この駅弁は素晴らしい!
食べてちょうど一日経った今でも、その味を思い出してうなってしまうほど。
見かけは地味だが、絶対お勧めである。
宮城県産ひとめぼれを使用したおむすび二種(白飯むすび桜花飾り、ひじき飯むすび)、鮭の酒粕漬け焼、笹蒲鉾、カステラ蒲鉾、野菜の素揚げなど、上品でシンプルなお弁当の上から、お好みで塩竃の藻塩を振りかけて食べるのだ。
塩竃の藻塩は、古来より当地に伝わる製塩法で作られたもの。塩釜沖でくんだ海水に海藻ホンダワラを浸し、大釜で12時間以上煮詰めて作る方式で、塩釜の地名の由来にもなったお塩だ。この地には日本で唯一の塩作り神事である「藻塩焼神事」が毎年7月に執り行われるそうだ。藻塩焼自体は長らく途絶えていたらしいが、この神事にならい、近年製法を復活させたという。
それが今回の震災で被災し、生産が中断していたが、先日17日に再開され、「一番塩」が炊き上がって生産者が涙ぐむ話が、新聞などで紹介されたばかりだ。塩釜湾の海水が福島第1原発事故による放射能の影響を受けていないことが判明したため、再開に踏み切ったとのこと。こんなに早くその藻塩を味わうことができるなんて感激。
藻塩といえば、瀬戸内の「海人の藻塩」は持ってるが、「塩竃の藻塩」はまたちょっと違う感じ。色は白いのに海藻の旨味は濃いような気がする。まるで粉砂糖のような細かい粒子は食材によく馴染むようだ。
とにかくこの塩は旨い! 塩マニアな私が言うんだから間違いない。味わいが深く、口に広がる旨味が頭蓋骨をホッとゆるませ、癒しが胸いっぱいに広がっていく感じがした。
嬉しいデザートも付いてる。もちろん「志ほがま(しおがま)」。昔ながらの塩スイーツだ。
そういえば私は、子供の頃、松島の遊覧船に乗ったことがある。次から次ぎへと松の生い茂る小島が現れる光景は子供心に深く刻み付けられたものである。その遊覧船の終着点は塩釜であった。私は、お菓子のしおがまが大好きだが、しおがまを口にするたびに、子供の頃に見た松島を思い出すのであった。そして今回もこの小さなしおがまを食べながら、昔を思い、被災地の一日も早い復興を祈るのであった。
食べてちょうど一日経った今でも、その味を思い出してうなってしまうほど。
見かけは地味だが、絶対お勧めである。
宮城県産ひとめぼれを使用したおむすび二種(白飯むすび桜花飾り、ひじき飯むすび)、鮭の酒粕漬け焼、笹蒲鉾、カステラ蒲鉾、野菜の素揚げなど、上品でシンプルなお弁当の上から、お好みで塩竃の藻塩を振りかけて食べるのだ。
塩竃の藻塩は、古来より当地に伝わる製塩法で作られたもの。塩釜沖でくんだ海水に海藻ホンダワラを浸し、大釜で12時間以上煮詰めて作る方式で、塩釜の地名の由来にもなったお塩だ。この地には日本で唯一の塩作り神事である「藻塩焼神事」が毎年7月に執り行われるそうだ。藻塩焼自体は長らく途絶えていたらしいが、この神事にならい、近年製法を復活させたという。
それが今回の震災で被災し、生産が中断していたが、先日17日に再開され、「一番塩」が炊き上がって生産者が涙ぐむ話が、新聞などで紹介されたばかりだ。塩釜湾の海水が福島第1原発事故による放射能の影響を受けていないことが判明したため、再開に踏み切ったとのこと。こんなに早くその藻塩を味わうことができるなんて感激。
藻塩といえば、瀬戸内の「海人の藻塩」は持ってるが、「塩竃の藻塩」はまたちょっと違う感じ。色は白いのに海藻の旨味は濃いような気がする。まるで粉砂糖のような細かい粒子は食材によく馴染むようだ。
とにかくこの塩は旨い! 塩マニアな私が言うんだから間違いない。味わいが深く、口に広がる旨味が頭蓋骨をホッとゆるませ、癒しが胸いっぱいに広がっていく感じがした。
嬉しいデザートも付いてる。もちろん「志ほがま(しおがま)」。昔ながらの塩スイーツだ。
そういえば私は、子供の頃、松島の遊覧船に乗ったことがある。次から次ぎへと松の生い茂る小島が現れる光景は子供心に深く刻み付けられたものである。その遊覧船の終着点は塩釜であった。私は、お菓子のしおがまが大好きだが、しおがまを口にするたびに、子供の頃に見た松島を思い出すのであった。そして今回もこの小さなしおがまを食べながら、昔を思い、被災地の一日も早い復興を祈るのであった。