市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

生活者の視点で

2023-03-04 | 女性
今日、久し振りに内閣府男女共同参画局のサイトを覗いてみました。

市町村女性参画状況見える化マップ」と言って、
これは各市町村の公務員の係長相当職に占める女性の割合(令和3年度)を
表しているのですが・・・



市原市は283人中57人で20.1%。5人に一人です。なかなか増えませんね。
千葉県の平均は37.4%で、市原市は県内で最下位でした。
う~ん、ショック。逆に順位を落としてるなんて・・・(T-T)


・・・・・・先日登壇した代表質問のメインテーマの一つは、
これまでも何度か取り上げてきた「女性の視点の反映」についてでした。

ジェンダー平等の潮流が広まる中、
あえて「女性」とくくった表現をするのはとてもはばかられるのですが、
それでも言い続けている理由は、
市原市がもうずっと20~30代の女性の転出超過に歯止めがかからない原因が
絶対にここにあると感じているからです。

しかも、
「子育て支援を拡充します」とか「女性を対象にしたセミナーを増やします」とか、
そんな枝葉のレベルではなくて、
すべての施策や事業を、従来の発想から女性視点の発想へ変えるというくらいの覚悟が必要。
それほどの強い危機感を持たなければダメだと言うことです。

以下は担当部長の答弁の抜粋です。

「今回御質問をいただいて、改めて女性視点とは何か、といったことを部内で話し合った。
女性は、家庭・職場・地域など、『生活者視点』で自分を取り巻く環境を丸ごと捉えて考え、
男性は家庭や職場など切り分けて考える傾向にあるのではないかといった気付きがあった」

「複雑多様化する地域課題を解決するためには、
ジグゾーパズルの空いているピースをはめるように目の前の問題だけに注視するのではなく、
ルービックキューブのように多面的に問題を捉えることが効果的とも言われている」

「これからは生活者視点で施策間連携を図っていきたい」

現時点では具体的に何かが変わるという話ではないのですが、嬉しい答弁でした。
女性視点とはすなわち生活者視点。そこを理解してもらえたのは大きかった。
議場で聞きながら感動すら覚えました。
あとは実践ですね!



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