小田急電鉄は9月6~16日、神奈川県藤沢市の江の島で、自動運転による路線バスの実証実験を行ったそうだが、モニターとして同乗した人たちの感想は、「感動するほどのものではない。」と言うものらしい。現在は公道を走る場合には、同乗の補助運転手が必要で、事実上、日本の公道では補助運転手が運転しているようなものらしい。日本の公道上には、違法とは言わないまでも駐車している車もあるし、スマフオをいじって、道路脇で立ち止まっている人もいる。そのたびに、安全運転を至上命題とする自動運転バスはブレーキをかけるのである。そして、運転手が代わり、人間による通常運転が始まるのである。要するに、ありとあらゆる場面を想定し、それに対応するAI 環境がまだ整っていないのである。公道には障害物が多すぎるのである。最近、壱岐の島の空港に、大型の無人飛行機が飛んできたが、どうも、日本では、高速道路の自動運転車は可能でも、一般道路では、専用化しない限り、運用は難しいように感じる。それよりも、障害の少ない空に自動運転の可能性が満ちているように思う。(2018.09.22)