市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

生徒たちに伝えたかったこと

2015-01-31 | くすり
ひょんなことからご縁があって、
先日、三和中学校の「働く人に聞いてみよう」という授業で講義をしてきました(^.^)



講師は私のほか、パティシエ、デザイナー、美容師、(私の憧れの)レスキュー隊員など、計6名。
私は元病院薬剤師として、主にあまり一般に知られていない病院業務について、実際に処方箋や分包された内服薬、輸液バッグなどを見せながら話をしました。
もちろんこのほかにも、現在も議員の傍ら務めている学校薬剤師についてや、在宅患者への訪問指導や薬局での血糖値測定などについても説明して、まちの薬局が単にクスリを渡すだけの場所ではなく、住民の健康管理ステーションとして重要な役割を果たしていることも、しっかり伝えました。
意外だったのが、多くの生徒たちが学校薬剤師の存在を知らなかったこと。年に何度か授業中にお邪魔して、教室内の明るさや二酸化炭素濃度のチェック、プールなどの水質検査を行っているのですが、誰がどういう目的で行っているのかが子供たちにあまり理解されていなかったことは、ちょっとショックでした(^_^;)。

次に、どんな人が薬剤師に向いているのかというと、
基本的に地味で人の命に直接関わる仕事なので、まあ自己顕示欲が強くていい加減な性格では、ちょっと苦しいかもしれません(笑)。
それからコミュニケーション能力も必要です。
特に病院薬剤師は、医師や看護師など多職種との情報共有や連携が大事です。患者さんも、お年寄りから子供、障害者などいろいろな方がいらっしゃるので、相手に寄り添って接することができる能力が求められますね。
でもまあ、どんな職業にも言えることですが、最終的には本人が薬剤師の仕事に誇りややりがいを持てるかどうか、ですね(^.^)。
いずれにせよ、薬剤師は他の職業に比べて女性も男性も平等に活躍できるし、就職先も病院・薬局・メーカー・公務員など間口がとても広い、素晴らしい専門職だと思います。

最後に、
ではどうして私が薬剤師の仕事をやめて議員になったのか、そのいきさつを簡単に話しました。
息子が重い障害を背負って生まれてきたことで、いろいろな経験やたくさんの出会いがあったことが自分の財産であること。
マイナスの状況もプラス思考で乗り越えられるし、今つらくても苦しくても、必ずその経験が自分の力になる・・・
そんなことを伝えました。
実はこれが一番生徒たちに伝えたかったことなんですよね。

中央の生徒たちは、決して寝ているのではありません(笑)。真剣にメモを取ってます。


不慣れなにわか先生ではありましたが、一生懸命パワーポイントも作って、自分なりにわかりやすく説明したつもりですが・・・。
薬剤師の魅力や人生で大切なことなど、少しでも生徒たちに伝わったかな?

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