さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

友人の結婚式

2011-05-07 23:04:04 | ただの日記
今日は、職場の合唱団の友人の結婚式で、上智大学のクルトゥルハイム聖堂に行ってきた。

ここのところ、また身近な人達の結婚ラッシュで、今年に入ってから3組目。ただ教会の結婚式に出るなんて、十年ぶりぐらいじゃないかしら?



あいにくの天気だったが、久しぶりの礼拝出席に心がウキウキ。



壁にはこんなレリーフがあって、ムードがたかまる。

で、新郎新婦入場の時にオルガンで奏でられたワーグナーの「婚礼の合唱」を聴いて、不覚にもうるうる来てしまった。私はメンデルスゾーンの「結婚行進曲」よりもワーグナーの「婚礼の合唱」の方が数段好き! 一生に一度は歌いたいと思ってた。でも私は「婚礼の合唱」に導かれて行進する側には一生立てないかもしれない・・・。こんな他人の結婚式で泣いてる状態じゃ、歌なんてもっと歌えないかもしれない。こんなことで泣いてしまうなんて、やはり歳を取ったからかもしれない・・・ウジウジ。(あとでこの話を、一緒に参加していた先輩に話したら、じゃぁ私が弾いて上げるから行進すれば?・・と慰められた。)

結婚式はアットホームで、長さも丁度良く、なかなか参加していて癒される感じであった。定番の讃美歌「いつくしみふかき」を歌ったが、合唱団員として参加している以上、ユニゾンじゃ失礼だろうとアルトパートを歌い始めたつもりが、途中でテノールパートだったことに気づいた。女子校時代の礼拝では、よくテノールの一オクターブ上のハイテナーを歌っていたから。ソプラノより上に来る音もあるから、目立たないようにこっそり歌った。

結婚式の終りにはみんなで写真を撮った。私は夜のパーティーは都合が悪かったので、式だけで失礼させていただいたが、上智大学のOGの方がキャンパス内を少し案内してくださった。



この薄暗い廊下・・・たまらないわぁ・・・私は出身大学は違うけど、雰囲気はこんな感じだった。でも廊下の中央の時計の横の髭のような飾り・・・不思議なセンスを感じるわね。



この階段の手すりもたまらないわぁ~。ただ向こうに見える分別ゴミのゴミ箱は明らかに私達の学生時代にはなかったものだわね。



壁面のレリーフ。あちこちにあるので、この大学ならではの意味がありそうですが、よくわかりません。



素敵~♪ こんなとこ、好きな先輩と一緒に歩きたいよね。



極めつけはこの赤レンガの校舎。そのOGの方も、ここが一番心に残っているみたい。もし将来建て替えなんてことがあったら、相当寂しいだろうと。



ちょっと心の琴線に触れたのがこの椅子。何かざるみたい。だけど雨が椅子に溜まらなくていいわねぇ。

ということで、ほどよいタイムスリップ感を味わって、気分が良くなった。思えば私は常に過去からは訣別してきた人間。思い出の中で愛してやまない中高は、卒業以来一度も行っていない。小学校と大学は1度ずつしか訪れていない。今日も自分がいた学校じゃないから冷静に見れたんだ。もし母校だったら泣いてしまうか、喪失感で心のやり場がなくなるだろうから、多分これからも敢えて母校を訪ねることはまずないだろう。
コメント (7)
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