北京で開かれている冬季オリンピックをテレビで見ているのだが、日本チームは思い描いたような結果が出ていないようだ。少なくとも、フィギュアスケートの羽生結弦選手の活躍や女子スピードスケート1500メートルでの高木美帆選手、ジャンプのラージヒルでの小林陵侑選手の金メダルの獲得などは期待していたようだが、ことごとく思い通りにはならない。まあ、オリンピックとはこのようなものなので、私自身は冷静なのだが、テレビ局としてはもう一つ盛り上がりに欠けることになったようだ。さて、冬のスポーツと言うのは雪や氷がなければできないので、もともと、寒さの厳しいところでなければ発達しないし、装備も十分でなければならない。ほぼ裸で走る夏のマラソンとは違うのである。だから、冬のオリンピックにアフリカ勢が進出していないのは分かる。だが、もう一つ、雪のスポーツも限られているようだ。中国勢や韓国勢の活躍する氷上のスポーツとは違い、ジャンプなどの花形の雪上のスポーツに彼らは登場しない。するのは日本やアメリカ、それに中央ヨーロッパの選手たちだけのようだ。中国は雪がないのであろうか。北京で新型コロナオミクロン患者が２名出たと言われたのは１か月前のことだ。そのうちの一人は彼の行動履歴が追及され、スキーを楽しんでいたことが公表された。さて、どこで楽しんでいたのだろう。（くちなし亭、2022.02.14）
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