御霊喰らい・22
私は潤くんの魂に導かれ、来た道を
戻るように進んでゆく・・・。
15分くらい経っただろうか
少し古いアパートのような建物が
見えてくる
潤くんの魂は、そこで止まる
透明「ここ」
潤「・・・はい・・・。」
表札には及川と書かれている・・・。
私は、扉の横にある呼び鈴を
鳴らしてみる
「ピ~ンポ~ン」
・・・・・返事が無い
当然かこんな夜遅くに訪問する
人なんてあまりいないもんなぁ
私はしばらく様子を見ながらもう一度
呼び鈴を押してみる・・・。
「ピ~ンポ~ン」
少しの沈黙の後、扉が少し開く
母親「どちら様ですか」
透明「夜分恐れ入ります
私、潤くんと同じ会社で働いて
おりました透明と申します
仕事で近所まで来ましたので、
潤くんにお線香だけでもあげさせて
いただきたくて訪ねさせていただきました」
母親「・・・・・・・・
私は潤くんの魂に導かれ、来た道を
戻るように進んでゆく・・・。
15分くらい経っただろうか
少し古いアパートのような建物が
見えてくる
潤くんの魂は、そこで止まる
透明「ここ」
潤「・・・はい・・・。」
表札には及川と書かれている・・・。
私は、扉の横にある呼び鈴を
鳴らしてみる
「ピ~ンポ~ン」
・・・・・返事が無い
当然かこんな夜遅くに訪問する
人なんてあまりいないもんなぁ
私はしばらく様子を見ながらもう一度
呼び鈴を押してみる・・・。
「ピ~ンポ~ン」
少しの沈黙の後、扉が少し開く
母親「どちら様ですか」
透明「夜分恐れ入ります
私、潤くんと同じ会社で働いて
おりました透明と申します
仕事で近所まで来ましたので、
潤くんにお線香だけでもあげさせて
いただきたくて訪ねさせていただきました」
母親「・・・・・・・・
・・・・ど、どうぞ・・・。」
透明「し、失礼いたします
透明「し、失礼いたします
(訪ねた側の人間が言うのも何だが
よく入れてくれたなぁ~
やはり潤くんが言うように生に対して
どうでも良くなっているのかもしれん)」
流石に占い師としていきなり訪ねるのは怪しすぎる
と思った私は、道すがら潤くんには勤めていた
会社のことなどを詳しく聞きつつ、先程のスーパーで
手土産を買い、用意周到で及川家を訪れることにした
お仏壇に備えるお菓子を手渡し、奥の部屋にある
潤くんの仏壇に手を合わせる・・・。
潤くんの仏壇の周りには、生前の潤くんの
写真や形見が沢山置かれている・・・。
その横に布団が敷かれているところを見ると
母親はここで寝ているのかもしれない
パッと見たところ、2DKの家の中は
この部屋以外はかなり汚れている
片付けなどをする気力も無いのかもしれない
お母さんは一見しただけでも、気力も体力も薄く
栄養不足が顔に出ている
透明「(確かに潤くんが心配になるのも頷ける・・・。)」
お仏壇に手を合わせ終わると、お母さんが
お茶を入れてくれたので少し話すことに
さて、ここからが難しいぞ
上手く話を紡いで行かなければ・・・。
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
是非ごらんください
https://guardian-jewelry.com/
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うーん先生さすが干支で〇年(たぶん)
副題の『狭間の虚ろ』とは、及川さんのお母さんの心の状態をさすのだろうか
許可をえて成敗したり…と
いろいろやってきましたが、
いよいよ透明先生の真骨頂!
生きている人間に勇気を与え、
新たな一歩を踏み出すお役目。
続きを、心してお待ちします。
透明先生、いつもありがとうございます💕
大好きです💕
こんな時、どんな言葉を掛けてあげたらいいのか思い付かないです。何を言っても表面的になってしまいそうで…。でも人間ってたった一言で立ち直ったりする事もありますよね✨潤くんとの打合せが15分しか取れなかったけど、何とか頑張ってください💪
苦労した分幸せになって欲しいなとは思うけど、なんでさらなる苦労が重なるのか
苦労の分だけ向こうの世界での評価になるとは言うけど、その記憶も世界観もない自分達にとってはこの時代こそが大事なのに、あまりにも不条理でやるせないおもいです
「神様は、乗り越えられる試練しか与えない」
って…
これ、物凄く言われたくないんだよね〜
励ましの気持ちで言ってるのはわかるけど、全然前向きになれない。