ウクライナ戦線だが、どうやらウクライナ軍が南部戦線で、ロシアの第一防衛ラインを突破したようだ。テレビはこの6月からのウクライナ軍の反攻で、わずか0.3%の領土しか挽回できなかった。それほど、ロシアの防衛ラインは強固だと伝えていたが、その防衛ラインを突破したというのだ。ウクライナ軍は28日、戦略的に重要な南東部ザポロジエ州ロボティネを解放したと発表した。ロボティネはザポロジエ州の前線の町オリヒウの南10キロメートルに位置し、ロシアが占領する要衝トクマクに向かう重要な道路沿いにある。仮に、トクマクを射程に収めれば、ロシア軍の補給路を抑えるという意味で、大戦果となり、アゾフ海到達も、それほど遠いことではなくなる。私はよく言うのだが、あの織田信長が彼の生涯をかけた領土拡大で、その大部分の時間はわずかな尾張の国の制圧に費やした時間だった。それを過ぎると加速度的に領土は広がっていったのだ。まあ、ウクライナ軍の領土奪還の動きがそれと同じようにはいかないかもしれないが、第一防衛ラインを突破した意味は大きいのである。(くちなし亭、2023.08.29)
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