市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

原爆の絵展

2015-08-05 | 平和
7月31日から8月2日まで、五井会館で毎年恒例の「原爆の絵展」が開かれていました。



実際に被爆された方が当時目にした光景を描いた絵や写真パネルなど、広島原爆資料館が所蔵する貴重な資料や、子供たちの平和ポスターなどが多数展示されます。

そして今年の特別展は、「満蒙開拓団」。
前回ブログに書いた、あの悲劇の映画「望郷の鐘」と同じテーマです。





実は、開拓団の中で圧倒的に最も多くの人数を占めていたのは、長野県の農民でした。

「望郷の鐘」も、長野県阿智村の人々を中心に描かれたものです。

県の主力産業であった養蚕が、世界恐慌のあおりを受けて農村経済を直撃。
それが移民奨励の機運の高まりにつながったようです。

おそらく長野県出身でもこの史実を知っている者は、そう多くはないと思います。
私(松本出身)も、学校や親から教わった記憶は、全くありません。
(教わったとしても、記憶に残らないほど軽い扱いだったのかもしれません)

展示会の主催者の方にお話を伺うと、今年は幕張総合高校の生徒が大勢訪れたとのこと。夏休みの課題なのでしょうか。
そして、
ちょうど明日行われる広島平和祈念式典に派遣されている市原市内の中学生代表も、事前学習としてこちらを訪れたとのことでした。

戦争体験を語り継ぐ人が少なくなっている今、一人でも多くの子供や学生たちに「あの日、あの時」をいかにリアリティを持って伝えられるかが問われています。
「原爆の絵展」は、市内でそれを体験できる貴重な機会だと思います。

まだ見に行かれたことがない方は、来年ぜひ!

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