市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

世界にもし100通りの『平和』があったら

2013-03-24 | 平和

講師は、東ティモール、アフガニスタンなどで紛争処理を指揮し、現在は東京外語大で紛争予防・平和構築講座を担当する伊勢崎賢治教授。
もうお一方は、ベストセラー「世界がもし100人の村だったら」の再話を手掛けた池田香代子さん。



そして、東京外語大の学生たちによる、ゼミの成果発表もありました。

安部政権になって、国防軍創設や集団的自衛権の行使容認が現実味を帯びてきました。
憲法9条が掲げる「戦わない平和」は、「戦う平和」に比べて、果たして有効なのか。

そんなことを国際的な視点で見つめなおすために、
ゼミの学生たちが取り上げたのは、日本を含めた12カ国の学校の歴史や社会、道徳の教科書でした。
それぞれの国が戦争や植民地化などの歴史を経て確立してきた平和観の違いが、教科書に見事に表れていました。

まずは、私たち一人一人が、平和の多様性の認識をしっかりと持つことが第1歩のようです。


ディスカッションでは、学生さんたちと話す機会もありました。

「自分は個人として平和にどう関わっていったらいいのか?」と疑問を投げかける彼らに対し、
私は、こう言いました。
「自分なりの平和観を表現する手段の一つが、選挙です。
みんなはこれまで、立候補者がどんな平和観を持っているのかなんて、考えて投票したことはないでしょう?
次回は、そんなことをちょっと調べた上で投票するといいですよ」



私個人としては、もちろん「平和のための戦い」なんて有り得ないと思っています。戦いは戦いの連鎖を生むのみです。
伊勢崎教授が、紛争国に赴いて停戦交渉する際
「『日本は武力を持たない国』と相手から認識されていた事が、自分にとって非常にアドバンテージになった」
とのお話には、とても勇気づけられました。

最新の画像もっと見る