本日、臨時議会が開かれ、元議長への議員辞職勧告決議案が賛成多数で可決されました。
TVカメラも含む報道陣が傍聴席にかなり詰めかけていましたが、市民の間で関心は高いのでしょうか?
あくまでも私の肌感覚ですが、意外に怒りの声は少ない気がします。
もう慣れてしまったのか呆れてしまったのか・・・そうだとしたら悲しいことです。
議員29名中、元議長が所属する自民党会派をはじめとする反対者は計8名。
反対討論の要旨を、聞いた範囲で自分なりにまとめると、
「本人は深く反省しているので、最も重い議員辞職勧告は不当」
「政治倫理審査会のあり方が客観性や透明性に欠けていた」
といったところだったと思います。
確かに、政治倫理審査会については、
公開が原則でありながら非公開で行われ、委員以外の議員が審査の状況を知り得なかったその一方で、
なぜかマスコミには情報が漏れていたというお粗末な状態だったことは事実。
それから議員が議員を裁くという難しさも、あらためて浮き彫りになりました。
多くの課題を残した案件だったと思います。
それから自民党会派は討論の中で
「議会内役職(議長や委員長など)を返上し、今後も辞退する」との趣旨を述べていました。
会派として迷惑をかけ続けてきたことについては反省し、一から出直すという決意の表れでしょうか。
まさか(議事録が残る)本会議の中で宣言するとは思わなかったので、少し驚きました。
これでこの問題については一応区切りとなるのかもしれませんが、
市原市議会の試練はこれからです。
ビオラ「エッグタルト」