小さい頃から慣れ親しんでいる「ボギー大佐」・・はクワイ河マーチとしてこの映画のテーマ曲に使われている。なので明るい内容の映画を想像していたら、全然違った。
第二次世界大戦中、タイ・ビルマ国境付近の捕虜収容所で、イギリス人補領を鉄道橋建設のために強制労働させる日本人大佐と、イギリス人大佐の対立と交流を描く。最初は対立していたが、お互いに折れて協力し合いながら期限内に椅は完成した。が、第一号列車の通るタイミングで橋は爆破され、二人の大佐も、実行犯の大部分も死に・・・。
一体何がいいたい映画なのだろう。これが全部史実なら、それはそれで訴えかけてくるものがあるのだが、日本人による捕虜の強制労働は本当でも、橋の爆破は嘘で、橋の建設技術もイギリス人技師に頼らず、日本側でやったと言うのが真相のようで、史実を変えてまで狂気のエンディングにした意味がわからん。
また実際には現地人も沢山亡くなっており、そういうところにスポットが当たっていないのも偏っている感が否めない。驚いたことにこの映画のDVDのレビューを見ると、最高ランクで評価されており、ベタ褒めするコメントが続くが、どうやら原文は英語のようで・・・・。
と言うことで極めて後味の悪いエンディングであり、ボギー大佐って結局誰よ?と思って調べてみたら、ボギー大佐という曲が事前にあり、この映画はそれを編曲して採用しただけ・・と分かる。
と言うことで、大好きだった「ボギー大佐」の行進曲を聴くも嫌・・と言う事態は避けられそう。