという性質があると思う。レストランでうるさくしていたら「出てってくれ」と言われるような強制力を伴うものから、整列乗車のような皆が守ったら結局得をする強制力があまり働かないような場面でも守ることが多い。マナー違反は無用なトラブルを引き起こす恐れがあるということだ。

ところがマナーには強制力が無いので不特定多数の場所(例えば電車等)ではやったもん勝ちの様相もある。マナー違反を指摘して逆切れされてはかなわないという心理があり、なかなか注意できない。それを誰もが分かっているのでマナー違反は各々の裁量で破られることになる。その経験の蓄積は益々「やったもん勝ち」を強固にしていく。

ちょっと脱線するがメーカー勤務の私は会社から社章を付けることを命じられている。自社に誇りをもつためなのであるが、監視されているようでどうも馴染めない。社章を失くす恐れがあるのとこの違和感で通勤時には社章は付けていない。人に会ったり、出張のときはつける。

ところがこのNET告発時代に社章を付けた男性が空いていない電車内で脚を広げて1.5人分の幅で座っていたり、音漏れを公然と起こしたりしている。遅い時間では酔った人がでかい声でしゃべっているとか。社章を付けて傍若無人を振舞う神経が分からない。多分「自覚」が無いのだと思う。すごくリスキーだと思うんだけど。私の場合見たことがある社章をつけている人が傍若無人を働いているとその企業への信頼は奈落の底に落ちる。取引する気はゼロになる。

 

誰か社章傍若無人サイトでも立ち上げてくれないかな。あっ、それでは電車内のマナーが向上するのではなく単に社章族が地下にもぐるだけか。それでも「マナー違反」の具体例を注意喚起するだけでも意味があるかもしれない。

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