市原市議会議員 小沢美佳です

市政や議会の報告、日々の活動や想いを綴ります。
一番身近な地方政治の面白さが、皆さんに伝わりますように・・・

防災訓練 二日目。

2012-09-02 | 防災
昨日に引き続き、防災訓練です。
朝から断続的に雨が降る不安定な天気のなか、中央会場となった八幡東中学校に行ってきました。

最初は、おとなしく来賓席に座って中学生の避難の様子などを見ていたのですが・・・・


しばらくして、来賓席のテントの前を、負傷者であることを示すプレートを首から下げた方が救助者に支えられながら通り過ぎていきました。

「昨年見逃した医療救護訓練・・・。どうしても間近で確かめたい!」

救護所はテントからだいぶ離れていてよく見えなかったので、我慢できずに一人席を飛び出してしまいました(^_^;)。


オレンジ色のベストを着たドクターが、負傷者の様子を確認してどんどんトリアージ(治療や搬送の優先順位を決めること)していきます。


写真の右の黒いシートは死亡、テントの中の赤いシートは緊急の処置が必要な方、左奥の黄色は赤ほどではないが早急の処置を必要とする方、です。


テントの中。


負傷者の応急処置


東日本大震災の時に被災地へ応援に行かれたというドクターにも、いろいろとお話を聞くことができました。
実際のトリアージの現場は、次々と押し寄せる傷病者で大混乱。
トリアージは患者の仕分けというよりはむしろ、大勢の中から緊急度の高い患者を見極めピックアップすることだ、という言葉に深く納得。

また、大災害時には、市内の病院は人的にも設備的にも当然ダメージを受けてしまいます。
災害時医療のポイントは、近隣の病院の体制づくりよりも、一刻も早く医療設備の整った遠隔の病院に搬送するための、輸送能力の確保である、
とのお話は、まさに目から鱗でした。


会場では、このほかにもさまざまな訓練が行われました。

消防団員から布を使った止血の方法を教わっています。


私も保坂議員に止血してもらいました(^_^;)


中学生は消火器の使い方を習いました。











昨年の大震災をきっかけに、自治体が行う防災訓練の方法も徐々に様変わりしています。
単にセレモニーで終わらせず、より実践的に。
そして、一人一人がまず自分の身を自分で守ることができるように。
今回の反省を踏まえて、市原市の防災も進化させなければなりません。

市をあげての二日間にわたる防災訓練でした。関係者の皆さん、市民の皆さん、お疲れ様でした!

皆さんの応援が励みになっています


千葉県市原市ランキング