学校薬剤師として、小学校の教室の環境検査を行いました。
毎年この時期に行う検査項目は、教室内の「空気の汚れ」と「明るさ」です。
空気の汚れは・・・
コロナでもうすっかりお馴染みになりましたが、二酸化炭素の濃度で判断します。
通常だと、寒い時期は暖房をつけて窓を閉めきることも多いので濃度は上昇しやすくなるのですが、
今はコロナ対策で開けっぱなしですから、空気はきれいなものです。
そして、明るさ。これも重要な項目です。
机の上や黒板が、明るすぎても暗すぎてもいけません。
教室内の場所によって明るさに差がありすぎてもいけません。
子どもにとっては毎日のことですから、
見えにくかったりまぶしかったりすると学力の低下につながりかねませんし、何より眼に悪い影響を及ぼすことになりますね。
とは言え、明るさは窓のカーテンで簡単に調節できましたから、今までは全く問題になるような事はなかったのですが・・・
今回初めて電子黒板について調べたところ、明るすぎることが判明しました。
こんな風に↓↓教室の窓側に設置している状態だと、カーテンを引いたぐらいでは効果がないですね。
諸事情でこの位置に置くしかないとすれば、電子黒板の背後だけでも遮光カーテンが必要だと思います。
それからもっと問題なのは、画面への映り込みです。
様々な座席から子どもの目線で電子黒板を見ると、
場所によっては、赤い矢印で示したように光が映り込んで、画面がとても見にくいことが分かりました。
映り込みの原因は、教室内の蛍光灯だったり廊下側の窓からの光だったり。
窓の外の景色が鏡のように映り込んでいる、なんてケースもありました。
これを毎日見なければならない子どもは相当ツライと思います。
見えやすい位置に席を移動できれば良いのですが、それで密になるのも困りますし・・・。
廊下側にもカーテンを取り付ける事は必要でしょう。
いずれにしても、
各学校、各教室、座席の位置、それぞれ条件が違いますから、きめ細かい調査を行わなければならないと思います。
市原市は他自治体に先駆けてタブレットや電子黒板を導入して積極的に活用していますが、
ICTを活用した教育の普及(GIGAスクール構想)に、こんな落とし穴があったとは・・・
参考:文部科学省「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」より
毎年この時期に行う検査項目は、教室内の「空気の汚れ」と「明るさ」です。
空気の汚れは・・・
コロナでもうすっかりお馴染みになりましたが、二酸化炭素の濃度で判断します。
通常だと、寒い時期は暖房をつけて窓を閉めきることも多いので濃度は上昇しやすくなるのですが、
今はコロナ対策で開けっぱなしですから、空気はきれいなものです。
そして、明るさ。これも重要な項目です。
机の上や黒板が、明るすぎても暗すぎてもいけません。
教室内の場所によって明るさに差がありすぎてもいけません。
子どもにとっては毎日のことですから、
見えにくかったりまぶしかったりすると学力の低下につながりかねませんし、何より眼に悪い影響を及ぼすことになりますね。
とは言え、明るさは窓のカーテンで簡単に調節できましたから、今までは全く問題になるような事はなかったのですが・・・
今回初めて電子黒板について調べたところ、明るすぎることが判明しました。
こんな風に↓↓教室の窓側に設置している状態だと、カーテンを引いたぐらいでは効果がないですね。
諸事情でこの位置に置くしかないとすれば、電子黒板の背後だけでも遮光カーテンが必要だと思います。
それからもっと問題なのは、画面への映り込みです。
様々な座席から子どもの目線で電子黒板を見ると、
場所によっては、赤い矢印で示したように光が映り込んで、画面がとても見にくいことが分かりました。
映り込みの原因は、教室内の蛍光灯だったり廊下側の窓からの光だったり。
窓の外の景色が鏡のように映り込んでいる、なんてケースもありました。
これを毎日見なければならない子どもは相当ツライと思います。
見えやすい位置に席を移動できれば良いのですが、それで密になるのも困りますし・・・。
廊下側にもカーテンを取り付ける事は必要でしょう。
いずれにしても、
各学校、各教室、座席の位置、それぞれ条件が違いますから、きめ細かい調査を行わなければならないと思います。
市原市は他自治体に先駆けてタブレットや電子黒板を導入して積極的に活用していますが、
ICTを活用した教育の普及(GIGAスクール構想)に、こんな落とし穴があったとは・・・
参考:文部科学省「児童生徒の健康に留意してICTを活用するためのガイドブック」より