昨年大発生、長松の小黒川
魚沼市長松を流れる小黒川では昨年、ホタルが大発生、地域の人たちの目を大いに楽しませたことから、今年もホタルの舞う季節を迎え「今年もホタルの乱舞を」と地域の期待が高まってきている。
長松集落では、中山間地協定の活動の一環として4年前に集落内に「蛍池」を造り、市内でホタルを育てている人の協力を得たり、集落内で幼虫を育て放流するなど、初夏の夜にホタルが飛び交う集落を目標に活動を行ってきた。
その甲斐あってか、昨年は近年見たことも無いほどの数のホタルが、蛍池下流の小黒川で確認され「活動と発生の因果関係は確定できないが」としがらも関係者を大いに喜ばせた。
今年も6月12日には小黒川にホタルが確認され、日を追うごとにその数が増えてきており、昨年のような光景を楽しみにしている住民の期待が大きくなってきている。
これまで活動を進めてきた蛍の会会長の小幡寅一さんは「大水が出ないことを願っています。ホタルのピークはこの週末以降になるのでは」と今年もホタルに期待をかけているところ。「集落内外の多くの方から鑑賞してもらいたいが、鑑賞する際は、車のウインカーの点滅はホタルを移動させ絶滅させることが心配されるので、車での乗り入れや地域の交通の支障となる駐車などに配慮いただきたい」と話していた。