台風が去って、東京は穏やかだが、また暑い夏が戻ってきた。この台風の中でも、日本を訪れた外国人の皆さんはたくましく動き回っているようである。インバウンドという言葉を聞かぬ日はない。1800万人もの人が今年すでに日本を訪れている。今年中に3000万人を超えると予想されているのだ。淺草は外国人たちのたまり場だ。日本旅行の出発点だ。コロナ前まではどちらかと言えば、中国人、韓国人といったアジア系の人たちが目立っていたのだが、今年の外国人たちはアメリカ人をはじめとする西洋系の顔の人が多い。アメリカ人が旅行客数の第3位だそうだ。何しろ、円安と長いデフレ下で、日本は物価が安い。それに日本人はどのような外国人でも差別なしにおもてなしをする。歴史的な観光資源も多い。浅草の浅草寺などは平安時代からの謂れがある。大きな提灯にもびっくりする。そんななかで、中国が日本などへの団体旅行の解禁を決めた。まあ、コロナ前ほどの、どっと押し寄せるようなことは無いと思うが、それなりの人たちが来日するだろう。思った以上に、日本には観光資源が豊富なようなのである。(くちなし亭、2023.08.16)
Y-FP Office Japan(http://www.y-fp-office-japan.jp