中国ではＳＮＳにあおられて、すぐに大炎上する。

中国からの福島処理水放出にともなう嫌がらせ電話が続いている。中国政府のお墨付きをいただき、勢いづいているのかもしれない。中国では今年の春に、上海モーターショーのドイツのＢＭＷのブースで、アイスクリームを中国人に断り、その後来た外国人には渡すということがＳＮＳ上で広がり、大炎上するということが起こった。中国ではよくこのようなことが起こる。若者に職がなく、ＳＮＳでわずかなこずかい稼ぎを目指す人が増えていることもあるかもしれないが、それよりも不満の爆発だろう。中国政府は必死に、自国政府に不満が向かないないように、政府批判ともとれるような書き込みは即座に削除し、アカウントも凍結している。福島処理水は安全だという書き込みも、政府が危険だと発信している限り、即座に削除されるのだ。その一方で、今、中国の若者の間で、日本への留学希望者が急増しているという。中国では仕事がないのである。中には日本の自由さにあこがれる人もいる。（くちなし亭、2023.08.30）

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