家計は調和あるものでなければならない。

山下「あえて、再び申し上げます。「未来家計簿(キャシュフロー表）」作成の最終的な目的は家計の調和です。豊かさではありません。例えば、家計の調和なく、投資にお金を注ぎ込み、資産が片方に突出している家計は危なくて、見ていられません。多分、そればかりではなく、その値の上げ下げに一喜一憂し、心の休まる暇もないはずです。いつか、家族間で争いも起こり始めるでしょう。私たちは資産の拡大を望みはしますが、それが目的ではないのです。そもそも幸せとは何でしょうか。現金を抱えて、ニタニタとするのは、絶海の孤島でもできる話です。幸せとは、それぞれの方が、それぞれの人生の目的に沿って、生き生きと働くことではないでしょうか。それを支えるのが家計であり、だからこそ、それは調和あるものでなければならないのです。」

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