市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

議会質問より・電子黒板が見えにくい?

2022-06-18 | 教育
GIGAスクール構想って、聞いたことありますよね?
児童生徒一人一台タブレットの配布や電子黒板の導入、校内のネットワーク環境の整備。
学校教育にICT環境の導入を急速に推し進める国の政策です。

いまやほとんどの公立小中学校への整備が完了していますが、
市原市は早くからこの取り組みを進めていて、
教師のスキル向上のためのアドバイザーも採用し、実際に授業での活用も盛んに行われています。

私は学校薬剤師として、衛生検査のために授業中の教室へ入らせてもらうことが度々あるのですが、
黒板の代わりに電子黒板を使っての授業風景は、もう当たり前ですね。
子ども達を取り巻く学習環境の変化の速さには目を見張るものがあります。

学校教育のICT化のメリットは今さらあげるまでもないのでしょうが、
良い面ばかりを追いかけていると、思わぬ落とし穴が・・・。

今回私が議会質問で取り上げるテーマは、まさにこの部分です。
『学校教育のICT化による子どもの目の健康への影響について』。

今年の1月、衛生検査で電子黒板の明るさや見え具合を検査していて気づきました。
デイスプレイの照度が基準より高い(つまり明るすぎ)!
かつ、子どもの座席によっては蛍光灯の光や外の景色が映り込んで見えにくい!
(このときの様子はブログに書きました  「ICTを活用した教育の意外な落とし穴」)

この問題は、私が検査した学校だけではありませんでした。
市内の小中学校の約半数が同様の理由で「不適格」と判定されたそうです。
にもかかわらず、ほとんど対策が施されていない様子だったので、議会で取り上げることにしました。

子ども達が、授業でいつも見えにくい画面を我慢しているのだとしたら・・・
授業が嫌になったり、学力にも影響があったりするかもしれませんね。
だとすると、何のためのICT化なのか?

学校教育のICT化による目への影響に関する議会質問では、もう一つ別の観点も用意しています。
それは、またの機会に・・・


********写真はエキナセア「パリダ」。
エキナセアも手間いらずで毎年咲いてくれる優秀な宿根草ですね。
花弁が垂れ下がるところが特徴です。
80センチくらいにヒョロヒョロ~と伸びて、庭の良いアクセントになっています。


最新の画像もっと見る