こども園整備で意見交換会
魚沼市が守門地区に整備を計画している守門こども園（仮称）の整備等についての地元住民との意見交換会が２月７日、守門開発センターで開催された。
同市では建物の老朽化が進んでいる守門保育園と守門幼稚園を統合し、「守門こども園」として建替えることを計画。昨年６月には現在の保育園と幼稚園を取り壊し、その跡地にこども園を建設、工事期間中は旧上条小学校を仮設園舎として利用することを地元に提起し、大方の了解を得た。
しかし、その後、仮設園舎の改装費に３０００万円ほどかかることや敷地が狭いことなどから、隣接する守門開発センターの機能を組織機構改革により空スペースが生まれる守門庁舎に移し、開発センターを取り壊した跡地にこども園を建設する計画に変更されたことから今年１月には建設計画についての説明会が開かれたが、参加者からは開発センターの取り壊しに反対する意見が多数出されていた。
この日の意見交換会では、前回の説明会で参加者から求められていた資料を示して守門こども園の検討経緯や建設概要、将来推計児童数、解体費・改修費の見込み、守門開発センターの年間所要経費・利用者、守門庁舎の概要などについて説明された。
その後の意見交換では、「守門地域の将来ビジョンを示して欲しい。壊すことばかりで地域の人たちのことを考えていないように感じる」など、前回の説明会同様、開発センターの取り壊しに反対する意見が多数出されたほか、「いつまでも合併前と同じようにはいかない。開発センターの使い良さを庁舎に引き継ぐ方法はあると思う」との意見も聞かれ、園児の保護者からは「今の建物は老朽化しており安全面で不安。２つに分かれている状況もよくないので、早くよい環境を整えてほしい」と早期の建設が望まれていた。
同市では、こども園整備などについて今後とも地元との話し合いを行なっていくことにしている。
