U23サッカー男子、ロンドンオリンピックへのアジア最終予選C組の最終試合が国立競技場で開催されていた。日本男子チームがオリンピックへいけるかどうかをかけていた試合だった。相手はバーレーン。前回、バーレーンは日本を破ったシリアに快勝しており、この試合結果では、3位決定戦にまわり、オリンピック出場も夢ではなかった。だから、前半は息の抜けない試合だった。日本が巧みなボールさばきで、相手ゴールに迫れば、バーレーンもその高さと体力を生かして、コーナーキックで、日本のゴールを脅かした。後半に入っても、同じような展開が続いた。C組のもうひとつの試合では、日本の対抗馬、シリアが点を入れていた。そんなときであった。地球が「ご~」という地響きを立てた。テレビが緊急地震速報を伝えていた。ならば、これは「P波だ。」最初のがたがた揺れるものだ。次に大型のぐらぐら揺れる地震が来る。私は身構える。「来た。」テレビは地震速報に変わる。だが、墨田区の我が家の揺れはそれほどでもない。後で聞けば、震源地は千葉沖で、我が家あたりは震度3であった。けれど震源地付近ではかなり被害もあったそうだで、直下型の恐ろい側面だ。テレビもサッカー中継戻り、日本が点を入れていた。バーレーンの選手には気の毒だが、この地球の揺れに戦意を喪失してしまっていた。バーレーンの選手の動きが悪くなった。彼らは二度と日本で試合をしたいと思わないだろう。
Y-FP Office Japan
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