さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

クール敷パッド&クール枕パッド

2011-07-10 23:47:14 | 意外にすぐれモノ
今日は本当に一日中寝てしまった。本当は千駄ヶ谷で開かれている太極拳の大会でも見に行こうかと思っていたのに、何も出来ずに寝ていた。ここのところ日曜日はいつもこんな感じだ。やはり身体の温度調節が上手く行かないのだ。室内の冷房は30度にしているのに、かけると寒く、かけないと暑い。


夕方、注文していたクール敷パッドとクール枕パッドが届いた。中層にNASAのために開発されたというアウトラストというハイテク素材を使っているということで、肌の表面温度を31度~33度へコントロールしてくれるので、夏は涼しく、冬は暖かいんだとか。

表地にはベアクール(吸放湿性に優れたベンベルグと特殊機能ポリエステルを複合した繊維)という、やわらかくべたつきにくく、ムレにくく、熱がこもりにくい・・というありがたいことだらけの素材が用いられているとか。

中綿部分は、東洋紡フィルハーモニィなかわたという、ノンダスト、抗菌性、速乾性、吸汗性、防ダニ性、防臭性にすぐれたポリエステル綿だとか。

ということで、あまり理解していないが、説明書きを丸写しするとこんな感じ。

早速敷いて使ってみる。敷布団と枕の上からこのパッドをセットして、掛布団は普通の布団で・・う~掛布団暑いね~でも、敷布団がクールパッドなだけで、だいぶ快適な感じはする。冷房を切ってぐっすり眠れた。う~合計何時間寝たことやら。

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【読書録】風雲児たち~幕末編(12)

2011-07-10 00:30:15 | 読書録
「風雲児たち~幕末編(12)」SPコミックス

みなもと太郎/リイド社

本巻では、ついに阿部正弘が世を去ることに。

ハリスが日本に来たころにはまだ生きておられたんだな。老中首座は少し前に堀田正睦に譲っていたとはいえ、まだ老中在任のまま39歳という若さの死である。肝臓ガン説が濃厚だが、過労やストレスが遠因になったであろうことは想像に難くない。老中になったのは25歳だから、この頃の日本がいかに若い人に支えられていたかというのがわかるネェ。幕末の志士達も若い人達が多いし。そういうことを思うと、この歳になってロクなことも出来ていない自分が悲しいよ。

阿部正弘は、長い間、優柔不断あるいは八方美人な政治家と言われていたが、本漫画はそれを断固否定する。「幕末編」で彼の活躍はずっと描かれてきたが、さらに死後1ヶ月でいかに大きい存在だったかを露呈されるのである。阿部正弘の行ってきた、水戸の徳川斉昭をうまく丸め込み「敵に回さないが、口出しもさせない」という微妙な駆け引きを、後任の堀田正睦は実践できなかった。おかげで幕府はガタガタになってしまった。

こういうことって、学生時代に習ったとしても、理解できなかったのではないかと思う。初めて小学校の歴史教科書で開国のことを習った時、写真を見て「ペリーってカッコイイ」と思ってしまったので、極端な話、「ペリーは偉い」としか思えなかったんだよね。横浜出身だからなおさらそう思ったのかもしれないが、ペリー来航を受けた側がいかに苦労しながらバランスよくことを運んだか・・・本巻を読んで感動できるのは、社会の辛酸を舐めてきたこの歳になって読んだからだろう。

その阿部正弘体制下で発言力を増した薩摩の島津斉彬については、本巻の前半部分の西郷隆盛とのやり取りの中で、その名君ぶりがよく表現されている。高官・大名から庶民に至るまで「黒船を見て驚く」「カメラを見て驚く」というだけであったが、斉彬はその背景にある目に見えないもの、それを作り出せる諸外国の国力を見ていた・・・という話である。これは政治家だけでなく、すべてに通じる大事な話だなと自戒自戒・・・。

その他、幕府からの注文によりオランダが作ってきた蒸気船日本丸(のちの咸臨丸)は、当時の技術では最新鋭のスクリュー船であったことは、船好きの私としては感動モノなのだけれど、長々と書いてきたので今日はこの辺で。
コメント (2)
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