市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

市原市の未来を創る若者たち

2024-08-19 | イベント
いま市原市では、
2026年度から10年間のまちづくりの方向性を示す「総合計画」の策定を進めています。
これまでの総合計画は、
高度経済成長の時代には「人口40万人!」なんて根拠のない目標を掲げたり(因みに現在27万人)、
それがムリだとわかっても「何としても人口27万人堅持!」などと、
人口の規模感が全面に出たマッチョな計画という印象でした。

しかし、次期計画のコンセプトは「ウェルビーイングwell-being 」。
直訳すると「よく在る」状態。
厚労省の定義では
個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にある」状態だそうです。

より市民一人ひとりの生活にフォーカスした理念に大きくシフトしたと感じています。

計画策定にあたり、現在市は「幸せ」をテーマに、
無作為で選ばれた住民と様々な部署の職員が対話をするワークショップを
各地区ごとに行っています。 
私も何カ所か傍聴していて、先日は特別に若者を対象としたワークショップにも行ってきました。



職員の話では1000人の若者に参加を呼びかけたそうですが、この日の参加者は10人
最初はちょっと寂しい気もしましたが、
聞いているとそんな気持ちが吹き飛ぶほど、グローバルで哲学的な意見がけっこう飛び交って、
すっかり感心してしまいました。
考えてみれば、自分の自由な時間を削ってまで参加したいと思うほどの
意識の高い若者が集まっていたということですね。

メモから発言を抜粋すると、

※幸せとは・・・
一人ひとり多様な幸せの形を自分で選び実践すること。
健康は幸せの絶対条件ではない。癌末期でも幸せな人はいる。

※地域の魅力は・・・
市民活動やお祭りが盛ん。
(因みにお祭りに集まるヤンキーは大事!いざという時に地域の力になってくれる)
良い意味で過不足がない。
里山の自然
小湊鐵道

※地域の気になるところは・・・
市の情報発信力が弱い
市民と市役所の距離が遠い(物理的にも、精神的にも)
公共施設や団地が駅から遠い
車社会で公共交通が不便
駅前が子どもに優しくない
教育のレベルが低い
若者が集まる場所がない
商店街が元気がない。こじゃれた個人店が少ない
シンボル・ランドマークがない

「気になるところ」の方がずいぶんと多いですが^^;
「教育のレベルが低い」にはドキッとさせられました。
「幸せ」については、
「病気や障害があってもその人なりの幸せがある」との発言がとても印象的でした。

グループ発表には市長も出席されました。
(市長)「子どもや若者が住みやすいまちは、全世代が住みやすいまちです」

帰り際、何人かの参加者にインタビューしてみました。
みな目を輝かせて「とても楽しかったです!」と。
こんな若者たちがあと二十年もしたら地域を引っ張って、
そうしたら市原市もずいぶんと変わるんじゃないかな。。

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