風塵社的業務日誌

日本で下から258番目に大きな出版社の日常業務案内(風塵社非公認ブログ)

時代遅れ

2013年02月25日 | 出版
本日もジョギング出社。今週半ばから急に温度が上がると天気予報ではやっていたけれど、今日はまだまだ寒い。走り始めてすぐは、指先がかじかんでくる。しかし、走っているうちに体温も上昇し、汗が出てきた。毛糸の帽子も手袋もじゃまなだけになる。エッホエッホと走っていき、茗荷谷のお茶の水女子大の前を通り過ぎる。今日は二次試験の入試なのだろうか。校門の前では、開門を待っている女子が多い。しかも、半分くらいは親連れだ。今どき、親がガキの入試に付き添うなんて珍しいこともないのだろうけれど、しかし、ガキにしてみれば鬱陶しくないのかねえ。親が蝿のようにまとわりついて、「○×ちゃん、今日はどうだった?」などと聞かれたら、小生ならばブチ切れてしまう。
それにもう一つ、国立大学で女子大学というのは性差別じゃないのかな。昔は女子教育の向上のためとかなんとかで、国立の女子大に存在意義があった時代もあるのだろう。そんなものは今じゃ時代遅れもいいところだ。もちろん、私立大学で女子大というのは勝手にやればいい。私立なのだから。しかし、国立で女子大というのは差別を助長するだけなので、税金を返してもらいたい(と、大して税金も払っていないくせに偉そうに述べておく)。確かいっとき、女子大出は使いにくいと、企業の側で敬遠していた時代があったけれど、最近はどうなったのだろうか。大学生の男子より女子のほうがよっぽどしっかりしているし、仕事にも熱心で積極的だと、どこでも聞く。そういう時代ならばますます、国立の女子大なんていらないだろう。それとも、男子生徒も受け入れているのかな。いずれにせよ、お茶の水女子大は茗荷谷大学に名前を変えればいいのだ。
そんなことを考えているうちに本郷三丁目の交叉点へ。ここでは、「東大はこちらです」という看板を持ったお兄ちゃんが立っている。どこも入試で大変なんだねえ。ところが、どんなに苦労して大学に入っても、そこが超ツマンネエところだったりするから、人生は笑ってしまうのだ。そういえば、小生が受験生だった数十年前、我が家で取っていた朝日新聞の長野県版の片隅に、合格発表があるたびに、大学と学部に分けて県内合格者の名前が掲載されていた。それを見て、友人がどこに決まったのかを確認していたのだけれど、小生が受けた大学は長野県では(全国的にも)存在も知られていないところだったので、小生の名前が出ることもなかった。新聞社もノーマークだったのだ。これにはちょっと悔しいというか、残念な思いがした記憶がある。おかげで、高校の友人たちは、腹巻はいつの間にかどこかに消えちゃったと思ったことだろう。今でも、ローカル紙ではそういうことを続けているのだろうか。
8:45、会社着。25日である。支払いをどうにかしないといけない。しかし、どうしようもない。どうしようもないけれど、自分探しの旅に出ることにする。あちこちをほっつき歩いてみたが、たいした成果を上げられない。困ったなあ。そうこうするうちに、秋葉原に出る。近々、対談をまとめる仕事があったと思い出した。一応録音用のICレコーダーは持っていて、最近はこれを使うことが多いのだけれど、やはり、テレコの方が使い勝手がいい。長い話を起こしてまとめないといけないので、ついでだからカセットテープも買っておこうと考える。しかし、カセットテープなんて、コンビニの棚にも置かれなくなっている。家電量販店ならば置いてあるのだろうか。
1軒目をのぞいてみたら、置いてあることは置いてあるが、最長のものが90分。最短が10分。10分のテープなんて、何に使うのか不明だ。その昔、MSXというパソコンのはしりみたいなものがあって、確かこれは、データをカセットテープに落としていたんじゃないかと思い出した。10分のテープって、今もそういう使い方をするのだろうか。そのMSXで、毎晩徹夜で「三国志」をやっていて、ピー、ヒャララ~、ヒャララ~ヒャララというエンディングのクソ音楽だけは耳に残っている。
それはともかく、ほしいのは120分テープだ。2軒目をのぞいたら、カセットテープそのものがどこにあるのかわからない。3軒目にもテープはあったが、やはり120分はない。お店の人に、「120分のテープはないんですか」とたずねると、「今は90分までしか製造されていないんですよ」という返事。しょうがないから、90分のテープを購入することにした。
会社に向かう途中、10分のテープは何に使うのか聞いとけばよかったと思ったけれど、そんなことでUターンするわけがない。スーパーに立ち寄り、昼飯用におかずを買うことにする。
少し仕事のまねごとをしてから昼飯。買ってきたシャケを焼き、ご飯をモグモグ食べているところに電話。クソッと思いながらも、あわててご飯を飲み込んで電話に出る。「こちらD※☆の△△と申しますが、アメリカからの輸入品の件で」。はあ?なんのこっちゃ?「◇◇さんお願いできますか?」とたずねるので、「弊社に◇◇というものはおりませんし、間違って電話してませんか」「あっ、ごめんなさい。間違えました」。小生も安心してシャケにかぶりつくことにした。

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